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実際に建物が建ち上がってだんだんその実像が見えてくると、
図面上では気づかなかったことが、たくさん見えてきます。
ここは想像以上にいいなとか、逆にここはこうしたほうがもっといいなとか、
それはまるで子供を育てる親の気持ちのようです。
いくら設計上で完璧なものを描こうとしても、現場に立つと
「これをこうすれば」
って思うところがあります。
工期や予算・構造上の問題もあるのでなかなか難しいことですがお客さんと相談し、ともに家を育てていく。
そんな家作りが私の理想です。
私の記事の「これって設計ミス?」みたいなエピソードがあります。
一生済み続けるかもしれない大切な家なのでより住みよい家、
より楽しい家を実現するため、現場でのそういった“ひらめき”を大切にしています。
家を建てるとき、何に重点を置きますか?
デザインですか?
お風呂やシステムキッチンの素敵なのがいいですか?
でももっと大事なことがあるんです。
地盤・・・土はみんな同じなので上に建つ家がしっかりしていればって思っていませんか?
以前はあまり重要に思われなかったのですが、これがしっかりしていないと
砂の上に建てた家 文字どおり砂上の楼閣ってことになりかねませんよ。
ゆるい地盤だと家が傾いて、それを直すのに何百万円もかかってしまう・・・
そんなことの無いように、あとでできないことは先にしっかり地盤を補強しましょう。
あとで直す金額の数分の一から十分の一程度でできることですから。
基礎・・・今ではベタ基礎と言う工法が一般的になりました。これは従来狭い底面で家の重さを
支えていましたが、1階部分全体で家の重さを支えているので地盤改良と併用することにより
不等沈下が一段とおきにくくなります。
構造体・・土台や柱・梁・棟など家の骨組みのことです。ただ単に大きな材料を使うだけでなく、
その部材を有効に精度の高い施工が必要です。筋交いや鋼製金具で、地震に強い
安心して住める家にはこれが大事です。
十年保証・これは一定の基準を満たさなければ保証が受けられません。しっかり立てたにもかかわらず
万が一不具合が起こった場合の保険です。できれば使わない家であってほしいですけどね。
おわかりいただけましたか?これらを踏まえてしっかりした家を建てないと、いくらデザインがよくて
いい設備の家でも数年後に後悔するかもしれません。
将来リフォームしたくてもできない家になるかもかもしれませんよ。
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