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プリキュアおじさんの住処

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魔法使いプリキュア

 楽しかったプリンセスプリキュアが最終回を迎え、失意の私……しかし落ち込んでいる暇はない!何故ならば、新たなシリーズが始まるからだ!

 てなわけでかなり遅ればせながら魔法使いプリキュア、放送開始記念に日記でも付けます。
 キュアップ・ラパパと魔法の言葉でハチャメチャ大混乱、というフレーズから始まる今回のOPですが、今までのどのOPとも違う雰囲気でなかなか面白い。強いて言えばちょっとギャグっぽい感じが初代と似ている……(かな?)早速カラオケで歌いましたが、息継ぎ大変ですね。幼女先輩が歌えるのか少し心配です。

 ふたりの奇跡!キュアミラクル!ふたりの魔法!キュアマジカル!って変身口上とともに現れたな!プリキュア!!みらいとリコ、ナシマホウ界(私たちの世界のこと)とマホウ界、別々の世界の住人だったふたりが出会い、女の子は化学反応を起こすのでした!
 魔法使いのリコは頭はいいのにどこか天然だったり、ドジっ子だったり、魔法の実習は不得手だったりと、いいキャラしてますね。あとみらいの口癖「ワクワクもんだぁ〜!」がかわいい。すごいアホっぽくてたまらない。
 敵幹部登場から変身の流れはいつもどおりですが、なんと、今回はフォームチェンジシステムが採用されており、まるで仮面ライダーのようです。ダイヤモンド、ルビー、サファイア、トパーズの4フォームが現在のところ確認されておりますね。ここに更に強化フォームとか追加戦士とか来るのでしょうから、変身バンクだけでとんでもないことになりそうです。いや、追加戦士は来るのかわからないんですけどね。今のところモブキャラに変身しそうな子はいません。髪の色的にね。強いて言えばはーちゃん?
 今回の妖精ポジションであるモフルンとはーちゃん!ハーチャンはフレッシュでいうプリプー様やドキドキでいうアイちゃんと同じような子っぽいです。でもまだ謎が多いですこの子。異様な速さで成長を遂げ、最初は「はー」と鳴くていどだったのに最近普通に喋られるようにまで成長しました。はーちゃんかわいい。
 んでモフルンですが、こいつも大概謎です。みらいが生まれた時から一緒にいるクマのぬいぐるみに、リコが魔法をかけて動き出したのがモフルンなのですが、ぬいぐるみが喋るなんてマホウ界の人でも驚くようなイレギュラーらしく、今までのどの妖精とも違う特殊な生い立ち(?)を持っています。みらいやリコに対して献身的でかわいいうえにまあまあ有能って具合ですモフルンは。ただ、プリキュア妖精の大きな役目の一つである「敵や舞台設定の説明役」を一切果たせないので(そして今作そういう設定を説明してくれるキャラが今のところ一切いない)未だ敵の目的の詳しいところがわかりません。雰囲気は少しSSのダークフォールっぽいような気もしますが……ドクロクシー様喋らないし。
 もう13話ってことで4分の1は終わっているのですが、大きくストーリーが動いたということはまだなく、でも大変面白い……。みらいとリコの百合的関係……もとい友情物語や、ナシマホウ界で四苦八苦するリコの成長から目が離せません。

 時に戦闘面の話になりますが。プリキュアはマホウ界において伝説の魔法使い、というふうに語り継がれてきているようで、今までは伝説の「戦士」が多かった分、今作はさぞ魔法で戦うんだろうなぁと思っていたわけですが……まあ殴ること蹴ること!魔法使えプリキュア。
 これならまだスイート組の方が魔法使っているような……といってはいけないのでしょうかね。特にルビースタイルはまさに肉体派で魔法(物理)もいいとこです。

 敵の目的はなんなのか?リンクルストーンエメラルドはいつ出てくるのか?マホウ界の補習組との再会はいつなのか?はーちゃんとモフルンはなんなのか?などなど今後も魔法使いプリキュアから目が離せませんね!希望あふれる最終回(になるはず)まで追いかけ続けます!

久しぶりに。

 うん。放置すること何ヶ月でしょうか。思い出したように更新。
 最近は結構真面目に課題に取り組んでたり、バイトしててみたり、スプラトゥーンしてたりします。スプラトゥーン楽しいよ。GO!プリンセスプリキュアもずっと楽しんでたりワンパンマンのアニメのBDを予約してみたり、掟上今日子シリーズを読みふけってみたり色々楽しく過ごしてますわよ。

 日記というほど書く事もない日常を過ごしているのですが、熱く語るとすればやはりスプラトゥーンですね。任天堂より発売されたインクを発射してステージを自分色に染めていくゲームです。世界を塗り替えなイカ?というキャッチフレーズでおなじみ(おなじみか?)のあのカラフルなゲームです。主人公がイカなのが特徴的。世界観が独特で、更には人物や背景などの美術もポップでかわいいのです。そして肝心のゲームシステムはといえば、そちらも非常にできが良い。普通のTPSとはまた違う駆け引きが要求されます。ちなみに私は普通のTPSやFPSは苦手です。苦手というかあまり触ったことがありません。親に戦争するゲームはするなと言われて生きてきたので。
 ともかく面白いゲームですので、お金と時間に余裕があれば是非にもプレイしてみてくださいな。きっと後悔しないはず。
 腕に自信のある方は(ない方でも)よければ対戦でもしてみましょう。

 さらに!さらにさらになんと遂にようやっと!傷物語の映画の公開日が決定とのことです!待ちわびた!この日を!待望した!!!
 傷物語とは、今更語るようなものでもないですが物語シリーズの原作では3冊目であり、シリーズ中最も古いおはなしであります。つまるところ本編に対する過去編。主人公が如何にして吸血鬼になったのか、美しき吸血鬼との邂逅から、仲違いまでのお話なのです。個人的に原作の中で最も好きなお話なのでアニメで動くのをずっと待っておりました。
 しかもこの映画、なんと三部作だそうで。じっくり作ってくださるわけですね。ありがたや。映画なので流石に作画も安定してよく動くはずです。よく動け。傷物語は物語史上一番戦闘シーンの多い物語でもあるので、動け。
 最大の心配店は近所の映画館で上映されるのかどうかってことですね。されなければ前売り券も買えず、つまりそれは前売り特典が貰えないということです。そんなことになったり死にます。頼む、売っていてくれ。

 スプラトゥーンと物語シリーズにうきうきしているなか、今私の中で「来ている」ものを新たに語るとするならば、ノベルス『幼女戦記』でしょう。タイトルは完全にギャグの雰囲気ですが、その実中身は重たい戦争モノです。所謂ライトノベルにありがちな「異世界に転生した主人公がファンタジー世界で俺TUEEEEEEEEEEE!!」ものに分類される設定ではあるのですが、しかしその分類の中では異才を放っていること間違いなし。異彩というか異端。
 まず、確かに異世界転生物ですが、飛んだ先の異世界がゲームの中だとか、剣と魔法のファンタジー世界とかではありません。化物とか出てきません。レベルの概念とかありません。回復魔法とか、ご都合主義的な要素はまあほぼありません。ご安心を。魔法の概念こそありますが、しかしそれで無双できるとか、そういう生ぬるい世界でもありません。死にかければ死にかけて、あわや命を落とします。大群相手に一人で立ち向かって余裕で殲滅したりできません。そんなことしようとすら考えず逃げます。
 次に、主人公が転生物にありがちな『ニート』とかそういう人種じゃありません。しっかりとした大人の男性で現実主義者のサラリーマンです。エリートです。なので異世界で多少無双してもあまり「おいお前ごときが何故無双できるんだ?」とはなりません。その豊富な知識と合理主義で現実主義な思考回路が武器です。
 物語は現実世界で言うところの第二次世界大戦をモチーフにしており(はず。第一次大戦かもしれません)主人公の属す国家はドイツと似たような立ち位置にいます。あくまでも人間対人間。あくまでも国家対国家。
 あまり多くは語れませんが(まだ1巻しか読んでいないので)主人公が幼女に転生し、異世界が血と泥にまみれてあくまで合理的に現実的に戦うお話です。文章もかなり重たいので、ライトなノベルを想像している方や、普段活字を読まない人には正直おすすめできませんが、読んでみてはいかがでしょう。

 久しぶりに文章綴って疲れた。ではまたいつか。

 久しぶりで文字の打ち方すら怪しくなってきましたが元気です。GO!プリンセスプリキュア超面白い。がんばれがんばれ。

 プリキュアといえば上北ふたご先生による漫画の復刻愛蔵版が現在絶賛発売中ですが、買った人いますか?私は勿論全部買いました。初代2巻、MH1巻、SS2巻、5&gogoで2巻、フレッシュ、ハトキャ、スイート、スマイル、ドキドキ(これは復刻ではない)そしてハピチャ。計13巻。一冊が約1000円なので、これら全巻だけで実に13万円もの出費でございます。しかも、なんと映画版の漫画も復刻するそうで、私の財布はプリキュアに絞りに絞られています。といっても、ガチな人は変身アイテムを人数分買い揃えたりしているのですから、それに比べれば安いもんですが。

 GO!プリンセスプリキュア、これどういう風に略せばいいんですかね。個人的には「プリプリ」と略していますが、「ゴープリ」も捨てがたいところ。
 さて肝心の内容はといえば、今のところ外れ回がなく、且つストーリーに関係ない完全なるただの日常回もないという見事な密度です。作画崩れも少なく、戦闘シーン大好きな私も満足なアニメとなっております。毎週日曜日が楽しみで仕方ないです。
 30分遡って仮面ライダードライブは……かれこれ5週分ほど見ていないですね。録画はしているんですけども。どーも見る気がしないのです。なんでかなー。

 そういえば憑物語の完全生産限定版BDが上下ともに手元に届きました。でもまだ見ていないです。課題に追い詰められた結果、汚れた部屋に埋もれたPS3さんを掘り出さない限り、私はそれらを再生する手段を持ちません。今日の夜か明日には掘り出しますけど。憑物語BD(下)のパッケージ絵が可愛すぎるんですけど。やばい。汁が出る。
 物語シリーズと言えば傷物語は一体どうなったんですかね……映画化するとか言ってかれこれ時間経ってますけど。終物語までアニメが完走してから最後に作るつもりなんですかねぇ?

 スマブラの新作も発売されましたね。されちゃいましたね。Xの時ほど泥沼にハマったようにプレイはしていないですが、ちゃんと3DS版、wiiU版両方買いましたよ。日曜日の昼間に小学生ボコボコにしてますのでよろしければ対戦してやってください。

 そんなこんなで久しぶりの日記でした〜。日記というかただ私の趣味について書いただけですが。ではでは。

 逃げるように部屋から去って行った黒の背中を見つめ嘆くリョウだったが、しかし個人の感情よりも任務が大事だ。先まで個人の感情に飲まれアリスを酷い拷問にかけていた男とは思えないほど、リョウは感情の切り替えが素早かった。何故アリス相手にはあんな有様になったのか不思議なほどだ。
「あまりモタモタしているとさすがの重装備の鈍重野郎も遠くへ行っちまう。説明は追々する!月影、ガロン、ついてこい!鎧を探すぞ」
「お、おう」
 走り出すリョウを追いかける月影はどこか釈然としない表情だが、それがリョウに対してなのか狂子に対してなのか、或いは両名に対してなのか、それともまたもっと別のことに対してなのかは不明である。恐らくはリョウと狂子に対してだろうとは思う。しかし人の気持ちは読めない。
 特に女は。
 まだまだ青臭いとはいえ、月影も立派な女性である。ガキっぽいだけではとどまらないだろう。
「了解であります」
 更に月影を追いかける形で発進したのはガロンだ。先までまるで存在を忘れられたかのように空気と一体化を果たしていたガロンであったが、勿論彼の存在は消えてはいない。きちんとそこに質量を持って存在していた。
 軍人のリョウ、くノ一の月影は並の人間よりは足が速い。ガロンはと言えば機械人間なだけあり、やはり速かった。しかも他二名と違い機械特有の無尽蔵のスタミナを持つので、この三人パーティの中で最も移動能力が高いのはガロンであると言えた。故に、リョウは彼にこそ件の鎧を追跡する役が相応しいと考え、ひとつの命令を下した。内容は簡単、至極単純。「鎧を追跡しろ。見つけ次第俺に連絡」これだけだ。無論リョウと月影も手分けして探すのであるが、しかし最も鎧に追いつけそうな人材はこの三名の中ではガロンだろう。機械人間なだけあり、精密な観察力も持つ。ことストーキング能力において、彼はこの世界でも有数の実力を持つと言って過言ではないだろう。
 世界有数のストーカーサイボーグガロン。不名誉極まる肩書だが、これは言い方が露骨に悪意に塗れているだけで彼が優秀なことに相違はない。
 言われるや否や人の限界に迫りそうな速度で走り出すガロン。任務はあくまで追跡と位置の特定だ。どうやらガロンは「隠密行動」は不必要と考えたらしい。本当にその判断で良いのかはわからない。が、今更止めることもできないので後は任せるしかない。
「ふぅ、ガロンに任せとけば多分大丈夫だろうけど……月影、俺らも行くぞ」
 小走りしつつ並走するリョウと月影。特に息が上がることもなく落ち着いた声色で話しかけるリョウ。
「うるさいぞ。走りながら話すと早く疲れるから話しかけるな。あと、我とリョウを『俺ら』などとひとくくりにするな。不快だぞ」
「へいへい……」
 月影の細かい注文に呆れ顔になるリョウ。俺ら、の件については特に今後気を付けるつもりもない。
 だが今ので月影に話しかける気が失せたらしく、リョウは無言のままに徐々にペースをあげて、見る見るうちに月影を置き去りに鎧が逃げたと、リョウが思った方向へと走り出していた。置き去りにされた月影は正直その鎧にもアリスにもそんな思い入れはなく、興味もなかったためリョウとは対照的にペースを落として、その内立ち止まった。立ち止まってしまった。



 北方の森。鬱蒼と茂る木々に視界を遮られ、昼間でも微かな陽光しか差し込まない森。魔物や魔族、凶暴な野生生物や逃走者が潜むにはぴったりの森。そこに続く足跡を発見し、ガロンは躊躇なくそこへ突っ込んだ。
 機械人間ガロンは順調に鎧を追跡していた。人間が歩くのならば絶対に残してしまう痕跡が足跡だ。ガロンは機械特有の繊細かつ精密さで鎧の足跡と思われる大きな足跡を確認し、それに沿って追いかける。だが、奇妙に思うことが一つ、あった。それは足跡が浅すぎるということだ。普通の人間ならば気付かないような、極々薄い、浅い足跡。リョウ曰く鈍重で重厚な鎧をまとった人間だという話。そんなに重たい人間がこのような薄く存在感のない足跡だけしか残さないというのは道理に合わない。普通、もっと深くなってしかるべきだ。しかも、鎧は加えてアリスを抱えているはずなのだ。この足跡は何か不自然だ、ガロンは思う。
 しかしこれ以外には特に痕跡も見当たらない。幾ら不自然だろうが、そこしかないのならばそこを往くべき。ガロンは瞬時に判断し追い駆ける。
 数十kmほど離れたところまで来たところで、ガロンは人の気配を探知することに成功した。彼には近くに存在する人間の体温などを感じておおよその距離感を把握できる能力が備わっていた。しかしあまり褒められた性能ではないので、使う機会はほぼない。今回も、使っては見たもののその数値を信頼はしていない。保険程度に考えている。
(数値によればここからわずか数十mのところで出くわすはずでありますが……)
 茂みに身を潜め、自身の体に埋め込まれたあらゆる機能をセーブする。セーブする理由はいたってシンプル。様々な機能が動いた状態では、その装置が発する微量の音で相手に存在を知らせてしまうということもありうるからだ。街中では気にならぬ微かな音でも、こうも静まった森の中では目立つこと請け合いである。
 使い物になるか怪しい人間探知機能は勿論、現在必要性が薄そうな機能の殆どをオフに。
 低燃費低機能モードのガロンは忍び足で人間感知器の数値の示す地点を目指す。数歩進み、彼は確かに座り込む人間の姿を見た。
 何かいる、そう確信したガロンは状態を低く、地を這うような体勢になり、じっくりゆっくり進む。草木の隙間から先の座り込んだ人物を視認することに成功した。そこに座り込んでいたのは鎧、だ。そして鎧に抱かれている人間も確認できた。
 そこでガロンは切っていた機能の内通信機能をオンにし、リョウへの連絡を試みる。数コール鳴って、リョウは通信に出た。
『リョウ、北方の森深くに鎧ともう一人の人間を発見であります』
「でかした」
 出来るだけわかりやすく且つ少ない言葉数で通信を済ませ、通信機能も再びオフへ移行、しようとしたその時。ガロンの身体を酷く巨大な衝撃が貫いた。
 機械人間のガロンですら驚嘆するような大きな衝撃、自らの身体の損傷、甚大。多くの機能停止。背部に最初に感じた衝撃はそのまま腹を貫き、視線を落とせば彼の腹には太い棒が突き刺さっていた。否、機械人間らしく正確かつ冷静な分析で語るならば『半径4cmもの太さの鋼鉄の釘』が刺さっていた。
 ガロンは溢れ出るエネルギー、その残りわずかな分を振り絞り、首を180°ぐりんと回し自分へ危害を加えた人物を見た。それはアリス、その人。恐怖と残虐さの同居する奇妙な笑みを浮かべた彼女がガロンを破壊した。ガロンは彼女の顔をメモリに焼き付け、自分の位置情報をメモリに刻み、リョウへと緊急救助信号を発して、その全機能を停止した。
 首を真後ろに向けたガロンはうなだれ、その姿を気味悪げに見つめるアリスは彼の身体から乱雑に釘を抜き、顔面を蹴り飛ばし、吹き飛んだ彼の背中を踏み潰し、徹底的に破壊した。粉微塵、鉄の塊としか形容できなくなるほど破壊し、彼女はそれでも何かに怯えるように半ば狂気に取りつかれた様に破壊を繰り返した。
 ガロンは半分機械のサイボーグだ。鉄と肉で出来ていた。血は鉄の味、鉄の匂いがするというが、実際破壊され尽くし、血と肉と鉄のオブジェとなったガロンはどんな味がしたのか、どんな匂いを放っていたのか。錯乱した彼女は何を感じていたのか。
 半狂乱のアリスを取り押さえる者がいた。鎧だ。白く美しい芸術品の様な鎧の彼は力づくにアリスを抱え上げ、再び森のより奥へと走り出す。
「離せ!あの程度じゃ足りないぜトランプ!」
 トランプ、と呼ばれた鎧の腕の中で赤子のように暴れるアリス。しかし微動だにしないトランプ。鎧以外の外見が一切不明な彼は暴れる彼女をしてようやく口を開いた。
「足りなくとも、もう第2の追手が来ているはずだ。もたもたしている暇はない。それとアリス、貴様なんだか臆病風に吹かれているな。なにがあった」
 男か女か判断の難しい声色で語るトランプ。しかしその厚い音圧から、子どもの声とは考えにくい。
「……こわい………」
 トランプに問われ、少し前の自分の状態とかの悪魔のような男を思い出し、身震いするアリス。
 あの男が、その猟奇的な表情が、そして自分の肉や血の色が目に焼き付いて、こびりついて離れない。脳味噌がそれを忘れることを拒否しているかのような、恐ろしい光景が常に彼女の脳裏に張り付いている。目を閉じれば今でもあの常軌を逸した拷問の傷が開くようだ。
 お化けに怯える少女のように小刻みに震える彼女を抱え、そうか、とだけ優しく呟き出来る限り遠くへ、走り続ける鎧のトランプ。
「殺さなきゃ……逃げなきゃ……あの男を……あの男から……」
 アリスは震える声で呟き続ける。頭を抱え目を固く瞑り、言葉を吐き出す。
「あの男が……こわい……」



 北方の森へたどり着いたリョウが見たのは木端微塵に破壊され尽くした元々ガロンだったスクラップ。ただそれだけであった。

仕様変更?

 今まで記事作成の際は特に何も気にせず「かんたんモード」を使用していたのですが、何故かそちらのモードで文章を作成できなくなりました。なので今現在この記事は「wikiモード」で作成しております。他の方もこうなのでしょうか。

 それとも私のとこだけで起きている不具合なのでしょうか?地味に困る。

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