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毎日新聞 6月15日(金)18時9分配信
 「17年の歳月は、こんなにも人を変えてしまうのか」。地下鉄サリン事件などで特別手配されていた菊地直子容疑者(40)と高橋克也容疑者(54)の画像を見た警視庁幹部は、2容疑者のあまりにもの変わり様に驚きを隠せなかった。警視庁が高橋容疑者の画像の公開に踏み切ったのは6日午前。提供されたのは金融機関の防犯カメラがとらえた高橋容疑者の姿と、勤務先の建設会社に提出された証明写真の計3枚の画像。公開型捜査の始まりだった。

 7日には、コンビニエンスストアと勤務先での画像を、8日にはスーパーでキャリーバッグを買う姿を公開した。さらに9日の最近の似顔絵に続き、13日には履歴書や金融機関に提出した払戻請求書を公開。筆跡も情報収集のために公表した。

 画像公開は通常、逮捕状を取得した容疑者を対象としているが、警視庁は08年10月に初めて、振り込め詐欺事件の現金引き出し役などの画像公開に踏み切った。市民から寄せられた情報で、容疑者の特定・逮捕に結びつける実績を上げており、警察庁も全国の警察本部に画像の積極公開を通知している。

 背景には防犯カメラの性能が飛躍的に向上したことと、繁華街や駅などの公共交通機関、金融機関の現金自動受払機(ATM)などへの設置に加え、一般家庭などへの普及が進み、画像入手のチャンスが増えたこともある。捜査幹部は「情報収集に加え、世間の耳目が事件に向けば、容疑者を心理的に追い詰めることになる」とその効果をアピールする。

 高橋容疑者はオウム特別手配容疑者で、すでに顔写真は公開されているが、容貌が大きく変わっていたことから矢継ぎ早の画像公開となった。「千載一遇のチャンス。なんとか、特別手配の最後の1人、高橋容疑者の身柄を確保したい」(警視庁幹部)との判断からだが、公開後に寄せられた情報は全国から約1700件に上り、全国各地で警察官が真偽の確認に当たった。

 警察幹部は「高橋容疑者が10年以上にわたって、川崎市という都会に潜伏し続けてきた。発見できなかった警察の猛省も必要だが、『隣人の目』が希薄な都会だからこそ長期の潜伏が可能だった」と指摘する。そのうえで「今回の画像公開で、少なくとも市民による監視の目が高橋容疑者を追い込んだことは間違いない」と話した。【松本惇】


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