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毎日新聞 6月16日(木)10時39分配信

 ◇青葉、太白、泉区の一部
 仙台市は15日、青葉、太白、泉3区のうち、東日本大震災で地盤が緩んだ場所に住む世帯に16日以降、避難勧告をすると発表した。事前説明会後に勧告するため、対象世帯は来週末までに110世帯前後になり、その後を含めると最大で161世帯になる見込み。被災地で梅雨の降雨を警戒して避難勧告が出されるのは初めて。
 対象世帯の多くは造成後約30年以上たった丘陵地にあるという。市は移転先として仮設住宅を準備する。市都市整備局は「地盤強化や改修を終えるまで入居期間が半年から1年にわたることもありうる」としている。【平元英治】

毎日新聞 6月12日(日)12時24分配信

 ◇復興へ和太鼓演奏会、悲しみこらえ力強く 津波で1人親失う石巻・梶原真奈美さん
 東日本大震災から3カ月を迎えた11日、石巻市日和が丘2の鹿島御児神社で、津波による犠牲者を弔い、復興を願う和太鼓の演奏会が開かれた。奏者の中に大津波に1人親の母を奪われた梶原真奈美さん(8)=同市八幡町=の姿があった。祖母や親族が見守る中、「天国のママに届くように」とたたいた太鼓は、力強く響いた。【宇多川はるか】
 真奈美さんは、母希久美さん(当時37歳)、祖母精子さん(60)と暮らしていた。希久美さんは仕事を掛け持って女手一つで真奈美さんを育ててきた。家を空けがちの希久美さんが、真奈美さんと過ごす時間を少しでも増やそうと昨年から始めたのが和太鼓だった。真奈美さんも熱中し、親子での共演を夢にまで見ていたという。
 だが、3月11日の大津波で希久美さんは亡くなった。真奈美さんは母の死を知った後、「泣いたらおばあちゃんが悲しくなっちゃうから泣かない」と取り乱さなかったというが、大好きだった海は大嫌いになった。
 真奈美さんがばちを再び握ったのは4月。懸命に練習に励む真奈美さんを見守った希久美さんの弟、裕也さん(29)は「心には大きな穴が開いていると思うけど、太鼓をたたくと母と一緒にいるような感じがするのかな」と思ったという。
 真奈美さんは現在、津波被害を受けた自宅の2階で精子さんと裕也さん親子3人と暮らす。裕也さんは「自分の娘として」真奈美さんを育てていくつもりで「姉のように強い人に育ってほしい」と願う。精子さんの思いは「母親がいなくても、何にも恥ずかしいことじゃない。自信を持って生きていってほしい」。
 11日、真奈美さんは髪を結い上げてねじり鉢巻きを頭に巻き、メンバー約15人と共に約10分間、力強く太鼓をたたいた。「セイッ」と威勢のいいかけ声を上げる真奈美さんの姿に、精子さんは涙をこらえきれなかった。真奈美さんは演奏後、はにかみながら話した。「大人になるまで太鼓をやりたい」
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 ◇震災遺児の歩み応援
 東日本大震災で保護者を亡くした震災遺児は、多数いると見られています。毎日新聞仙台支局は、本社の復興支援活動の拠点となる「東日本大震災復興支援総局」と連携し、「3・11」後を生きる遺児たちの歩みを応援していきます。その姿を随時紹介しながら、遺児たちが直面する課題も積極的に取り上げていきます。
仙台支局
東日本大震災復興支援総局

6月12日朝刊

毎日新聞 6月11日(土)13時2分配信

岩手県陸前高田市の上長部(かみおさべ)地区で強い腐敗臭が漂う中、仮設住宅の建設が進んでいる。無数のハエも飛び交い、入居を希望している被災者から「においはいつまで続くのだろう」「ハエを抑えられないのか」と不安を訴える声が上がっている。

 上長部地区では60戸あった民家のうち約40戸が津波で流された。水産加工会社の冷蔵庫も破壊され、千数百トンのサンマやサケが約1キロにわたり流出。気温の上昇にともない腐敗臭が深刻化した。がれき撤去作業が進む平日は、重機を動かすたびに大量のハエが舞い上がる。ハエは体長2センチ余りと大型で、避難所や仮設住宅がある市立長部小学校や近隣の民家にも飛び交う。

 建設中の仮設住宅は海から約2・5キロ離れ、41世帯が入居予定。海風が強烈なにおいを運び、付近にハエが飛び交う。近くに住む女性は「今は洗濯物を外に干しているが、昨年の夏のような暑さだと、においが気になり、外に干せないかもしれない」と話す。

 市水産課によると、4月中旬〜5月初旬、1日平均100人以上のボランティアらが散乱した魚を回収。県などと連携し、殺虫剤や防臭剤の散布も実施した。しかし倒壊寸前の建物やがれきの下には水産品が潜り込んだまま。においやハエの問題を解消するめどはたっていない。

 長部地区コミュニティーセンターに避難している村上修一さん(61)は「自宅が流されて住む所がないから、自分たちは弱い。我慢すればいいのかもしれないが、仮設住宅は2年もしくはそれ以上住むところ。感染症などの心配もあるので真夏を迎える前に何とかしてほしい」と不安を口にする。市建設課の担当者は「仮設住宅に限定せず、地区全体の問題として対策を講じないといけない」と話している。【金秀蓮】

河北新報 6月12日(日)6時13分配信

 1978年の宮城県沖地震から12日で33年になる。近い将来に「次」が発生するとされていた中で、東日本大震災は起きた。繰り返す自然災害に備え、一人一人が減災への誓いを新たにする節目となる。
 宮城県沖地震は78年6月12日午後5時14分、金華山沖60キロ、深さ40キロで発生。マグニチュード(M)は7.4。仙台や石巻で当時の基準で震度5を観測。宮城、福島の両県で28人が死亡した。
 想定されていた宮城県沖地震と今回の震災との関連は、専門家が究明を急いでいる。周期性が確認されていた「次」がいつ発生するのかについては、研究者の間で見解が分かれており、詳しい解明はこれからだ。
 宮城県危機対策課は「宮城県沖地震については、政府の地震調査委員会の評価を待ちたい」とする一方、「地震、災害対策は万全を期す」と話す。

河北新報 6月11日(土)6時13分配信

 仙台市災害対策本部は10日、東日本大震災の行方不明者を51人と発表した。死者は704人。
 市はこれまで、行方不明者を180人としていたが、(1)死亡が確認された人(2)住民登録しているが死亡と判断できない所在未確認者60人(3)住民登録していない人―を除いた。宮城県や警察庁の集計にはまだ反映されていない。
 市区政課は「住民登録している市民のうち、震災が原因で所在不明となり、かつ死亡の可能性が高い人を行方不明者と定義した」と説明した。
 市はまた、法務省の通知に基づいて13日から、行方不明者の親族を対象に死亡診断書や死体検案書がない場合でも死亡届を受け付ける。
 受付場所は各区役所と総合支所の戸籍住民課(秋保総合支所は税務住民課)。(1)受付窓口にある申述書(2)行方不明になった場所を管轄する警察署が発行する「届出・未発見事実証明」(3)届け出人の印鑑―が必要となる。

◎行方不明4913人「実数より多い」/宮城県警本部長

 宮城県警の竹内直人本部長は10日の記者会見で、4913人(10日現在)とされている県内の行方不明者について「実数より多いと思われる。自治体と突き合わせ、正確な数を出したい」との考えを示した。
 県警の行方不明者相談ダイヤルには、約7万1000人の相談が寄せられた。1人について何件も相談が寄せられたり、生存が確認されたのに連絡が来なかったりするケースも少なくない。
 自治体も震災対応に追われ、住民の安否確認作業が遅れている。石巻市では4月4日以降、不明者が2770人のまま更新できない状態となっている。
 竹内本部長は「がれき撤去が進んでいない場所からは、遺体が見つかる可能性がある。自治体と意思疎通を図って捜索に当たりたい」と強調した。


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