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■【参考報道】妊娠中の親マウスに酸化チタンを注射、子の脳などに異常 2009.2.1
     http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090201-OYT1T00207.htm

 光触媒として使われる酸化チタンの微粒子を妊娠中のマウスに注射すると、生まれた子の脳や精巣に粒子が入り込み、細胞死や機能低下を引き起こすことが、東京理科大学の武田健教授と栃木臨床病理研究所の菅又昌雄所長らの研究で分かった。

 1日付の日本薬学会の専門誌に発表する。

 酸化チタンは光を当てると、汚れを分解する光触媒として、便器や浴室のタイルなどに使われる。日焼け止め化粧品にも含まれる。

 実験は直径40ナノ・メートル(ナノは10億分の1)の酸化チタン粒子0・1ミリ・グラムを食塩水に混ぜて、妊娠中のマウスに4回皮下注射した。生後6週目の子どもを調べると、末梢(まっしょう)の血管が詰まり、大脳皮質や海馬で細胞死が確認された。精巣にも異常が見られ、精子を作る能力が2割以上低下していた。

 酸化チタンは世界保健機関が「発がん性の可能性がある」と指摘している。

 国立医薬品食品衛生研究所の菅野純・毒性部長は「吸い込んだ場合でも同じような毒性があるか、確認が必要」と話している。
■「数万年に一度」と言われると見てみたい気もするが…しかし見たからどうということでもないのだから、基本的に物見高い性格と自覚する。
 しかし、国立天文台の「人類にとって一回こっきりの観測チャンスかも」というコメントはどのような意味か、少々不謹慎のような気もするが(笑)

■【参照報道】ルーリン彗星とらえた 人類最後の?観測チャンス 2009年1月27日
  http://www.asahi.com/special/space/SEB200901260032.html  

 07年に発見されたルーリン彗星が、地球に接近しつつある。夜空に光る姿を、沖縄県石垣市の石垣島天文台が撮影した。2月末に地球に最接近する。太陽に再び近づくのは数万年後とされ、「76年ごとのハレー彗星と違い、人類にとって一回こっきりの観測チャンスかも」と国立天文台。 

 まだ太陽との距離が遠く、はっきりした「尾」は見えていない。ただ、通常なら太陽とは逆方向に伸びる尾が左右両方にうっすら見えており、国立天文台も「観測例はあるが、珍しい現象」という。 

 まだ望遠鏡でないと見るのは難しいが、接近するにつれて明るさを増し、肉眼でも見えるようになると期待されている。
■初めて知りました。

■【参照報道】漢字とひらがな 処理する脳が異なれば… 2009.1.29
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090129/wky0901290241009-n1.htm

  日本語には漢字とひらがながあります。漢字の多くは中国由来ですが、ひらがなは日本独自のものです。このように外来の言語と日本独自のものとを組み合わせ、独特の言語を形成した日本語は、世界の言語の中でも類を見ないものといえます。このような独特の言語は脳の中でどのように処理されているのでしょうか。

 漢字とひらがなは脳の中では全く異なった経路で処理されています。どちらの文字も、初めに私たちが認識するのは後頭葉です。しかし、その後の脳内処理は漢字とひらがなではまったく異なっています。

 漢字は後頭葉で認識された後、側頭葉で文字として処理されます。側頭葉は人の顔や図形を認識する場所です。漢字も同じように処理され、一目見ただけでその意味を瞬時に理解できます。絵を見たとき、すぐにその意味が分かるのと同じです。漢字は側頭葉で処理された後は頭頂葉で実際の意味づけをされ、理解されます。

 しかし、ひらがなの脳内処理は少し違っています。ひらがなにはアルファベットと同じように、それ自身に何の意味も持っていません。この場合は図形のように側頭葉での処理は行われません。後頭葉から直接、頭頂葉へ送られて認識されます。同じ日本語でも漢字とひらがなでは脳内での処理が異なるというのは大変興味深いところです。

 このように漢字とひらがなで脳内処理の過程が異なることは、脳卒中などで脳に障害が起こったときの症状にも違いが出るということを表します。脳梗塞で文字が書けなくなったときに、まず障害が出るのはひらがなです。易しいひらがなは書けないが難しい漢字は書ける、という不思議なことが起こります。幼いときから学習して体の中にしみこんだはずのひらがなを書く能力が、まず失われるということは一見不可解ですが、処理する脳が異なれば影響を受ける能力も当然別になります。

 世界に類を見ない日本語を処理する日本人の脳も、世界的に珍しい特殊なものといえます。(県立医科大学脳神経外科板倉徹)
■単なる興味記録である。

  http://www.asahi.com/science/update/0124/TKY200901240035.html
■【参考報道】親子と判明 3科の深海魚、DNAほぼ一致 2009年1月24日   

 これまで別ものとされてきた深海魚の三つの科が、ひとつにまとめられそうだ。日米豪の国際研究チームが、3科が成長とともに姿を大きく変える魚の子ども、雄、雌にあたることを明らかにした。英専門誌バイオロジー・レターズ(電子版)に発表した。 
 キンメダイに近い仲間のリボンイワシ科、ソコクジラウオ科、クジラウオ科の3科で、それぞれ体長の5倍以上もある長いリボン状の尾、肥大した嗅覚器官、クジラのような顔つきといった特徴をもつ。 
 見直しのきっかけは、チームに加わる千葉県立中央博物館と東京大海洋研究所などが03年に発表した論文。魚類100種のミトコンドリアDNAの塩基配列を比べたら、リボンイワシ科とクジラウオ科にほとんど差がなかった。この結果に米豪の学者から疑問が出されたが、共同研究により、ソコクジラウオ科まで含めた3科のDNAにほとんど差がないことがわかった。 
 世界中の標本を調べると、リボンイワシ科は成熟個体がなく、ソコクジラウオ科は雄ばかり、クジラウオ科は雌ばかりということも判明。チームは3科をクジラウオ科に統一するよう提唱する。 
 魚で親子や雌雄の姿が違うことは珍しくないが、同館の宮正樹・動物学研究科上席研究員は「この仲間の姿の違いは魚類学者の想像を超えていた」という。

■高専生の「科学」する姿勢が素晴らしい。
 一方、「化学者・科学者」と標榜している者は少々恥じ入るべきである。今時、こんな基本的な事項に誤りがあり、あまつさえその「誤り」が大学入試問題にまでなっていたなどとは、素人には少々信じ難いところである。

■蛇足ではあるが、教科書会社は、当該誤謬訂正に関し、「ゴム状硫黄は硫黄の純度が高いと黄色になる、と注を追加する」だけで済ませる考えのようであるが、それでは駄目なのではなかろうか?

■訂正申し入れの如く、「ゴム状硫黄は黄色。不純物を含む場合には褐色ないし黒色を呈する。」と潔く記載すべきではなかろうか?


■【参照報道】ゴム状硫黄「黄色」です―17歳が実験、教科書変えた 2009年1月5日
  http://www.asahi.com/science/update/0105/TKY200901050126.html

 高校化学の教科書に掲載されていた「ゴム状硫黄」の色が間違っていた。山形県の鶴岡高専物質工学科3年の高橋研一さん(17)が気づき、実験で確かめた。指導教員が訂正を申し入れ、出版社側も間違いを確認。教科書の修正につながった。高橋さんは「自分の実験で教科書の記述が変わるなんて予想外。びっくりしている」と話す。
 ゴム状硫黄は、硫黄原子が鎖状に並んでできた硫黄の同素体。現在使用中の教科書10種類には「褐色・黒褐色・濃褐色」とあり、大学入試でも「褐色」が正解とされてきた。
 高橋さんは、指導教員の金綱秀典教授から「昔、黄色のゴム状硫黄ができたことがある」と聞き、本当かどうか実験で確かめたくなった。
 市販の硫黄の粉末を試験管に入れて加熱していくと、流動性が出てくる。これを冷水に流し込むと、弾力性のあるゴム状硫黄となる。
 市販の5種類で試した。純度98%の硫黄粉末や99%の硫黄華で作ったゴム状硫黄は褐色や黒色で、試験管に黒い物質が残った。だが99.5%の結晶硫黄だと黄色になり試験管に何も残らなかった。
 そこで、黄色いゴム状硫黄に鉄粉を混ぜて溶かし、再びゴム状硫黄にすると褐色に変わった。鉄粉が多いと黒色になった。純度99%以下の硫黄は、不純物で褐色や黒色になると分かった。
 金綱教授は、自分も執筆している大日本図書「新版化学I」のゴム状硫黄の写真を差し替え、記述を「ゴム状硫黄は黄色。黒、褐色の着色は不純物による」と直すよう申し入れた。
 大日本図書も文部科学省に訂正を申請、09年度教科書から「ゴム状硫黄は硫黄の純度が高いと黄色になる」と注を追加することになった。

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