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産経新聞 7月12日(木)7時55分配信

■中学、保護者連絡に電話使えず

 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、市教育委員会に抗議などの電話が殺到し、4〜10日の7日間で2214件に達していることがわかった。また、男子生徒が通っていた中学校にも抗議電話が相次ぎ、緊急連絡が難しくなっていることから、保護者に学校への重要連絡についてはファクスを利用するよう要請する異例の措置をとった。

 市教委によると、学校側のアンケートに16人の生徒が「男子生徒が自殺の練習をさせられていた」などと答えていたことが発覚した後の今月4日から6日までの3日間で計910件の電話があった。市教委は閉庁日の7、8の両日も電話応対し、この2日間で計384件の電話があった。9日以降はさらにひっきりなしに電話がかかり、9日は550件、10日は370件だった。

 一方、メールは4〜10の7日間で計3776通届いていた。11日以降に届いたものは300通以上に及ぶため、ほとんど開封できていない。

 電話やメールの内容は「きちんと謝罪しろ」「子供の命をどう考えているか」「わが子に置き換えると学校の対応は不安」など、抗議や批判がほとんど。中学生の子供を持つ世代からの電話が多く、7割以上が市外という。5日午後には、市教委学校教育課に、自殺問題への言及はなかったものの「爆弾を仕掛けた」と男の声で電話があり、庁舎にいた市民が一時避難する騒ぎもあった。

 越直美市長が6日、男子へのいじめについて再調査する意向を示したが、その後も「今さら遅い」などとする電話が続いている。

 一方、男子が通っていた中学校でも、同様の内容の電話が相次ぎ、保護者からの緊急連絡がしにくくなっていた。このため、生徒の病欠や、進路相談など保護者と学校側との重要連絡をファクスで行っている。

 学校教育課では電話を9回線使用しているが、職員は対応に追われ、ほかの業務がほとんどできない状態。中には3時間程度話し続ける人もいる。

 同課の担当者は「全回線を使っているときは、ほかの課で対応している。市民らの思いをなるべく聞かせてもらうため、できるだけのことをしていきたい」と話している。

時事通信 7月13日(金)9時59分配信
 12日からの豪雨で大きな被害が出た熊本、大分両県では13日、土砂崩れに巻き込まれるなどした人たちの捜索活動が続いた。熊本県阿蘇市、南阿蘇村、大分県竹田市でこれまでに計19人が死亡。7人が行方不明になっているほか、熊本県高森町では避難所から自宅に戻った女性1人と連絡が取れていない。
 17人が死亡した阿蘇市では、依然5人の安否が不明。増水で捜索が困難な場所があるほか、雨の影響で中断を余儀なくされるなど、捜索活動は難航している。
 同市三久保の土砂崩れ現場では、県警や消防などが重機を使い、前日夜に死亡が確認された一田悦子さん(64)の夫達雄さん(66)と、隣家に住む田中八千代さん(73)を捜索した。車で農業用ハウスの様子を見に出掛けた男性らの行方も分からず、捜索を続けている。
 また、高森町で12日午後、避難所から「自宅を見に行く」と出掛けた同町上色見の女性(81)が13日になっても戻らないという。
 阿蘇市は13日朝、避難勧告の対象を市内全域の1万1134世帯に拡大。南阿蘇村は262世帯への避難指示を継続し、竹田市は全1万564世帯への勧告を続けた。
 3市村によると、計850人以上が小学校などの避難所で一夜を明かした。阿蘇市では13日午前、約850人が中学校などに避難。南阿蘇村でも約180人が病院などに避難した。
 総務省消防庁の13日午前7時までのまとめでは、少なくとも熊本県で71棟、大分県で2棟の住宅が全半壊した。 

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