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6月20日12時3分配信 河北新報
岩手・宮城内陸地震の余震活動は、本震発生から6日目の19日も活発な状態が続いた。気象庁によると、国内で近年起きた大規模地震の中では、規模、回数ともに高い水準にある。今後も強い揺れを感じる余震が発生する可能性が高く、注意を呼び掛けている。
震度1以上の余震は、19日午後9時現在で390回。19日は午前11時34分に岩手県奥州市で震度2を観測するなど、余震が10回あった。14―18日の5日間で、地震規模が大きいマグニチュード(M)4以上の余震は51回を観測した。同じ5日間の比較では、1995年に発生した阪神大震災の43回、07年に起きた能登半島地震の31回を上回っている。
04年の新潟県中越地震では大規模な余震が多発し、本震後5日間で観測したM4以上の余震は88回。うち最大震度6以上が4回、同5以上が9回あった。大きな余震が多かったのは「断層面が複雑だったため」(気象庁地震予知情報課)とみられる。
余震発生のメカニズムは解明されていない点が多いが、東北大地震・噴火予知研究観測センターの海野徳仁教授(地震学)は「今回の地震も震源地一帯の地中構造が複雑なため、エネルギーが本震で完全に開放しきれず、余震が多発している可能性がある」と見る。
仙台管区気象台が18日発表した余震発生確率は、21日までにM5以上50%、M6以上10%だった。通常時、M6以上の揺れが3日以内に発生する確率は0.01%程度で、発生確率は高い水準で推移している。
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