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産経新聞 6月4日(月)2時44分配信
オウム真理教元幹部、平田信被告(47)=逮捕監禁などの罪で起訴=が出頭してから半年。菊地直子容疑者が3日、潜伏先で身柄を確保された。逃亡から17年。警視庁築地署捜査本部は捜査態勢の縮小を余儀なくされてきたが、平田被告の出頭で再びオウム事件が関心を呼び、情報提供から菊地容疑者の逮捕にこぎ着けた。
平成7年5月、警視庁に指名手配を受けた菊地容疑者。地下鉄サリン、東京都庁郵便物爆弾、新宿駅青酸ガス…。関わったとされる事件から、警視庁はオウム幹部の中でも重要人物とみて行方を追っていた。
当初、捜査は数十人態勢で進められていた。しかし、時間の経過とともに情報提供も少なくなり、昨年は街頭でその姿を捜す捜査共助課の専従班6人のみに縮小された。
ところが、平田被告が昨年12月31日深夜に突如、警視庁丸の内署に出頭し、数時間後に逮捕されてから状況は一変した。「オウムで最も危険な男」と捜査当局がみていた平田被告の逮捕が呼び水となり、菊地容疑者や特別手配されている高橋克也容疑者(54)の情報提供が激増したのだ。
警察庁は2月、両容疑者の逮捕に結びつく有力情報の提供者に支払う懸賞金を500万円から1千万円に引き上げていた。
そんな中、もたらされたのが、今回の情報だ。関係者が3日朝、東京・霞が関の警視庁本部を訪れ、「菊地に似ている女が2人で相模原市の民家に住んでいる」との情報を寄せた。
菊地容疑者は17年間、どう逃亡していたのか。かくまっていた者がいるのか。菊地容疑者は「男といっしょに2人で暮らしていた」と供述しており、警視庁は菊地容疑者と男の関係についても調べ、菊地容疑者の17年間の足取りを追う。
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