鶯と言えば梅。梅と言えば鶯。 ということで、梅の花の蒔絵皿に盛りつけてみました。 本来梅の蜜を吸いに来るのはメジロだと言われてますが、 芸術は何も自然の写実ではなく、芸術家の創意が形になったもの。 むしろ、自然が芸術を模倣するものだと私は思っています。 だから生物学的に間違っていても美を優先しました。 では、桜に白鷺は?というと、 白鷺のほほのあたりに桜の花びらが散っています。 生地は眼の覚めるような青い縮緬に、 桜の花弁と曲線が織り込まれた紋縮緬。 その白があまりに純白であるため、 紋縮緬の青に染まっているかのような白鷺。 そして雪が積もっているかのような枝。 紋縮緬の桜は春。 白鷺は夏の季語。 紋縮緬の曲線は秋風。 そして枝に雪が積もる冬。 1着のアロハシャツの中に、日本の四季が描かれています。 このアロハシャツを仕立てて、 日本は四季というそれぞれに違った美しい季節がある国なんだなぁ〜と、 改めて思いました。 さて、春告鳥とも書くウグイス。 寒さは一向に収まる気配もなく、春は未だ遠いと感じる今日この頃ですが、 次にやってくる季節は必ず春! 遠いと思える位には近づいて来ているのでしょう。 いつも春の直前が一番寒いんです。 皆様どうぞお体に気をつけて健やかにお過ごしください。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2013年01月25日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]