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河北新報 10月31日(月)6時10分配信
東日本大震災で壊滅的被害を受けた宮城県内産養殖カキの出荷が30日、始まった。この日出荷されたのは宮城県石巻市、塩釜市、松島町、女川町の計6カ所の浜に揚がった生食用約3トン。
石巻市渡波の県漁協石巻湾支所の共同カキ処理場では、午前7時からカキむきが行われた。集まったむき手は150人。前日に水揚げ、浄化処理されたカキをナイフで手際よくむき、ぷっくり太った身を次々と取り出した。
たる詰め作業が終わった後、県漁協幹部や仲買業者が集まってセレモニーを行った。県かき出荷協同組合連合会の内海春寿理事長は「宮城のカキは健在だと、大きな声でアピールしていきたい」とあいさつ。三本締めで復興の一歩を祝った。
昨年まで入札方式だった取引は、生産量が例年の1割程度にまで落ち込むため、事前に値段を決める相対方式で行われた。仲買業者がパック詰めした後、県内を中心に出荷され、早ければ11月1日にも店頭に並ぶ。
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