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ケチャダンスは、バリ古来の土着宗教である太陽崇拝と、 海から魔物が上がってこないように祈る儀式を観賞芸能に発展させたもので、 『ラーマヤナ物語』が取り入れられ、創作された舞踊劇です。(栞より) 円陣を組んでいる男性達は ケチャダンスの要。 物語の流れと臨場感を 劇中の背景で表現するダンサーさん。 僧侶によって聖水が掛けられ お清めの儀式が終わると 正面に写ったマスターらしきお方による 口上風の唄い出しで幕が上がる。 楽器による音楽は何一つ使われず 全て、彼らの発する音とリズムの 合唱で進行していく舞踊劇は、 のっけから熱気と力強さでムンムン。 神様の遣いとされる サルの声を模した チャッチャッチャッ♪の掛け声が パートごとに幾重にも重なると・・ ケチャケチャケチャ♪と聴こえ その躍動で場内は一体となって 観客は引き込まれていく。 ムーォー♪ 不協和音のハミングで包まれた円陣の中へ、 陰謀によって14年間、森に追放されていた若い王子ラマとお妃シータ、弟のラクサマナが登場。 森の中で、王子とお妃が愛し合う舞。 セリフが無い分、指先の表情や視線にも力が込もってます。 お妃の美しさに心を奪われた魔王ラワナの企てで、王子は黄金の鹿を捕まえる為に 妻と弟のもとを離れる事に。 黄金の鹿を射る弓を弟が渡すシーン。 黄金の鹿は、魔王の化身。 お妃はこの魔物に魔法を掛けられ 黄金の鹿を捕らえて欲しいと 王子に懇願する。 愛する妻の頼みを承知した王子は 留守中の妻の安全を弟に託し 鹿狩りに出る事になる。 弟は鹿が魔王の化身と知りつつ 仕方なく弓を用意して兄を送り出す。 お妃のシータを王子と弟から なんとか引き離そうとする魔王が すべて仕組んだことです。 王子は結局 鹿を捕らえることができず・・ と、こんなあらすじが 日本語で書いてあるしおりを 席に着くときに手渡されます。 判るのですね。日本人だって(笑) ある日お妃は、王子の助けを求める 叫び声を聞いたような気がして 弟に様子を見に行くよう言いつける。 弟は兄からお妃の身の安全を 託されていたので、離れる事を拒む。 お妃は、言いつけを拒否する弟に 兄を見殺しにして自分と 結婚したいのだろうと、勘ぐる。 弟はお妃の言葉に怒り 身の潔白を証明する為に 兄を見に行く決意をする。 ちょっとドロドロした感じが 表情から読み取れますかね^^ それで弟は、 お妃の周囲に火の輪で 安全のおまじないを掛けて この火の輪から出ないようにと 言い残して出掛けて行くのです。 魔王ラワナ登場。 企て通り一人取り残された美しい人妻をこのチャンスにさらって行きたい。 でも、火の輪があるので近づきたくても近寄れない。 ラワナは魔法を使ってお妃を 火の輪の外に出す事に成功し、逃げ惑うお妃を追い詰め・・ それを見ていた鳥の王者ジャタユが空からやって来て、お妃を助けようとしたけれど・・ 魔王の力には及ばず殺されてしまいます。 とうとうお妃は魔王に 捕らえられてしまいます。 罠だと気付くのが 遅かった。 悲しみにくれるお妃。 手中に収めた喜びを 鼓舞する魔王の 勝ち誇った舞。 お妃は魔王の国へ連れ去られて しまうのですね。 ダンサー達は 燃え盛る火の輪です。 一際ダイナミックな動きと 高らかな声でチャッチャッ。 劇中前半の山場です。 暮れていく海を背景にした アリーナ席は満杯。 私の観ていたお席は 海を背にした臨時席で 対面左隅にあたるその場所は 役者さんの後姿や横顔を 観ている時間が多かった^^ それでも、観客の皆さんまで 一望できる場所に置かれた 平席最前列に腰掛けて観る ケチャダンスは、 臨場感たっぷりでした。 目の前に上半身裸の 男性がズラリ(^^)v おまけに・・ 汗の滲み具合まで観賞できて 迫力満点♪ お妃と魔王が姿を消すと・・ 次の場面に展開するまでダンサー達だけの舞踊が暫く続きます。 |
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