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杉村昌昭・長原豊「自由の新たな空間とは何か」『情況』2007年7・8月号
…フランス知識人の右傾化:68年の思想(フーコー、ガタリ)が80年代に68年否定という形で右派に
 よって体系的に組織化されていった(ディディエ・エリボン「保守革命」説)
 ガタリの経歴:フランス共産党異端派として出発、アルジェリア戦争に批判的
        ラボルド精神病院勤務
        …制度論的精神療法…トロツキズムの異端POUM(トスケルら)に起源
         マオイストの幹部ロベール・リナールと娘ヴィルジニーが通院
 1981 ミッテラン政権…ガタリは期待、まもなく失望
 →1985 『自由の新たな空間』
 …三極構造論=『<帝国>』の先駆
  コモン(<共>):公的=私的なもの
  革命は68年から始まった:革命運動の堅苦しさからの解放(左翼運動の脱領土化)、
              行動委員会、諸種のマイノリティーの顕在化
  →68年の中から何を再活用するのか
   むしろ68年世代でその後の政権に加担した連中がネオリベを準備
  →全てを発明し直さなければならない/発明し直す権利を持っている
  資本主義批判と社会主義批判←全体主義論
  →社会主義批判を人権運動として右派が回収(サルコジなど)
 1986 ガタリ&ネグリ『冬の時代(闘争機械)』
 (望月:『自由の新たな空間』と『闘争機械』は同一書か?この対談からは不明)
 …ネオリベ・グローバル化批判、運動の総括
  革命の再開としての68年…日本との文脈のズレに注意
  最近のネグリの相対化に有益
   ←ガタリが議論をリード(自分の政治的経歴を明示的に語らない。『資本論』の読み込み
    →資本を一挙につかんで、内在的に批判…内在的であると同時に、そこでの記述の臨界に、
    資本の非合理性が、資本のいわゆる合理性そのものとして、ぬっと出現するという形で、
    資本を解明)
 ガタリ『分子革命』:ネグリ・ハートの『<帝国>』の基本的な形が殆ど書かれている
           (統合された世界資本主義)。
           ドゥルーズとの二共著(ガタリ主導、しっかりと首根っこをつかんでドゥ
           ルーズを導く)後の本→彼の厄介な分析装置は既に完成→ガタリ固有の用
           語を押さえないと、情動的な読みになってしまう(偉い先生が市場を意識
           した読み方を、真に受けるな)。
 68年(←1945〜55年)がどのような形で簒奪・回収されていったかの再検討
 リトルネロ(発明の繰り返し、差異を生産する反復過程への欲望)の重要性
望月:分かりにくいが、言わんとすることは分かる。笑いを誘う記述も多い。

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本人補足:両氏は、右に利用される可能性を自覚しつつ、左の側からの社会主義批判の重要性を強調する。

2007/9/18(火) 午後 2:34 [ a99*90*d ]

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本人補足:同誌は今村仁司追悼特集をも組んでいる。

2007/9/18(火) 午後 2:35 [ a99*90*d ]


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