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産経新聞 3月17日(土)7時55分配信
■課題は原発事故対策
東北6県の企業に震災復興について聞いたところ、8割以上が被災地の復旧・復興を「遅い」と感じ、復興の最大の課題が「原発事故対策」と考えていることが、帝国データバンク仙台支店の実施した意識調査で分かった。
調査は2月17〜29日にかけて東北6県の1354社を対象に実施、616社が回答した。このうち、震災復興のスピードについて、512社(83・1%)が「遅い」と答え、このうち377社(61・2%)は「かなり遅い」と厳しい見方で、「速い」はわずか22社(3・6%)にとどまった。
複数回答で聞いた今後の復興の課題は、原発事故対策が505社(82%)▽被災地域の経済復興政策が460社(74・7%)▽風評被害対策の強化が443社(71・9%)▽災害廃棄物の処理が422社(68・5%)▽被災者に対する雇用・失業対策が366社(59・4%)−の順だった。
昨年10月の同様の調査に比べ、災害廃棄物の処理は21・4ポイント▽風評被害対策の強化は12・9ポイント▽原発事故対策は11・8ポイント−と、それぞれ大幅に増えた。震災から1年、復旧・復興に向けた現状の対策の不十分さがあぶり出された格好だ。
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