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6月4日16時2分配信 産経新聞
【セントポール(米ミネソタ州)=有元隆志】米大統領選の民主党候補指名争いは3日、米史上初の黒人大統領を目指すバラク・オバマ上院議員(46)の獲得代議員が指名に必要な過半数(2118人)を上回り、約5カ月間に及んだヒラリー・クリントン上院議員(60)との激戦に決着をつけた。オバマ氏は3日夜、ミネソタ州セントポール市内で演説し「私が民主党の大統領候補になる」と述べ、勝利宣言した。クリントン氏は3日は敗北宣言をしなかったものの、CNNテレビによると、副大統領候補になることに前向きの姿勢を示した。
オバマ氏は8月25日から開かれる党大会で正式に民主党の大統領候補に指名された後、11月4日の本選挙で共和党候補に内定したジョン・マケイン上院議員(71)と対決する。
オバマ氏は3日夜の演説のなかで、クリントン氏について「その力強さ、勇気により何百万人の米国人を鼓舞した指導者だ」とたたえた。
CNNテレビ(日本時間4日午後1時5分現在)によると、オバマ氏が獲得した一般・特別代議員数は2156人で、過半数の2118人を一気に上回った。クリントン氏は1922人。予備選最終日で、下院有力者のクライバーン院内幹事ら特別代議員によるオバマ氏支持表明が相次いだ。オバマ氏が過半数に達したことで、これまで態度未定だった特別代議員も党の結束を優先する立場から、さらにオバマ氏支持が相次ぐとみられる。
3日はモンタナ、サウスダコタ両州で最後の予備選が行われた。CNNテレビなどによると、モンタナ州はオバマ氏、サウスダコタ州ではクリントン氏の勝利がそれぞれ確実となった。
オバマ氏はイラク戦争に当初から反対してきたことを強調。「変革」の必要性を訴えたことが、民主党員だけでなく、無党派層にも支持を広げた。初戦のアイオワ州党員集会(1月3日)で勝利したことで勢いを付け、予備選・党員集会が集中した2月5日のスーパーチューズデーをクリントン氏と互角で戦った。その後9連勝して以降、首位の座を守っていた。
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