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毎日新聞 4月11日(水)10時18分配信
「震災復興道路」として国の整備が進む三陸沿岸道路のうち、「仙塩道路」の4車線化工事の着工式がこのほど、多賀城市八幡の工事予定地であった。復興への寄与が見込まれるとともに、長年の懸案だった「多賀城インターチェンジ(IC)」(仮称)建設も含まれ、産業活性化や近接する国特別史跡・多賀城跡への観光客誘致などへの期待が高まっている。
仙塩道路は、仙台港北IC(仙台市宮城野区)と利府中IC(利府町春日)を結ぶ7・8キロ。97年に暫定2車線で開通したが渋滞などがネックで、震災後も復旧作業に影響していた。工事は、2車線部分が残る約3・7キロの新たな高架橋道路建設と多賀城市南宮地区に予定するICの新設で、昨年度の国の第3次補正予算で整備費35億円が認められ、すでに埋蔵文化財の調査などが始まっている。総事業費は240億円。
着工式には、村井嘉浩県知事や郡和子・復興政務官ら約70人が出席。沿線自治体を代表して菊地健次郎・多賀城市長が「地元の熱意が届いてうれしい。産業振興にも防災にも不可欠の事業で、今後のまちづくりに生かしたい」とあいさつし、関係者が高架橋基礎工事を模したくいを打ち、安全と早期完成を祈った。【渡辺豊】
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