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9月28日21時20分配信 毎日新聞


中山成彬国土交通相(65)は28日午前、臨時閣議に先立って首相官邸で麻生太郎首相に会い、成田空港の拡張が進まなかった原因を「(地元住民の)ごね得」などとした一連の問題発言の責任を取って辞表を提出し、受理された。麻生首相は、後任に自民党古賀派の金子一義元行革担当相(65)を起用。29日の認証式を経て就任する。内閣発足から5日目の閣僚交代に、野党は首相の任命責任を厳しく追及しており、麻生政権は発足早々、大きな打撃を受けた。

首相は28日夕、中山氏の発言について「甚だ不適切。国民かつ関係していた方々に心からおわびする。必然的に辞めてもらった」と述べ、陳謝した。そして「指名した段階では適任だった」としたうえで「任命責任はあったということだったと思う」と語り、自らの任命責任を認めた。金子氏の起用に関しては「道路特定財源の一般財源化を現実にするために、税に詳しい人を選任した」と述べた。

首相は、迅速に後任を決めたことで事態を収拾し、08年度補正予算成立後の早期解散という戦略を貫きたい意向。しかし野党は「任命責任は重く、辞めて済む話ではない」(民主党の鳩山由紀夫幹事長)などと強く反発している。与党内にも、野党の追及をかわすために代表質問終了直後の衆院解散を求める声が高まっており、首相は補正予算案の取り扱いや解散時期に苦慮することになりそうだ。

中山氏は25日の報道各社のインタビューで「ごね得」のほか、「日本は単一民族国家」「日教組(日本教職員組合)が強いところは学力が低い」などと発言。その後、「ごね得」と「単一民族国家」については撤回したが、日教組については「日本の教育のがんは日教組だ」などと重ねて発言していた。

中山氏から辞表提出を受けた際、首相は「誠に残念だ」と述べたという。辞任理由について、中山氏は28日の記者会見で「私がいることで補正予算案の審議に支障があれば本意でない」と説明した。【西田進一郎】

 金子一義氏(かねこ・かずよし)党中小企業調査会長。行革担当相。建設政務次官。慶応大。衆院岐阜4区。当選7回。65歳。古賀派。

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