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時事通信 2月21日(月)1時42分配信
 【カイロ時事】反政府デモが激化しているリビアでは20日も、北東部のベンガジなどでデモ隊と治安部隊の衝突が続き、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、15日に始まった反政府デモでの死者はベンガジだけで200人に達したと報じた。政府当局は体制維持に向け、弾圧を一層強める構えで、情勢は深刻さを増している。
 情報を総合すると、ベンガジでは弾圧の犠牲者の葬儀に集まった群衆に銃撃が加えられるケースが目立ち、19日には機関銃やミサイルも使われた。負傷者は1000人近くに上ったもようだ。
 ベンガジやベイダなどリビアの東部は旧王制支持派の拠点で、最高指導者カダフィ大佐に反対する勢力の影響が強いが、デモは首都トリポリを抱える西部にも広がり始めた。トリポリの東約250キロの都市ミスラタでは数千人がデモを行い、治安部隊との衝突で死傷者が出た。デモではカダフィ大佐の写真が焼かれた。大佐は反政府デモに関し声明などは出していない。
 一方、トリポリ在住者によれば、首都ではカダフィ大佐への支持を表明するグループが目に付く以外、普段と変わった様子はない。
 ベンガジでは政府系のビルや銀行は焼き払われ、暴徒が破壊行為に走るなど町は無法地帯化しているもようだ。ベンガジの住民がロイター通信に語ったところでは、治安部隊は司令センターと呼ばれる市内の建物に籠城し、そこから群衆を狙い撃ちにする「虐殺」を行っているという。ただ、この住民は、市内が司令センターを除いて「解放」されたとも述べた。 

フジテレビ系(FNN) 2月17日(木)6時19分配信
中東で、反政府デモが広がり続けている。40年以上独裁政権が続く北アフリカのリビアでは、15日から16日にかけて反政府デモが行われ、デモ隊と警察が衝突し、14人が負傷した。
リビア北東部のベンガジでは、15日夜から16日にかけて、人権活動家の拘束に抗議した数百人のデモ隊と、警察や政府支持者が衝突し、現地当局者によると、14人が負傷した。
リビアでは40年以上にわたり、最高指導者・カダフィ大佐の独裁政権が続いているが、独裁政権が崩壊したエジプトとチュニジアに挟まれるリビアに、両国の反政府デモが飛び火した形。
インターネットを通じて、17日もデモが呼びかけられており、緊張が高まっている。
一方、これまでに2人が死亡しているペルシャ湾岸のバーレーンでは、16日も3日連続で民主化を求めたデモが行われ、参加者は、デモの象徴になっている「真珠広場」で座り込みを続け、ハリファ首相の辞任を要求した。
また、イエメンの首都サヌアでは、反政府デモが6日目の16日も、数千人がデモに参加し、警官隊と衝突した。
南部アデンでは、衝突でデモ参加者2人が死亡している。

産経新聞 2月16日(水)10時54分配信
 【ワシントン=犬塚陽介】クリントン米国務長官は15日、ワシントン市内で演説し、インターネットへの「接続の自由」は、表現や集会の自由に共通する基本的な人権の一つとの考えを示し、規制を続ける中国やイランなどを批判した上で、政治、経済の両面からネット弾圧の継続を「長期的に持続させることは困難だろう」と警告した。

 クリントン長官はインターネットが「21世紀の公共空間」になっていると指摘し、中国は「政府が内容を検閲している」と述べ、特定語句の検索を「エラーページに誘導している」と批判した。

 一方で、中国は「ネット検閲と経済成長の両立」を成し遂げているように見えるが、ネット検閲は長期的には経済の「成長と発展を抑制する」と指摘。同様の規制を敷くミャンマーやキューバ、ベトナム、イランなども含め、長期的には抑圧の停止か経済発展の喪失という「独裁者のジレンマに直面するだろう」と警告した。

 クリントン長官は、現在20億人のネット利用者が、今後20年で70億人に達すると予測。米国は「接続の自由」を守り抑圧と戦うことを優先的な外交政策にしており、今後の世界が直面する課題として(1)ネットの自由と安全保障の兼ね合い(2)情報の透明性の確保と機密の維持(3)表現の自由を保護しながら、挑発的な表現を控える礼儀正しいふるまい−を挙げた。

 クリントン長官は昨年1月にもネットの自由について演説し、アクセス制限など利用者の基本的な権利を侵害する中国は「次の世紀の進歩から自身を遮断する危険を犯している」と警告していた。

毎日新聞 2月12日(土)11時43分配信

【カイロ鵜塚健】「私たちは生まれ変わった」「エジプトは自由だ」。ムバラク大統領の辞任が発表された11日午後6時過ぎ、デモの中心であるカイロのタハリール広場では辞任情報が携帯メールでまたたく間に広がり、広場は地鳴りのような歓喜の声に包まれた。思想信条、階層も関係なく見知らぬ同士が抱き合い、喜びのあまり泣き崩れる人もいる。ネットや携帯でつながった「ゆるやかな連帯」が独裁体制を打ち倒す、新しい民衆革命の姿がそこにはあった。

 イスラム教の休日である11日は同広場でも金曜礼拝があり、朝から多くの市民がつめかけた。夕日が傾いてもその数は減らない。あたりが暗くなったころ大統領の進退に関する声明が出るとのうわさが流れ、デモ参加者は携帯電話で受信したテレビニュースの映像やメールをのぞき込む。

 「辞任したぞ」。スレイマン副大統領の声明発表の映像を映す携帯を幾重もの人の輪が取り囲む。「ファラオ(エジプト王、独裁者)は倒された」。「生まれて初めて自由を感じた」。人々は喜びを爆発させた。あちこちで太鼓や笛が鳴り出した。大小無数の3色の国旗がはためく。

 ネットや携帯メールで辞任を自宅で知った市民も広場に駆けつける。ナイル川にかかる橋は人であふれかえった。広場入り口では若者らが「エジプト、エジプト」と声をかけ市民を迎え入れる。顔に国旗のペイントをした子供も多い。「今日を一生忘れないために家族で来た」と電器店経営、アハドさん(47)は声を弾ませる。

 西洋的な最新ファッションの女性から、ニカブ(目だけ露出したかぶりもの)を着用したイスラム教を重んじる保守的な女性まで、広場に集まった人は実に多種多様だ。あちこちで若者が何か叫び出すと、中高年たちが耳を傾け笑顔で声援を送る。それをカップルや家族連れが見守る。

 けが人を無償で治療した医師や看護師のボランティア、泊まり込みのデモ参加者のために食べ物を差し入れ、掃除を買って出た市民。参加者は互助会まで作り18日間の戦いを耐え抜いた。大規模な流血もなく市民の多様な連帯で成し遂げられたさわやかな政変劇を、白色をイメージし「ホワイト革命」と欧米では呼び始めている。

 「エジプト人よ、胸を張ろう」「エジプトを再建しよう」。あちこちで掲げられたスローガンが明日への希望を表している。デモに毎日のように参加したカイロの金融関連会社勤務、ムハマド・モクシさん(35)は「何度も波があり、ジェットコースターのような18日間だった。でも未来を信じてよかった」と話す。その笑顔に疲れは見えない。

時事通信 1月29日(土)6時38分配信
 【カイロ時事】ムバラク大統領の退陣を要求して4日連続で大規模な反政府デモが起きたエジプトでは28日夜、カイロなど3都市に夜間外出禁止令が出された後も、デモ隊による抗議行動が続いた。AFP通信によると、カイロやスエズなどで同日発生した抗議行動で少なくとも20人が死亡、数百人が負傷した。
 民衆デモで政権が崩壊したチュニジア政変が波及する形となったエジプトでの抗議行動は激しさを増しており、収拾する気配は見せていない。カイロ市街には警官隊だけでなく、装甲車や軍用ヘリコプターなどが出動し、騒然とした雰囲気に包まれている。
 一方、野党、新ワフド党の幹部バダウィ氏は同日、「移行政府を樹立し、新たに議会選挙を実施する時だ」と訴える声明を出した。
 カイロでは同日夜、与党・国民民主党(NDP)本部で火災が発生。英BBC放送によると、外務省やテレビ局が入居するビルなどもデモ隊に取り囲まれている。 


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