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3月30日3時3分配信 読売新聞
政府・与党は29日、ガソリン税などの暫定税率が4月1日以降、期限切れになった場合、地方自治体に生じる4月分の税収減約600億円について、国の財源で全額補てんする方向で検討に入った。
与野党の対立で暫定税率を維持できない事情を踏まえ、自治体に配慮する必要があると判断した。特例交付金の創設や、地方交付税の増額、臨時の地方債発行を認め、国が償還財源を負担する案などが浮上している。
暫定税率が失効した場合、政府・与党は、暫定税率維持のための租税特別措置法改正案など税制関連法案を4月下旬に衆院で再可決する考えだ。自治体が実際に減収になるのは、軽油引取税などの4月分だけとなる公算が大きい。
財源補てん策のうち、税収減を完全にカバーできるのは、特例交付金を創設して自治体に一括交付する案だ。地方交付税増額だと、東京都や愛知県などの「不交付団体」には交付できず、不公平感が生じる。臨時の地方債について、自治体側には「国が地方債の償還財源を確実に負担するかどうか分からない」といった懸念の声も出ている。
政府・与党は、補てんに充てる国の財源について、赤字国債は避けたい考えだ。自民党内には「特別会計の積立金から『埋蔵金』を見つけて充てるべきだ」との意見も出ている。
一方、国の歳入は、4月末の衆院での再可決を前提とすると、千数百億円減少する。政府は、28日に成立した2008年度予算に基づき、道路整備の計画をまとめるが、事業を絞り込む方針だ。仮に、再可決が遅れた場合には、河川などの整備に充てている建設国債を増発し、道路財源に回す必要に迫られる恐れもある。
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