『あざらし。の日記。』

すっかり、ご無沙汰をいたしてしまいまして、申し訳ありません。

大好きな本、最近読んだ本。

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本を読むのが好きです。


人生の中に、「本を読む楽しみ」があって本当に良かったなあ、と
しみじみ思います。
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有名な、海洋カメラマンの中村宏治さんの写真集というよりもむしろ、本です。


      「はじめに」にあたるところを、引用させていただきます。

初めて海の中で写真を撮ったとき、頭のどこかでかすかな鐘の音を聴いたような気がした。
それが運命の鐘の音だったのかはさだかではないが私は水中カメラマンになった。
理想の職業に就くことのできた人を「幸せ者」と呼ぶのなら私は間違いなくその「幸せ者」である。
もちろん、西に東に海の生き物や出来事を追う私には、無理難題が容赦なくふりかかってくるが、
それすら「幸せ者」のわたしにとっては人生の調味料のようなものである。
そんな私にも悩みが一つある。それは仕事場である水の中が、
エアーがなくなるまでと言う時間制限付きの場所であることなのだ。
あたりまえといえば余りにもあたりまえなのだが、私はいつもくやしい思いで水面にもどってくるのだ。
次に生まれてくる時は大好きな「アザラシ」になって自由自在に海の中を泳ぎ回り、
好きなだけ水中写真を撮りまくってやろうと思っているのだ。
その日の為に「アザラシのカンニングペーパー」を用意した。
「アザラシ」となった私も勉強が苦手なはずなので、きっとこの本が役に立つはずである。


カメラや写真説明のところは、あざらし。には難しすぎです。


    でも、この写真。
    この写真についての説明。

    海のなかの、100種類以上の、いきものたちの、生き生きとした表情をみてください。

    こどもと一緒でも、恋人と一緒でも、誰かと一緒でも、ひとりでも。



話はそれるようですが、無脊椎動物とその類も、好きなのです。


    ウミウシがなかでも一番好きで、ウミウシだけの写真集も持っていたり、
    「世界の無脊椎生物」という百科事典のような(わたしには写真集)も。
   
    ぜひ、こういうの苦手なかたでも、一度みてみてください。



それから、もちろんイルカとか、嫌いなひとがいなそうな写真集もたくさんあります。


    「日本の百の海」というサイトもありますし、ほかにもいろいろあります。
    
     絵本ももちろん良いですけれども、こどもとこういった本を、ゆっくり見るのもたまには
     いかがでしょう?ほかにも、「エイ」の図鑑とか。


     「本楽家協会」ネイチャー癒し部門のつもりはありませんけれども、興味を持っていただけた
     ならば、あざらし。は嬉しいです。わたしは耳も鼻も悪く、スキューバダイビングはドクター
     ストップです。でも、シュノーケル(潜らない)ならば20年くらいの歴があります。
     もちろん、マイフィン&マスク&足袋は必ず持って行きます。

     海面を烏賊やカマスと泳ぐヨロコビが、わたしのささやかな経験です。

     余談ですが。
     来年、沖縄や与論に家族でいくかたは、7月にモンガラカワハギが繁殖期を迎えていますので
     攻撃(咬みます)されないよう気をつけてください。(特に与論)
     モンガラカワハギの立て札があるところもありますが、カタチはそのまんまカワハギで、
     白地に紫と黄色の柄です。けっこういかしたカワハギです。うようよいます。
     相手が大きければ10円玉くらいのボールチェーンでつくった指輪くらいの咬みあとです。
     血も少し出ます。こどもは咬まれたら、まず泣きます。

     相方が、以前、咬まれていまだに怒っていますから。(笑)
      

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氏の作品は何作か読んでいます。


        作家としてのデビューがけっこう印象的でしたので。

        この、「てるてる坊主の照子さん」も氏のお姑さんをモデルにして描かれています。
        ただ、知らなければ解説を読むまではわかりません。わたしも、知りませんでした。

        照子さんには、4人の娘がいます。

        物語の中では、上二人に対しての、死に物狂いの愛情と教育が描かれています。
        懐かしい時代の、子沢山の、自営業のお話です。

        結果的には一番上はフィギュアスケートのオリンピック代表にまでなり、
        二番目は有名な子役上がりの歌手(ミリオンセラーをもつ)になります。
        獅子奮闘して、育てる模様がちょうど高度成長化の日本の時流にのせて語られます。



うん?


        あざらし。は一人っ子なので、兄弟のうんぬんが、わからないフシがあります。
        でももう、いい歳のもののけになり、疑問を持ちました。

        4人、いるんですよねえ。

        で、ネタばらしをしてしまうと、4人目の末娘は宝塚出身なのです。
        宝塚、ってそんじょそこらじゃ入れませんよねえ。
        上2人にばかりかまけていて、出来ることじゃないし、おかしいぞと。

        結局のところ本としてまとめるために、個性の強いほう重視、全部にいきわたれるわけ
        ないから、こういう構成になったのかなあ、と思いました。



今だったら。


        今はせいぜい、ひとりかふたりの子どもで、やっぱりこういうふうに獅子奮迅して
        いるおかあさまがたも、多いことでしょう。そして幸運にもそういう、子ども自身が
        望む夢をかなえられることもあるでしょう。

        でももし、かなえられなかったら。
        かなえられないひとのほうが、圧倒的に多いのです。
        かくいうわたしですらも、ハハの希いでタカラヅカにはいっておくれよとクラシック
        バレエ(才能ゼロ)声楽、ピアノなんかを押し付けられていたのですから。
        それは、楽譜を読めたり、全てがためになっていない、とは言いません。

        夢破れ、「成功物語(たとえいろいろあろうとも)」を読みたくないかたには、
        お薦めできません。
   
        ただこれから子どもを、何が何でも歌手やフィギュアスケーターやアニーにしたいと
        思っているお母様には、いっぺんくらい読んでもいい本かもしれません。
        時代がずれているので、どれだけためになるかは、謎ですが。

        辛口になってしまいましたが、読物としては面白くなくはありません。くれぐれも。

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前作を凌ぐ、ううん、どれもおなじくらい、怖い。


       「廃用身」「破裂」ときて、これですか。はああ〜。
       どれも怖い。
       すべてが怖い。

       医療に携わっておられる、現役の、お医者さまが書いているというのが、また怖い。



誰かに話して、忘れてしまおう、と思いました。


       ならば、何故読む?と聞かれそうですが、行きがかり上、読まずにいられませんでした。

       「無痛」という言葉、何を想像されますか?
       麻酔などで痛みを感じなくさせること、がまっさきに浮かびます。
       もちろん、そちらに関することもありますが、「痛みを感じることが出来ない人間」
       にも掛け合わせている、この恐ろしさ。

       ただ、残念なのは、だんだん作りものめいたお話づくりになってきました。
       最初の衝撃に、もしかしたら慣れてしまっているのかしらん。
       それから、テーマがテーマだけに、少々えぐい表現も多いですね。
       男性が読むのと、女性が読むのとではまた、違ってもくるでしょうし、実際に詳しい
       専門のかたが読まれるのとも、違うとも思いますが。



ストーリーテラー(ホラーの)を目指されていらっしゃるのでしょうか?


       たまに、毒を飲むから、甘露を感じることがより甘美なのだと思うことにしました。

       あ〜怖かった。
       この3冊、どれも「怖いもの見たさ」として捉えて、逃げ出すことにします。
       悲しみなどの、感情を描くことも決して下手ではないのに、このざらつきは何でしょう。
       スティーブン・キングのようなら、何度も読んだりするのにね。
       
       ごめんなさい、もう、2度と読みたくない。

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「無事、これ名馬」2005年9月出版です。


         時代物を図書館でリクエストすると、比較的早く順番が回ってきます。
         それは、嬉しいことでもありますが、それほど読むかたが居ないのかとも思い、
         寂しい気持ちになることもあります。
   
         図書館の本に、書き込みをするのはどんなものかと憤りを感じていましたが、
         最近、時代物の著者のところに、控えめなラインマーカーのポチを見つけました。
         1冊ではなく何冊にも同じ「ポチ」が。これは同一人物でしょうか。
         この程度では目くじらをたてるつもりもありませんが、ちょっと残念です。

         さて、この「無事、これ名馬」は2000年の「春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る」の
         続編です。代書屋五郎太が父となり、その子どもが今回の主役です。
         前作が爽やかな青春モノだっただけに、続編と気がついたときの嬉しさよ。。。



子どもの成長記であり、江戸の風物詩です。


        「好きよたろちゃん」 「すべった転んだ洟かんだ」 「つねりゃ紫喰いつきゃ紅よ」
        「ざまァかんかん 」「雀放生 [#すずめほうじょう] 」「無事、これ名馬 」の6篇で
         構成されています。
         
         主人公の太郎左衛門が7歳から、物語はスタートします。
         そして町火消し「は組」の頭、吉蔵に弟子入り?するのですが、そのお願いの言葉、
        「拙者を男にしてください。」そして起こる事件やら火事やら物語りは進み・・・。

         この、「無事、これ名馬」、名句ですね。

         父の五郎太が太郎左衛門のことを評して口にするのですが、
        「親馬鹿と笑ろうてくだされ。倅は剣術も学問も芳しくござらんが、さしたる病もせず
         また、人と喧嘩をして傷を負うたこともござらぬ。弟や妹には優しい兄でござる。
         拙者は大変苦労して今のお役目に就きましたが、拙者と同じ苦労を倅に味わわせよう
         とは思いませぬ。いや、この先、倅が大きな失態を演じなければ、拙者の後を継いで
         しかるべき役職に就くはずでござる。恐らく倅は真面目にお務めを全うし、平凡だが
         倖せな人生を送ることでござろう。倅を駄馬という御仁もおりまする。だが、拙者は
         そうは思いませぬ。無事、これ名馬のたとえもござる。倅は拙者にとって、かけがえ
         のない名馬でござる。」長い言葉ですが、省くことが出来ませんでした。。。



母親は、意外と残酷に兄弟を比較しています。


         前作でも、エキセントリックな娘じゃ。と思っていたのですが、母となり、性格の
         きつさに、さらに磨きがかかっています。罵詈雑言を浴びせます。
         どうしても、気弱でおっとりとして頼りなく見えてしまうようです。
         弟が、出来ると思っているのですね。本当ならばわが子はみな、名馬のはずが。。

         少しだけ残念に思うことは、最後から2つ目と最後の1篇との間に、年月が流れて
         しまっていることです。終了なのでしょうか?だったら悲しいです。

         もし、この記事を目にして、「読んでみようかなあ」と思うかたがいましたら、
         ぜひ、前作からお読みください。そのほうがより面白く読めると思います。
         
         時代ものを、もっと広めたいのですが、わあわあ言っても始まりませんので、こう、
         ひそやかに、じわじわと、読むかたが増えて話ができるといいなあと思っています。
         

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「髪結い伊三次捕物余話」シリーズ6作目です。


         オール讀物にたまに載る、このシリーズももう10年近くなりました。
         97年の、幻の声〜髪結い伊三次捕物余話から楽しみに読んでいます。

         廻り髪結い伊三次は芸者のお文と所帯を持ち、可愛い一人息子の伊代太も生まれ、
         手札を戴いている定町廻り同心・不破の家庭の子どもたち、龍之介改め見習い同心
         龍之進、妹の茜とともに周囲も含めて、成長してゆく様子が楽しみな一冊です。

         「妖刀」「小春日和 」「八丁堀純情派」「おんころころ」「その道、行き止まり」
         「君を乗せる舟 」の6篇が収録されています。
         
         


始めの、「妖刀」は夏向きの切り口です。


         怪談、ではありませんが、江戸ものでは必須の物語ではないでしょうか。
         モノにやどる、たましいや、生と死。
         そのなかから、生きてゆくかなしみや、強さや励ましが聞こえてきます。
         今も昔も、実は生きている人間が一番怖い存在だと、優しく諌めたり諭してくれる。
         考えようによっては、どうにでも転んでいくのだとも。
  
        「小春日和」は兄思いの弟の話です。
         
         あらすじ、もったいなくって書けません。(いつもですが)
         
                  
         

そして、「八丁堀純情派」、青春です。


         この一冊のなかでも大きなイベント、不破龍之進の元服と、今で言う就職ですね。
         同心見習いとして、家を継いでゆくのです。
         
         ここから、以前の作品の中での仄かな恋の相手である、あぐりとの再会と別れが
         描かれていきます。純情って、なんて、くすぐられる言葉なのでしょうか。
        
        「八丁堀純情派」の面々も、バラエティがあり、ジャニーズのグループのようです。
         なかでも、龍之進とコンビを組むことの多い、喜六は、独りだけ年長でありながら
         町人から養子になっているためか、遠慮深い面白いキャラクターです。

         そしてみな、同心見習いの仕事を憶える傍ら、探索もしたくて一生懸命で、でも
         あんまり余裕もなくて、あくせくしている。



この本の主人公は、龍之進だと思います。

         
         芸者であり男を見る目に長けている、お文は龍之進のことを、
        「二十歳になった坊ちゃん、二十五歳になった坊ちゃんを早く見たいよ。
         どれほどの男ぶりになるか。」と評します。う〜ん、わたしも、ますます楽しみ♡♡

         最後のくだり、最後の5ページは、滅法界いいので、書きません。
         ぜひ、読んでおくんなさい。



         宇江佐真理作品、次回は「卵のふわふわ 〜八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし」、
         さらにその次は「無事、これ名馬」を読む予定です。
         きっとまた、書きたくなることでしょう。 

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