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5月13日22時10分配信 読売新聞
【徳陽(中国四川省)=竹内誠一郎、北京=佐伯聡士】中国民政省は13日、中国南西部の四川省ブン県を震源とする地震の死者が1万1921人になったと発表した。(ブンはサンズイに「文」)
四川省地元紙のニュースサイトによると、同省当局者が同日の記者会見で、死者が1万2000人を超え、負傷者が2万6206人に達し、9404人が生き埋めになっていると明らかにした。ただ、国営新華社通信は、同省綿陽市で1万8645人ががれきの下に埋まっていると伝えており、情報が錯そうしている。
中国政府は同日、被災地に兵士と武装警官数万人を派遣したのに加え、民兵約2万人も投入、全国各地から集めた医療専門家によるチーム2000人とともに救援活動を本格化させている。ヘリ18機が出動し、綿陽市などの地区に、食料など物資12・5トンを投下した。だが、降雨のため、当初予定していた落下傘部隊の投入が中止になったほか、各地で道路が寸断されていることから、負傷者の救助や、がれきの撤去などの復旧作業は難航している。
新華社通信は13日、大きな被害が出ている四川省北川チャン族自治県について、「県中心部は一面、廃虚のようだった」と伝えた。雨の中、交通が遮断されているため救援作業が難航を極め、脱出した者は住民3万人の半分にも満たないという。
また、新華社電によると、同省綿竹市では、少なくとも2000人が死亡、1万人以上が負傷した。さらに、4800人ががれきの下に埋まり、三つの村の住民2万人以上と連絡がつかないという。被害に遭った地元の診療所などが機能不全に陥っており、重慶市が派遣した医療チームが半日で1000人以上の治療に当たった。同省徳陽市の病院では、手術が必要な80人以上の重傷者を抱えているが、医療機器と医療スタッフの不足に見舞われている。
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