鹿児島を走る!!

バイクフォーラムのスタッフ益永による実走ツーリングレポート

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 「鹿児島を走る!!」 はバイクフォーラムの益永が、いちライダーの目線で鹿児島県内の道路を実際にバイクで走行した記録と感想を綴ったレポートである。
 
第33回目の舞台となるのは、熊ヶ岳の麓に位置する、鹿児島市下福元町から南九州市川辺町にかけての県道19号鹿児島川辺線の周辺の道々。
行き止まりもあれば、あんな所やこんな所に通じる道もある。
寄り道しながら探検、発見。
未知の道って楽しい!
 
 
出発地点はここ。
旧上床林道側の県道19号鹿児島川辺線のとある分岐点。
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漂ってくる並々ならぬこの雰囲気。
ワクワクしませんか?
火の河原(ひのこらと読む)地区目指して、ではスタート!
 
せっ、狭い・・・。
ほぼ一車線分しか道幅が無く、ガードレールさえも存在しない。
何かしらを必死に訴え様としている立て看板があった。
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何だか分からないが、とにかく何かが危険な様だ。
十分注意しよう。
もしも四輪車で対向車でも来ようものなら、かなりの労力を強いられよう。
しかし、その心配も余り必要はなさそうだ。
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苔むしたアスファルトが、この地区の現状を物語る。
 
視界が開けた所で集落が確認出来た。
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山々に囲まれた火の河原は、何だかとてもひっそりとしていた。
 
集落に入ってすぐ分岐。
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メインルートは右側であろうが、左側の行く末も気になる。
では、まずそちら側から。
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比較的急な登りが続く。
中央部はやはり苔むしている。
可憐な花々が沿道を飾る、更に急勾配となった坂道を登る。
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崖下への転落を危ぶみながらも、急に開けた展望に息をつく。
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山しか見えないが・・・。
 
その後登りきった辺りで、おやっ?
本線は右側方向だが、左側への方が車両の往来が多いのか?
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落ち葉の堆積の仕方に些か疑問が残る。
だって左側って、こんなんだし・・・。
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この先に何かあるのか?
未知の道との遭遇。
行ってみるか。
森の中へ踏み入る。
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確かに四輪車の轍が続いてはいる。
暫くは・・・。
だが、
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やがて行き止まり。
一体何の為の道なのか?
林業か?
それとも指スカが近いから、何かしらそれとの関係があるのか?
何も分からないが、まぁ、走れないなら用は無い。
転進!
先程の分岐を右側へ。
その先がどこに通じているかと言うと、ここです。
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第19回 川辺トレッキング山之寺林道の熊ヶ岳登山口でした。
繋がりました?
未知の道の位置が既知となり、理知が満ち満ちる。
 
さて、では火の河原へ戻り、分岐していた右側へ。
 
すると、秋色に輝く銀杏がお出迎え。
風情のあるその美しさに思わず足が止まる。
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柔らかな風が頬を撫でる度に、ひらひらと黄金の葉が舞い落ちる。
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産まれたての落ち葉と戯れながら、全く人気の無いメインストリートをそぞろ走りする。
周囲との違和感を少々覚える、ポップなデザインのバス停留所があった。
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ひまわりバス、火・金だけで一日往復一本・・・。
 
その先で、一面に鮮やかな色彩の絨毯が広がる。
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ふと目に飛び込んで来たのは、かなりの歴史を感じさせる石垣。
そして、その向こうにある広場は?
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廃校となった小学校の分校跡地だった。
かつてはこの校庭に子供達の歓声がこだましていたのだろう。
古き門柱が寂しげに佇んでいた。
案内板には、昭和51年廃校とあった。
私の生まれ年だ。
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幾らか感慨深いものがあった。
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静かだ。
余りに静か。
この火の河原地区において、たまたまかもしれないが、人影を目にすることは無かった。
まるで自分一人だけが、別世界からタイムスリップでもしてきたかの様な、何だか不思議な感覚に陥る。
エンジンを掛ける事さえもはばかられる。
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美しくも物寂しい火の河原を後にする。
また来よう。
 
さて、集落を抜けて間も無く分岐が現れた。
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左右でまさに明暗が分かれている。
左側の「暗」の道は、日の光も届きにくく路面も湿ったままの落ち葉に埋もれている。
交通の往来も殆ど無さそうだ。
こちらも面白そうだが、それはまた別の話し。
まずは空を拝める右側から。
 
何か危ないだろ、絶対コレ!
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危ない、危ない!
普通に怖いんですけど・・・。
 
そして、新馬立橋の手前でまたも分岐。
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だが今度は「廃」な雰囲気が漂ってくる。
正面の立て看板には、「この先行き止まり」の心躍る文字。
よし、確かめてみよう。
 
進入禁止の立ち塞がるガードレールも無く、散策を開始。
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多少は車両の行き来がある様だ。
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轍がしっかりと残っている。
この先に待ち構えているものは一体?
そして辿り着いた所は・・・。
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やはり湖面だった。
水没していくアスファルト。
流れる事も無く浮遊するだけの落ち葉。
透明度が低い深緑色。
水中より突き出る枯れ木。
しんと静まり返ったさつま川辺湖のほとりで一所懸命に取り組んだ。
何をって?
これです。
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どう? 
タイヤ痕や足跡を残さない様にするのに苦労したんです。
えっ?そう・・・か。
どうでもいいか・・・。
 
ふと、よ〜く目を凝らすと正面に何かポールが見える。
看板か標識か?
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判別は出来なかったが、地図と照らし合わせてみるとT字になっている右折側は
前回辿り着いた湖面のすぐ先だった。
水位が後数メートル下がっていたら通れたのに。惜しい。
 
しかし本当に静かだ。
当然かもしれないが、携帯電話は圏外。
何かあっても誰にも気付いてもらえない・・・。
そそくさと引き返そうとした、その刹那!
私は見てしまった・・・。
亡骸だ!
                          (閲覧注意!)
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忘却の彼方に葬り去られようとしている廃橋だ!
通ってきた道沿いだが、全く気付かなかった。
ちょっと戻って確認してみよう。
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茂みに隠れ、この先に道があるとは夢にも思えない。
分け入ると・・・・、
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えっと、橋の写真です。
対岸は激藪で渡りきる事が出来ない。
右端には、苔むして埋もれかけた親柱が。
橋名板に刻んであるこの橋の名。
その名も・・・、
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「横道橋」!!
どストレート!
何のひねりもないネーミングに、ある種の潔さを覚えた。
だが、残念ながら橋としての役割はもはや果たせてはいない・・・。
邪魔したな、永遠に眠るがよい横道橋よ。
 
さて、先程の分岐まで戻る。
新馬立橋を渡り、さつま川辺湖沿いに高度を上げながらワインディングを駆け抜ける。
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程無くさつま川辺湖を跨ぎ、県道19号鹿児島川辺線へと繋ぐ馬立大橋へと差し掛かる。
橋の中央部よりさつま川辺湖を臨む。
結構高いぞこれは!
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なかなかの眺めだ。
また良い所を発見してしまった。
 
では来た道を一旦火の河原へ戻る。
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あの分岐の先、「暗」の道を散策する為に・・・。
 

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