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物語が中盤に差し掛かる頃ともなると、ダンサー達の熱った身体は艶を帯び始めます。 私の座っていたお席の目の前に居たお方で、終始視界の中に居たダンサーさんです。 背中の模様もさることながら・・ 動きのひとつひとつに一生懸命さが際立っていて 吸い寄せられるオーラを放っておいででした^^ 俳優さんみたいなルックスです♪ 魔王の姪、トゥリジャタ登場。 囚われの身となった お妃の世話係に付き、 嘆き悲しむお妃を慰め 元気付ける役どころです。 お妃が捕われたと知った王子は 白猿のハノマンに お妃を見つけ出すよう依頼します。 トゥリジャタと共に過ごすお妃を 見つけ出したハノマンが お妃の前に現れると・・ 魔王が今度は猿に化けて 近づいてきたのかと疑れてしまいます。 ハノマンは王子から預かった 指輪を差し出して事の顛末を伝え、 お妃の無事を王子に知らせる為に 髪飾りを預かるのですが・・ 魔王の国を去る前にひと暴れ。 そしてまたハノマンも 捕らえられてしまいます。 と、まぁ、詳しいあらすじを 先に書いてしまいましたが、 登場人物のキャラクターは 見るからに・・で判り易いです^^ 昔、ウブドゥで観たケチャは 合唱のみの原始的なもので 演者がトランス状態に入り込んで 失神者が出るほどの儀式的な霊力に びっくりさせられましたが・・ 雄大なロケーションの下 繰り広げられるケチャダンスは エンタメ的なユーモアも取り入れられ 観客席へ飛び込むキャラもありで それもまた面白かったです。 若い人にちらほら見られた 背中のボディアートも ファッションの一部なのでしょうね。 入れるのは痛そうだから 男気の強いお方達でしょうかね? この彼は、日本人女子の名前入り。 達筆でない彫りが・・浮いていて 後から付け足したものかと^^ タトゥーを間近で見るのは初めてで、拝見^^ この方は動きも大きく汗びっしょり。 図柄には男のロマンが描かれているのでしょうね〜。 私ったら・・何処見ているんだか^^ 彼らが見ているのは、物陰から覗くハノマンの様子です。 待ち受ける魔王の国の魔物たちのもとへ飛び出して、大暴れのチャンスを窺ってます。 賑やかに大暴れした後、捕らえられて僧侶から呪いを掛けられるハノマンです。 火あぶりの刑に掛けられ・・ 焼き殺されそうに。 海からの潮風に煽られて勢いを増す炎。 火種がコロコロとそこいらに転がってワー、キャー騒然。 火から逃れたハノマンを待ち受けていたラククサ(魔物)。フラッシュ撮影はフードを外さねばです^^ ハノマンと魔王の国に到着した王子、魔王の息子達との間で激しい戦いが繰り広げられ ダンサーは善の軍団、悪の軍団と半分に分かれ、物語りの佳境を表現。 ハノマンのおどけた猿的パフォーマンスは、観客の笑いを誘います^^ 中央では王子が魔王の息子を倒して戦いは終わり、お妃を取り戻してめでたし、めでたし。 ケチャダンス終了後、演者の皆さんとの記念撮影タイムがあって広場はもみくちゃ♪ アリーナ席からの眺めはどんなものだか、最後に見渡して・・ ウルワツの幕は降りました。 |
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2010年04月16日
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ケチャダンスは、バリ古来の土着宗教である太陽崇拝と、 海から魔物が上がってこないように祈る儀式を観賞芸能に発展させたもので、 『ラーマヤナ物語』が取り入れられ、創作された舞踊劇です。(栞より) 円陣を組んでいる男性達は ケチャダンスの要。 物語の流れと臨場感を 劇中の背景で表現するダンサーさん。 僧侶によって聖水が掛けられ お清めの儀式が終わると 正面に写ったマスターらしきお方による 口上風の唄い出しで幕が上がる。 楽器による音楽は何一つ使われず 全て、彼らの発する音とリズムの 合唱で進行していく舞踊劇は、 のっけから熱気と力強さでムンムン。 神様の遣いとされる サルの声を模した チャッチャッチャッ♪の掛け声が パートごとに幾重にも重なると・・ ケチャケチャケチャ♪と聴こえ その躍動で場内は一体となって 観客は引き込まれていく。 ムーォー♪ 不協和音のハミングで包まれた円陣の中へ、 陰謀によって14年間、森に追放されていた若い王子ラマとお妃シータ、弟のラクサマナが登場。 森の中で、王子とお妃が愛し合う舞。 セリフが無い分、指先の表情や視線にも力が込もってます。 お妃の美しさに心を奪われた魔王ラワナの企てで、王子は黄金の鹿を捕まえる為に 妻と弟のもとを離れる事に。 黄金の鹿を射る弓を弟が渡すシーン。 黄金の鹿は、魔王の化身。 お妃はこの魔物に魔法を掛けられ 黄金の鹿を捕らえて欲しいと 王子に懇願する。 愛する妻の頼みを承知した王子は 留守中の妻の安全を弟に託し 鹿狩りに出る事になる。 弟は鹿が魔王の化身と知りつつ 仕方なく弓を用意して兄を送り出す。 お妃のシータを王子と弟から なんとか引き離そうとする魔王が すべて仕組んだことです。 王子は結局 鹿を捕らえることができず・・ と、こんなあらすじが 日本語で書いてあるしおりを 席に着くときに手渡されます。 判るのですね。日本人だって(笑) ある日お妃は、王子の助けを求める 叫び声を聞いたような気がして 弟に様子を見に行くよう言いつける。 弟は兄からお妃の身の安全を 託されていたので、離れる事を拒む。 お妃は、言いつけを拒否する弟に 兄を見殺しにして自分と 結婚したいのだろうと、勘ぐる。 弟はお妃の言葉に怒り 身の潔白を証明する為に 兄を見に行く決意をする。 ちょっとドロドロした感じが 表情から読み取れますかね^^ それで弟は、 お妃の周囲に火の輪で 安全のおまじないを掛けて この火の輪から出ないようにと 言い残して出掛けて行くのです。 魔王ラワナ登場。 企て通り一人取り残された美しい人妻をこのチャンスにさらって行きたい。 でも、火の輪があるので近づきたくても近寄れない。 ラワナは魔法を使ってお妃を 火の輪の外に出す事に成功し、逃げ惑うお妃を追い詰め・・ それを見ていた鳥の王者ジャタユが空からやって来て、お妃を助けようとしたけれど・・ 魔王の力には及ばず殺されてしまいます。 とうとうお妃は魔王に 捕らえられてしまいます。 罠だと気付くのが 遅かった。 悲しみにくれるお妃。 手中に収めた喜びを 鼓舞する魔王の 勝ち誇った舞。 お妃は魔王の国へ連れ去られて しまうのですね。 ダンサー達は 燃え盛る火の輪です。 一際ダイナミックな動きと 高らかな声でチャッチャッ。 劇中前半の山場です。 暮れていく海を背景にした アリーナ席は満杯。 私の観ていたお席は 海を背にした臨時席で 対面左隅にあたるその場所は 役者さんの後姿や横顔を 観ている時間が多かった^^ それでも、観客の皆さんまで 一望できる場所に置かれた 平席最前列に腰掛けて観る ケチャダンスは、 臨場感たっぷりでした。 目の前に上半身裸の 男性がズラリ(^^)v おまけに・・ 汗の滲み具合まで観賞できて 迫力満点♪ お妃と魔王が姿を消すと・・ 次の場面に展開するまでダンサー達だけの舞踊が暫く続きます。 |
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工芸品屋さんのわき道から時折、緑の水田で働く人の姿が瑞々しく目に映り・・ パーンしてはまた続くこの地を後にして、最終の目的地、ウルワツ寺院へ一路直行♪ 生活と直結した一般道を走って 目的地へと移動する為、 窓の外には区切りがなくて 島そのものが一望できます。 よりスケールの大きな棚田を 求める車は奥地へと向かい、 山を降りて広いバイパスに出ると 一面の田園風景が広がっています。 高地では2毛作、平地では3毛作を 取り入れた米作りが盛んで、 お米の品種も違えば、田植え時や 稲刈りの頃も一様ではないので 田の表情もまちまちです。 2毛作米は、日本米に似た品種で 3毛作米は、細長い形をした タイ米に似ています。 白米は、日本のように炊くのではなくて 蒸してあるのでパサパサした食感です。 お米と香辛料の効いた少々のおかずを 一皿に盛り、混ぜながら食べる習慣です。 ローカルのお店に行くと、美味しそうに 手で味わう人も見かけます♪ 初回バリで食したお米の印象は・・ 正直、良くありませんでした。 もう随分前の事です。 噛んでてジャリっと音がしたり、米自体に独特の香りが強くあって馴染めませんでした。 しかし、米の形で推測すると、現在は2毛作米を食べさせてくれる処が増えたのか・・ 何処で食べたお米も皆、違和感なくおいしくいただけました。 その中でも一番美味しかったのは、地元の人たちばかりが集う 下町のイカン・バカール(魚料理屋)で食べた熱々のナシゴレン(炒飯)。 石像屋さんの通りを走る頃には瞼も重くなりつつあり・・ 口数も減って^^ おぉっと♪ いけない^^ つい、ウトウト。 島を南下してどんどん走ります。 運転大丈夫? 休憩入れなくてい〜い? 知らず知らずのうちに のん気に眠ってしまったようなので ハッとして様子を伺うと、 ウルワツのケチャダンスの 開始時間に間に合うか 際どい処だそうで・・ 休憩してたら遅れちゃうよ〜!と 軽快に飛ばします。 どんどん流れて行く車窓に 突如、巨大なモニュメントと 立派な門構えが出現。 何あれ?すごいねー、半端でない! 一旦、躊躇うような間を置き・・ 入るのにお金がいる海だよ。と 不正蓄財が問われて失脚した 没大統領のファミリーが所有する ビーチリゾートでした。 見るからに・・それっぽかったです。 あちこちで見かけるキオスクみたいな屋台です。 街路樹の木陰に置かれたテーブルがいい。 お供え物のチャナンを作っているおばちゃん達の路上のお店。 牛をお散歩している光景にも出逢います^^ 長いなだらかな坂をどんどん上って行き・・ そして、断崖絶壁の上に建つウルワツ寺院に到着です。 こちらは由緒正しき寺院の為、敷地の中に入るのにも戒律があります。 リネンのパンツで脚を隠したスタイルでお邪魔しました。 生理中の女性は入れません。 腰に〆るスレンダン(略礼帯)をお借りして締め、中へ入ると野猿がいっぱいでした。 この猿達がいたずら者で、帽子や眼鏡など身につけている物を奪ってしまうそうで、 襲われないよう注意を払いながら境内を進みます。 残念ながら・・寺院の見学は時間切れ、 しかし、ケチャダンスは臨時増設席を滑り込みで確保できました♪ シナガー君の仕事っぷりに脱帽^^ さぁー、夕暮れの寺院をバックに、ケチャダンスが始まります。 |
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ウブドから程近い有名な観光スポットのライステラスへ。 一度もお邪魔した事がなかったので^^ 見晴らしのいいレストランが あると聞いていたので お昼ごはんはそこでと ありがちな計画をしていたのです。 ウブドでの自由時間に お昼は済ませたか、シナガー君に 一応、聞いてみたらば・・ 何も食べてない、とのこと。 そんじゃー 一緒に食べよう♪っと テラス席におふたり様(^^)v 故郷スマトラの話や家族の事、 ガイドで経験したお客さんの話やら おかずも盛りだくさんで、 遅い昼食をゆっくりと。 ウブドでは車の中で ずっと本を読んでいたという彼に お正月休みの最終日に 急に借り出してしまって ごめんね〜っと謝ると・・ たばこ吸ってもいいですか? また、唐突に^^ ガラームという丁子の甘い香りが漂う現地のタバコ。 赤い箱から1本取り出して お客さんの前では吸えません。 なーんて言いながら火を点け^^ 美味しそうに吸いながら・・ 嫁と2歳の子供は、妹と遊びに出かけたので心配いらないと。 義兄の伝手でお願いした、友達感覚の1日ガイドさんでしたが、 本業がお休みの日にレンタカーを借りてまで、ご足労いただいたので・・ 支払ったチャーター料(市場価格)で採算が合うのか心配で聞いてみると、 必要経費を差し引いても、月収の半分くらいにあたる臨時収入なのだそうで、 家族は快諾^^タバコも久しぶりだと。 う〜ん 複雑・・。 バリの一般的な観光従事者の年収はだいたい10万〜15万円くらい。 月収ではなく、年収です。 シナガー君たちもその生活を望んで、日本語と英語を習得しライセンスを取得したのです。 否応なく存在する貨幣価値の差がこれ程だと・・ 人事ながらやるせない気分は否めません。 もうちょっと何とかなるといいのになぁーと、来る度に思ったりします。 農作業の傍らに作られた 副産物を売る工芸品屋さんが ここに来るまでの沿道に ずーっと賑やかに連なっていて、 棚田の向かい側の丘には 観光客向けに作られた おみやげ屋さんとレストラン。 ジャングルを開墾した先人達の 苦労はいかばかりだったか・・ 先祖から受け継いだ棚田で 日々の農作業に勤しむ人たち。 遠く米粒のように見えている時は 気にはならなかった思いが ズームで寄ってみると沸々と。 汗を流して働く光景を見物しながら 食事をいただくというのは・・ 考えてみれば不自然な事であって けれど、島の人たちにとっては 生活を支える観光資源にも違いなく その狭間を覗く気分でシャッターを押す。 食事中、欧州人と思しき シニアカップルが 若いガイドさんを伴い この棚田のあぜ道を 上へ上へと登っていきました。 農作業中の農民と 一言二言、言葉を交わし ジャングルの茂みの中に 分け入って行ったのを目撃し あの向うに何かあるの? シナガー君に聞いてみると・・ ジャングル探検に行ったんだよ。 日本人と中国人は見物だけ。 ヨーロッパ人やアメリカ人は アドベンチャー。 なんでも体験したがる。 シナガー君の経験による分析です^^ そういうところあるかも。 ちなみに、再度のご指名率や紹介は 日本人がダントツだそうです♪ 私達が食事をしたテラス席の隣、 観覧ボックス席側の軒下です。 ベンチに腰を下ろしているお二人は ご夫婦のようでもあり・・ 仕事仲間のようでもあり??? 男性は天秤籠を担いだスタイルで 軒下の通路を定期的に巡回。 女性はドリアンの入った籠を 頭の上にのせた姿で。 ライステラスをバックに 歩いておられる姿は 映画のワンシーンのように しっくりと風景に馴染んでいて 何処か、玄人っぽい 農村の風物詩を演じる 役者さんのようにも感じられ・・ 食事を済ませて あちこちパシャパシャしていると 手招きでおいで、おいでと^^ 身振り手振りで 写真を撮っていいよと 魅力的な笑顔で誘って下さって 正面からおじさんをありがたく撮影。 撮れた液晶画面を見せて テリマカシー♪っとお礼を告げ 戻ろうとしたところ・・ これで食べてます的な ジェスチャーと満面の笑みで 両手を差し出されました。 こういうご商売の方だったようです。 バリの路上では、様々な物を売る 「物売り」さんも多いです。 お客さんと売主の間で 悲喜交々のドラマが今日も 何処かで繰り広げられていて・・ 願わくば、みんながハッピーであれ(^^)v おばちゃんの籠の中を覗くと ドリアンの実と鉈のような刃物。 お声が掛かれば その場で切って食べさせて くれるのでしょう。 勇気がなくて・・ ドリアン♪ チャレンジした事がないです。 雨季のバリは フルーツが美味しい季節で スターフルーツや このドリアンなんかが 普通に道端に生っているのも 路地裏歩きの発見でした。 ホテルで出だされるフルーツより 市場やスーパーで買ってくる 熟したフルーツのお味は格別で・・ 熟れ時を知っている おばちゃんの捥いだドリアンは きっと美味しいのではないかと。 かなりのチャレンジ精神が 必要だと思われますが^^ ライステラスは田植え前。 年に2度の収穫で生活の糧を育む実りの大地です。 |
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