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従軍慰安婦の徴集方法について、この問題に関する基本文献である吉見義明『従軍慰安婦』(岩波新書、1995年)は、以下のように述べている。「慰安婦の集め方には、二通りあった。第一は、派遣軍が、占領地で慰安婦にする女性を自分で集める方法である。第二は、日本・朝鮮・台湾での徴集である」(41頁)。第二の方法には二つのやり方があり、「ひとつは、戦地に派遣された軍が、自分で選定した担当者または業者を日本・朝鮮・台湾に送りこみ、慰安婦を集めるやり方である」。「もうひとつは、派遣軍からの要請を受けて、日本の内地部隊や台湾軍・朝鮮軍が業者を選定し、その業者が慰安婦を集めるやり方である」(42頁)。「いずれにせよ、憲兵や警察が表にでることはなかった。しかし、憲兵・警察は業者を支援し、ある場合には業者と連携して慰安婦を集めたことはまちがいない。何より、どちらの場合も、慰安婦を集める場合は、業者は軍または在外公館(領事館)が発行する許可証、または警察の正規の証明書を必ずもっていなければならなかったのである」(42〜43頁)。
このように、慰安婦の強制連行は本書では否定されている。ただし、このように業者が軍と密接な関係にあった以上は、「朝鮮からの徴集でもっとも多いのは、だまされて連れて行かれたケースだった」(92頁)という場合に、その主体が業者であっても、日本政府の管理責任が問われる。また、植民地支配のもとで、朝鮮・台湾側にこうした公権力からの要請を断る権限があったとは言い難いため、民間人による強引な連行であっても、日本政府の管理責任は否定できないのである。他方、第一の方法つまり占領地域については同様の事態に加え、軍による強制連行と一定期間の監禁輪姦なども行われたことが明らかになっており(113〜127頁)、戦後裁判で裁かれ、日本政府もその判決を受諾している(192頁)。この場合、強姦と一定期間の監禁輪姦と慰安所は厳密な線引きが難しく、むしろ戦時性暴力として一体的にとらえる方が適切である。さらに、日本軍が不法を知りながら黙認していた例や、慰安所内部での強制の事例も本書には掲載されている。
以上から、本書は慰安婦全体が強制連行によるものとは全く書いていないが、一部に戦時性暴力としての強制連行も見られたこと、強制連行ではなくとも強制性・違法性はあったことを堅実に実証している。そして、上記の記述と河野談話は、実は全く矛盾しないのである。本書が15年以上前に書かれた本であり、基本的な文献であることを考えると、従軍慰安婦制度の違法性や河野談話を否定する論者の問題性がわかる。彼らは無知なのか、日本語を理解できないのか、あるいは政治的意図により虚偽を平気で説けるのか、いずれであろうか。
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別人だったらごめんなさい。 SORAとやり合った者ですがアマゾンに私の個人情報を流したら全コメントが削除されました。
SORAとやり合った一人でしたらご連絡ください。
2014/7/10(木) 午前 10:46 [ 和田 ]
本人補足:モチヅキです。おっしゃる通り、SORAとやり合った者です。ご安心いただきたいのですが、さすがにSORAがあそこまで明確な虚偽を繰り返したため、アマゾンに強く現状を報告して削除を要請した結果、ああなりました。まあ私たちのコメントまで消されると、あたかも同列に扱われた気がして気分は良くないですが(笑)、もともと私はあのコメント欄が誹謗中傷の場になっていることに嫌気がさしていたので、消されてもかまいませんよ(笑)。むしろさっさと消してくれていたら、お互いあんなにくだらない議論に巻き込まれずに済んだのだから、まあまともなものに戻ったということです。
2014/7/10(木) 午後 8:08 [ a99*90*d ]
本人補足(続き):だいたい南京事件の定義についても平気で虚偽を言うし、「コメントが後から改竄されていないか、第三者の皆様は日付にお気をつけ下さい」という私の発言を歪曲して「コメントを改竄している」などと決めつけ、私ら二人を根拠もなく同一人物とみなすような人間ですから、まともな議論などできません。それはさすがにアマゾンも捨て置けないでしょう。明らかに本と関係のない人格攻撃ですしね。
2014/7/10(木) 午後 8:13 [ a99*90*d ]
本人補足(続き):なお、これはSORAと同列になってしまうのであまり言いたくないのですが、あのSORAは、あの稀有な(笑)民族差別的南京事件否定論といい、ウィキペディアをコピペする手口やしかもその内容すら理解できないという日本語能力といい、わざわざ2つのHNや改竄にこだわる点といい、登場の時期といい、たぶん以前に私のレビューに誹謗コメントを書いてきたレビュアー(といってもレビューではなく作者への人格攻撃なのですが)と同一人物ではないかと私は見ています。だからこそ私たちを同一人物だという発想を思い付き、卑劣なキャンペーンをはったのでしょう。 なお、別のレビューでまだそうした発想から卑劣なキャンペーンをはろうとしていますが、アマゾンに削除要請をしていますし、これはさすがに通るでしょう。そもそも和田さんはそこに書き込んでもいないわけで、ただの人格攻撃にすぎませんし、たぶんこれで書き込みをしようものなら、「ほら同一人物だ」というキャンペーンをはる気なのでしょう(笑)。つくづく卑劣だなと思いますが。
2014/7/10(木) 午後 8:23 [ a99*90*d ]
本人補足:このやり取りの後、再び卑劣なネット右翼が同様の誹謗を繰り返したために、私は「この卑劣な人間をきちんと書き込み停止にできないなら、 喧嘩両成敗のようにすべてを消さず、私たちの正当な書き込みのみは残し、この卑劣な行為の痕跡を後に残せ」と要求しましたが、やはり判断能力のないネット管理人に無視されたことを書き残しておきます。書き込み停止措置もとらなかった点からしても、これは事実上ネット管理人がこうした卑劣な行為を野放しにしているのと同様です。
2017/10/2(月) 午後 9:00 [ a99*90*d ]