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写真の 『モイーズとの対話』 と私が出会ってから 25年 あまりが過ぎようとしています。『モイーズ』 はフルートの神様といわれその演奏技術は千年不出といわれるほどで、この本は、
彼に師事された 『高橋利夫先生』 が2年余にわたり生活をともにした貴重なお話です。
この本のなかにも美しい音についての記述がいくつか有りますが。
その一説を取り上げて簡単にお話してみたいと思います。
『その人の出す音はその人の全人格を表している。それはあたかも人声と同じようなものだ。
音を聴けばその人間がなにを考えなにをやってきた人間であるか、はっきりと知ることができる。
人格が向上すればその段階に応じて欲する音を出すだろう。したがって音は死ぬまで
変化しつつ生き続けるのだ。』
私が思う、 美しい音とは、どすの利いた低音でもなければ、怒鳴り散らすような、
かん高く響く高音でもない。聴く者が心清らかになる音。心の澄んだ少年の歌声のような音。
それが、真に美しい音ではないだろうか。私は清らかな心を持ってフルートを吹くことが、
『美しい音』 への第一歩ではないかと思います。
『フルート愛好家のバイブル』 といわれたこの本、今では廃刊になっていますが、周りにこの本をお持ちの方がいらっしゃれば、是非お借りしてお読みください。ほんとにすばらしい本です。
沖縄県本島に在住の方でしたら、私がお貸し致します。
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