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時事通信 6月10日(日)3時35分配信
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)ユーロ圏諸国は9日、財務相による緊急電話協議を行った。信用不安が広がっているスペインは、資本不足に陥った銀行の自力救済を断念し、ユーロ圏に金融支援を要請する意向を表明。ユーロ圏はこれを受け、最大1000億ユーロ(約10兆円)の支援を速やかに実施する方針で合意した。ギリシャに端を発する債務危機は、経済規模でユーロ圏第4位のスペインにまで波及した。
ユーロ圏の危機支援は、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルに次ぎ4カ国目。ただスペインの場合、銀行の資本増強に限定した小規模の支援にとどまり、国際通貨基金(IMF)を巻き込む財政・銀行の全面支援を仰いだギリシャなどとは一線を画すことになる。このためスペインは、ギリシャが支援と引き換えに課された緊縮策や構造改革は免除される。
支援の前提となる問題行の資産査定は継続中で、ユーロ圏の声明によると、この日の緊急協議では必要額は確定されなかった。スペインは要請額を詰め、近く正式に支援要請する。
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