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7月7日8時15分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 総務省は6日、インターネットや携帯電話で配信される音楽や映像などのコンテンツの2007年の市場規模が、前年比11.5%増の9772億円だったと発表した。1兆円に迫る水準に膨らんでおり、映画や音楽ソフトなどを含むコンテンツ市場全体の規模が横ばい傾向にあるなかで、通信回線の高速化などによりネット経由でコンテンツを楽しむ人が増えている。

 調査はテレビや映画、ゲーム、音楽、新聞などのコンテンツの流通を(1)ソフトやCDの販売、放送時の広告売り上げなどの一次市場(2)CDやDVDのレンタル、音楽や動画のネットワーク配信、新聞データベースなどの二次市場−に分類して行った。

 07年のコンテンツ市場全体の規模は、前年比0.3%減の11兆4110億円。このうち一次市場はCD販売の低迷や新聞・雑誌広告の落ち込みなどにより、前年比0.9%減の8兆8673億円だった。

 一方、二次市場は1.9%増の2兆5437億円。二次市場を押し上げたのは、パソコン、携帯電話のネット経由でのコンテンツ利用だった。07年実績の9772億円は、03年の5368億円と比べるとほぼ倍増したことになる。

 ネット経由のコンテンツ利用の増加は、通信サービスの高速化など「ネットの利用環境が急速に整備されてきた」(情報通信政策研究所の東川玲主任研究官)ことが最大の理由。携帯の高速化は今後も進むとみられ、08年のネット経由によるコンテンツの市場規模は1兆円を突破したとみられている。

 ネット市場の構成比(金額ベース)は、音楽配信が31.8%、新聞などのデータベース記事配信が21.3%、ゲームソフトが15.2%となっている。

 ただ、ヤフーなどのサイト運営会社やNTTドコモなどの携帯電話会社は、映画やテレビ番組などへの動画配信サービスの提供を強化しており、今後は動画分野の市場規模が拡大すると予想されている。

 有料配信サービスの利用額は、1カ月当たりでパソコン向けが平均1888円、携帯は611円(09年3月時点)だった。パソコン向けでは1本当たりのダウンロードが1000円程度の動画やゲーム配信サービスが普及していることに対して、携帯は200〜300円の音楽配信などの利用が多いことが理由のようだ。

 ネットを経由してさまざまなコンテンツを楽しむ傾向は、今後も強まりそうだ。

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