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3月7日8時2分配信 サンケイスポーツ
【スコッツデール(米アリゾナ州)5日(日本時間6日)】ロイヤルズ・野茂英雄投手(39)が、敵地でのジャイアンツ戦の四回から2番手で登板。3回を3安打3三振で無失点だった。数字をみれば合格だが、バックネット裏から視察した、他球団のスカウト陣は厳しい言葉を連発した。
大きく息を吐きながら、野茂がマウンドからベンチに戻った。ピンチをしのぎ全身汗びっしょりだ。
「低めに気をつけている割には、全体的に球が高かった。(打たれなくて)ラッキーでした」
四回一死。昨季、メジャー14試合出場のエイウーヘニオ・ベイレイズ内野手(25)に右翼線二塁打を許す。二死後、2四死球で満塁。最後はなんとか三飛にとり大量失点を免れた。
この日もセットポジションのみで投げ、3回を3安打無失点。3三振は奪ったものの、2四死球を与えた。計49球でMAX87マイル(約140キロ)を計測した。数字を見れば合格も、野茂にとっては素直に安心してもいられなかった。
他球団の007隊が酷評した。バックネット裏には、最低でも9球団のスカウトが集結したが、そのほとんどが野茂の2イニング目から球速計測をやめた。ジャイアンツのスカウトは「メジャー昇格は無理」。マリナーズのスカウトも「速球が通用しない」とバッサリ。この日の相手・ジ軍は若手中心で、抑えて当たり前、といったムードが充満していた。
「もともとコントロールはいい方ではない。シーズンに入ってもこういう状況(ピンチを招くこと)になる。原因は分からない」
こう話した野茂の次回登板は10日(同11日)の同じくジ軍戦(サプライズ)で、4回の予定。メジャー昇格へ、パイオニアの厳しい試練は続く。
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