しみツたれ狂歌

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 あと20首!
 ネタにフィットさせる本歌(百人一首で今回の狂歌未使用の歌)を
 選んでくることが大変。

 ま、急がず行こう。




 71.消費税 上げつる先をながむれば ただ買ひ控えするが残らむ

(81)ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる


 72.票さそふ 民への袖の下なれど ふりまく金は 国のなりけり

(96)花さそふ 嵐の庭の雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり


 73.世の中は常にもがもな 年金の 泥の小舟の行方わびしも

(93)世の中は常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の綱手かなしも


 74.夜もすがら物思ふころは明けやらで 電気代さへ かさみたりけり

(85)夜もすがら物思ふころは明けやらで 閨のひまさへつれなかりけり


 75.景品の小さき箸も置く場所の狭きを悩み 夜ぞ更けにける

(6)かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける


 76.ユーロドル 外貨売る人 言も絶え ゆくへも知らぬ為替道かな

(46)由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ恋の道かな


 77.天の原 ふりさけ見れど 高値なる 師走の食に出でし足かも

(7)天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に出でし月かも


 78.江戸住みも冬ぞさびしさまさりける 雇ひも銭もかれぬと思へば

(28)山里は冬ぞさびしさまさりける 人目も草もかれぬと思へば


 79.人混みを分きて求むる福袋 なか見きとてか恋しかるらむ

(27)みかの原わきて流るるいづみ川 いつ見きとてか恋しかるらむ


 80.今混むと 言ひしばかりに 初春のバアゲンのツキを見逃しつるかな

(21)今来むと いひしばかりに 長月のありあけの月を待ち出でつるかな



 

 
 首相が新しい人になっても
 不景気気分は変わらない今日この頃。

 しみったれにも拍車がかかっちゃう。
 ぱからっっぱからっっぱからっっ…




 61.あし引きの山鳥の尾のしだり尾のながながし髪切る金も惜し

(3) あし引きの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む


 62.行楽に出づるも無きに夏の銭 つらぬきとめぬ玉ぞ散りける

(37)白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける


 返歌:行楽に出づるとなれば夏の銭 割れて砕けて裂けて散るかも

(『金槐和歌集』源実朝)
    大海の磯もとどろに寄する波 割れて砕けて裂けて散るかも


 63.旅先の店に立ち寄りてながむれば いづこも同じ秋の値上がり

(70)さびしさに宿を立ち出でてながむれば いづこも同じ秋の夕ぐれ


 64.銭も愛(を)し 銭も恨めし あぢきなく
    値を思ふゆゑに 物買はぬ身は

(99)人もをし 人も恨めし あぢきなく
    夜を思ふゆゑに 物思ふ身は


 65.ベエカリイに うち出でて見れば白妙の パンの高値に涙降りつつ

(4) 田子の浦に うち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ


 66.基金なる 語るに落つる微年金 ちりぞつもりて何になるやら

(13)筑波嶺の 峰より落つるみなの川 恋ぞつもりて淵となりぬる


 67.銭惜しみ 春のきぬ出だし秋も積む わが衣手に毛羽は立ちつつ

(15)君がため 秋の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ


 68.秋風に たなびくカモの絶え間なし もれ出づる詐欺の数の寒けさ

(79)秋風に たなびく雲の絶え間より もれ出づる月の影のさやけさ


 69.受かりける後は学費の山おろしよ いみじかれとは祈らぬものを

(74)憂かりける人を初瀬の山おろしよ はげしかれとは祈らぬものを


 70.忍びきな 緩(ゆる)ひし袖をしぼりつつ
    子らのお下がり 着る四十路とは

(42)契りきな かたみに袖をしぼりつつ
    末の松山 波越さじとは

  

 新学期ネタから夏のバーゲンネタまでの総集編。

 

 51.子を育て学成さしむる貯への 破(わ)れても末に溜めむとぞ思ふ

(77)瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ


 52.暫定の値付けまだ干ぬ看板を 即書き直す春の給油所

(87)村雨の露もまだひぬまきの葉に 霧立ちのぼる秋の夕ぐれ


 53.朝ぼらけ ありあはせの具と見られじと よしなき細工詰むる弁当

(31)朝ぼらけ ありあけの月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪


 54.後期てふ つれなく見えし名付けより 年とるばかり憂きものはなし

(30)ありあけの つれなく見えし別れより あかつきばかり憂きものはなし


 55.戻りなば寝ぬるものとは知りながら なほ誘はるる朝布団かな

(52)あけぬれば暮るるものとは知りながら なほ恨めしき朝ぼらけかな


 56.棚奥の見切り商品 誰ゆゑに探しそめにし われならなくに

(14)陸奥(みちのく)のしのぶもぢずり誰ゆゑに
                乱れそめにし われならなくに


 57.お財布の中は秋風 札去りて ふところ寒き衣更へなり

(94)み吉野の山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く衣打つなり


 58.わが袖は 潮時見えぬ物価高の人こそ知らね 振るすべもなし

(92)わが袖は 潮干に見えぬ沖の石の人こそ知らね かわく間もなし


 59.忍ぶれど時に出でにけり買ひ過ぎは バアゲンやあると人の問ふまで

(40)忍ぶれど色に出でにけり わが恋は 物や思ふと人の問ふまで


 60.無駄買ひの病はまたも憑きにけり 人知れずこそ店に出でしか

(41)恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか

 

 41がクリスマスの時期に詠んだものとは!
 スローペース。
 ま、いっか。
 まとめてみて
 世相を反映している狂歌が増えてきてる、と改めて実感。




 41.聖夜とて 鳥の高値は忍ぶとも よに偽物の肉は許さじ

(62)夜をこめて 鳥のそらねははかるとも よに逢坂の関は許さじ


 42.これやこの 行くも帰るも難儀にて 押すな押すなの初詣なり

(10)これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関


 43.思ひわび さても節電するものを 憂きに耐へぬは値上げなりけり

(82)思ひわび さても命はあるものを 憂きにたへぬは涙なりけり


 44.あらざらむ この世のほかの思ひ出に
    いまひとたびの物欲もがな

(56)あらざらむ この世のほかの思ひ出に 
    いまひとたびの逢ふこともがな


 45.嘆けとて 円やは物を思はする 為替気になる わが涙かな

(86)嘆けとて 月やは物を思はする かこち顔なる わが涙かな


 46.買ひ置きて 通さぬ袖だにあるものを 更に欲しとは金こそ惜しけれ

(65)恨みわび ほさぬ袖だにあるものを 恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ


 47.財布開け 予算ぎりぎりたえだえに 買ひだめわたる 日々のたぢろき

(64)朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木


 48.もろともに あはれと思へ 山桜 
    はなよりほかに 無料(タダ)のものなし

(66)もろともに あはれと思へ 山桜 
    はなよりほかに 知る人もなし


 49.物の値は上がりにけりな いたづらに 在庫持たじとながめせし間に

(9)花の色はうつりにけりな いたづらに わが身世にふるながめせし間に


 50.世の中よ道こそなけれ 喜寿近き年金とてぞ 確(しか)と天引き

(83)世の中よ道こそなけれ 思ひ入る山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる



 注:46は娘にお洋服をねだられて、実際答えたものの古文訳(笑)。

 詠み初めということで(笑)。
 
 近所の有名な神社に出かけたものの、
 あまりの人出に途中でくじけて、
 お参りの場まで行くのを断念したのね。

 入り口でお祈りしたからー、なんて
 どんだけしみったれ〜。

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