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産経新聞 12月2日(金)15時9分配信
前大阪府知事の橋下徹氏が初当選し、全国的に注目を集める大阪市役所に対し、市長選翌日から3日間で、市民から意見や問い合わせが約240件に上ったことが2日、分かった。通常より2・5倍以上の件数で、最も多かったのは「市職員の態度が悪い」といった批判。一方で橋下氏への期待が目立ったといい、「市役所をぶっ壊す」としている橋下氏の今月19日の就任を待たず、“改革圧力”が市民から押し寄せている格好だ。
市情報公開室によると、橋下氏の当選翌日の先月28日、市役所に出勤した市職員のインタビューがテレビニュースで流れたが、同日から30日までの3日間で、こうしたニュース映像をめぐって「市職員の態度が悪い」といった批判が69件寄せられた。
ニュースでは選挙結果の感想を問われ「僕が考える民意とは違う」と答えた市職員がおり、この映像を見た橋下氏も「公務員は民意を軽く見ている」と批判していた。
市民らの意見は「選挙結果に従え」といった内容が多く、「公務員が政治活動をしていた」と指摘した橋下氏に同調する意見が多かったという。
このほか、橋下氏に期待を寄せる意見が13件、大阪都構想への期待が14件あり、市政改革に期待感を示す意見も7件あるなど、橋下氏に好意的な意見が多かった。
一方で、橋下氏の市政運営に懸念を示す声も。「市の文化政策が後退するのではないか」との声が7件あったほか、橋下氏が選挙期間中のラジオの討論番組で東日本大震災の被災地のがれきを受け入れる考えを示したことについて、反対する声も19件あった。地下鉄民営化や生活保護、職員の給与改革といった重要施策についての意見も相次いで寄せられた。
市担当者は「問い合わせ窓口にこれほどの反響があったのは今年初めて」と驚いた様子で話した。
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