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昨日中山記念で2冠馬ドゥラメンテがダービー以来の出走で注目を集め、人気に応えた横綱相撲で存在感を強烈にアピールした。この先国内か海外か気になるが、父母ともに栗東所属だったので、春天皇賞に出走してその勇姿を小生含めた関西のファンの前で淀のターフでの走り心地を見せてもらいたいものだ。
昨日28日で、栗東所属の松田博資・橋口弘次郎・武田博3調教師が引退した。
それぞれの重賞勝ちだけでも振り返ってみると、小生との馬券にも結びつく悲喜こもごもの記憶が想い起されてきて感慨深い。中でも橋口厩舎管理の馬には特にGⅠレースで馬券を取らせてもらったことが頭の中にいくつか浮かび上がってくる。
96年 菊花賞 「名馬ファイル」より
それまであまり気にかけていなかった橋口厩舎を予想の時に確認するようになったのは、ダンスインザダークがフサイチコンコルドの鬼脚に屈してしまった96年ダービーからだった。今日のスポーツ紙に師のコメントで、このレースがもっとも悔しかったレースとして掲載されていた。その悔しさをバネにして秋の菊花賞でユタカ騎手を背に雪辱果たし、小生の馬券も大本線にて的中し大いに喜ばせてもらった。
2003年菊花賞 Gallop「菊花賞全史」より
2003年菊花賞でのザッツザプレンティは、父ダンスインザダークと同じようにダービーは3着と敗れるが、いい脚を長く使えることを見越したアンカツ騎手が早めの先頭に立ち、小生が見守る淀のゴール板をトップで通過してくれネオユニバースの3冠を打ち砕き、この時も本線的中の馬券をプレゼントしてくれた。
2004年 安田記念 Gallop 「さようなら名馬たち」より
そして翌2004年6番人気だったツルマルボーイがアンカツ騎手の手綱さばきによって、ドロンコ馬場をモノともせずに馬群を抜け出してきた安田記念も歓喜の本線馬券だった。この馬にとって生涯1度のGⅠ勝ちだったことがドラマチックで、この馬もダンスインザダーク産駒だった。
2014年ダービー Gallop「重賞年鑑 2014」より
その後ハーツクライ、リーチザクラウン、ローズキングダムとダービー2着のシルバーコレクターとさえ揶揄される不運なレースが続いた。その不運に終止符を打ったのが2014年のワンアンドオンリーで悲願達成が実現したのだった。言うまでもなくこのダービー勝利が調教師人生での最高のレースだったそうだ。このダービーは的中馬券を手にすることができたが、皮肉にも前記3頭のような手放しで喜べる払い戻しには程遠いものだった。
そんな橋口調教師が現役最後の日となる昨日28日は、勝ち負けは度外視して阪急杯と最終12Rは厩舎最後の出走になるミッキーラブソングとキタサンウンゲツ中心の馬券を買い、今まで馬券にお世話になった御礼をこめてレースをテレビ観戦した。この2頭にはいずれも小牧フトシ騎手が騎乗したこともあり迷いのない馬券だった。フトシ騎手がまだ園田所属時代から時折中央に騎乗にきたときは、師が宮崎県、フトシ騎手が鹿児島県と同じ九州出身のよしみもあり橋口厩舎・フトシ騎手騎乗がよく見られた。
残念ながら昨日上記2頭は馬券の対象とはならなかったが、今日のスポーツ紙を読んでみると、最終Rのパドック馬上で涙ぐみ、レース後に師への花束贈呈でもフトシ騎手が感涙する姿が伝えられていた。レースに勝ったら泣いてしまうと断言していたフトシ騎手が、勝敗に関係なく落涙したことは十分予想できたことだった。
師の長男慎介氏が3月1日に厩舎開業する予定で橋口厩舎の血脈は引き継がれていくようなので、これからも注目していきたい。
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