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産経新聞 7月14日(木)7時57分配信
菅直人首相が“脱原発”を正式に表明した13日の会見。再稼働問題に揺れる九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)や、原子炉の増設計画が凍結された川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の地元からは「また首相に振り回されるのか」など怒りと困惑の声が広がった。
玄海原発再稼働をめぐって菅首相の「ストレステスト(耐性検査)」の一声で、はしごを外された格好の玄海町。岸本英雄町長はテレビで首相の会見を見た後、「菅首相は『私の考えは一貫している』というが、まったく一貫していない」と怒り心頭の様子。「国の方針が脱原発となるなら、町のあり方を議会、町民と考えていかないといけない」と語った。
同町幹部は「再稼働に対する国の姿勢を、再び聞かないといけない」とため息をついた。
佐賀県幹部は「段階的に原発依存度を下げていくというが、スケジュールなどは不明だ」と嘆き、「菅首相は今夏と冬の電力は足りているというが、玄海原発などの再稼働についてどう考えているのか、結局分からなかった。また振り回される感じだ」と語った。
薩摩川内市の岩切秀雄市長は、首相の“脱原発”について「首相の考えが政府としての統一した方針になるのか、現時点では不明。ストレステストにおける国の見解でも、おわびがあったこともあり、市としての見解は申し上げられる状況にない」とのコメントを発表した。
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