|
河北新報 5月29日(火)13時56分配信
厚生労働省などが29日発表した4月の東北の有効求人倍率(季節調整値)は0.87倍となり、前月から0.08ポイント上昇した。1993年2月に同じ倍率を記録して以来、19年2カ月ぶりの高水準。県別では宮城が前月比0.09ポイント上昇の1.04倍に達し、2007年5月(1.00倍)以来4年11カ月ぶりに1倍台を回復した。
宮城の倍率は、全国の都道府県別では東京都と並んで5番目に高い。岩手、福島両県でも改善傾向が顕著で、東日本大震災からの復旧・復興需要による求人増が雇用環境の改善をけん引している。
宮城以外の5県も全て改善した。県別は高い順に岩手0.95倍(前月比0.14ポイント上昇)、福島0.92倍(0.10ポイント上昇)、山形同(0.07ポイント上昇)、秋田0.69倍(0.06ポイント上昇)、青森0.58倍(0.02ポイント上昇)。
宮城は新規求人倍率(季節調整値)では、0.23ポイント上昇の1.98倍に上り、全国の都道府県でトップ。復旧・復興関連が好調な建設のほか、製造業や小売りなど幅広い業種で求人が増えた。
実際に働いている人の推移を示す雇用保険の被保険者数でも、宮城は64万3152人となり、震災直後の前年同月に比べて5.1%増えた。
公共職業安定所別では、気仙沼22.1%増、石巻15.8%増など、震災後に大きく落ち込んだ沿岸部の回復傾向が鮮明となった。
|