鹿児島を走る!!

バイクフォーラムのスタッフ益永による実走ツーリングレポート

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 「鹿児島を走る!!」 はバイクフォーラムの益永が、いちライダーの目線で鹿児島県内の道路を実際にバイクで走行した記録と感想を綴ったレポートである。
 
鹿児島県道19号鹿児島川辺線は鹿児島市坂之上を起点とし
途中川辺ダムを経由しつつ、南九州市川辺町までを結ぶ主要地方道である。
また、川辺ダム以降は南薩縦貫道の一部である川辺道路を含む。
さて、その件の県道19号は起点より数キロのある地点で二手に分岐する。
従来の県道19号と新たに認定されたそれとは、それぞれ別々の道を歩んでいき
結局は川辺ダム付近で合流するのだが、その道筋にあまりの差があるのだ!
片や、元来林道であったものが主要地方道へと昇格したルート。
片や、道すら存在もしなかった様な所に新設されたルート。
と、経緯や時代背景もバラバラ。
実に興味深い物件ではなかろうか?
それでは、実走して検証してみよう。
 
鹿児島を走る!!第32回目の県道19号Vol.2の舞台となるのは、
その前者、元来の県道19号鹿児島川辺線
走行時期は前回より遡る事、数ヶ月前の11月末頃。
では、スタート!
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ここの分岐が明暗の分かれ道となる。
今回は左折(看板だと直進)。
 
お世辞にも広いとは言えない幅員で、住宅街をグネグネと進んで行く。
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少しずつ高度が上がるにつれて、様相が変化していく。
採石場を過ぎた辺りから、交通量が極端に減る。
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と、言うよりも全くゼロと言っても過言ではない。
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元々1.5車線程度の幅員だったが堆積する落ち葉により、実質1車線程に強要される。
こう見えても一応二桁の県道19号
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覆い被さる樹木の低さが交通量の少なさを物語る。
 
たまに開ける展望。
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桜島を遠望。
鹿児島市内を一望。
 
途中、半ば藪に埋もれる様に道路開通記念碑があった。
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随分風化してしまって判別し難いが、うっすらと谷山町長等の名が連なり
昭和九年二月起工、十一年四月竣工とある。
70年以上前だ!
 
その後、高度がピークに達した辺りで、指スカを潜り抜ける。
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暫く走ると分岐に差し掛かった。
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右折すると、錫山インターチェンジ。
進むべきは、そのまま直進。
 
何の前触れも無く、突如として久しぶりのセンターラインが現れた。
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真新しいアスファルトは走りやすいが、ほんのちょっとの間だけ。
 
Y字の分岐。
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県道19号
は道なりに右方向だが、左折して火の河原への道も気になる。
だってほら完全に1車線な上に、漂ってくる並々ならぬこの雰囲気・・・。
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面白そう。
探究心が物凄くくすぐられる。
しかし、それはまた別の話
では、県道19号の駒を進めてみよう。
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交通量皆無の、色付く木々のトンネルの道をトコトコと行くと
城水観音という立て看板があった。
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川べりへ降りていけるようだ。
この先に観音像があるとの事。
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ホタルが生息しているらしい。
因みに、調べたところによると河鹿とはカエルの事の様だ。
 
寂寞とした雰囲気の中、観音像が屹然と佇んでいた。
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観音像の台座には「竜頭観☆音菩薩」と彫ってある。(真ん中の文字はパソコンでは変換出来ない。)
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ヤフーでもグーグルでも百度でも、この文字列はヒットしなかった。
何か特別な意味でもあるのだろうか?
その視線の先は、松ヶ野川を跨ぐ県道19号
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菩薩は何を見、何を聞き、何を感じ、何を想うのか?
傍らの石碑には県道19号が元来林道であったという記述が。
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上床林道昭和36年3月竣工。
 
この付近を包む寂寥の感の要因の一つは、恐らくアレだろう。
対岸に残るアレは、遺構と言っても差し支えないかもしれない。
 
ここ鹿児島に現存するミステリーサークル群だ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ばば〜ん。
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さっ、おふざけもこの辺にして、菩薩掌を喰らわない内においとましよう。
 
さて旧上床林道側県道19号もここまで来ると、自走可能な区間はあと少し。
程無く新八丈橋を渡り、新設県道19号と再開し合流を果たす。
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新八丈橋
・・・。
新?
そう、お察しの通り。
少しバックすると・・・、
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じゃんっ。
心躍りますか?
冒険心がくすぐられますか?
下っていく道の先が気になりますか?
ハイ、では行きましょう。
益永の、旧もの探訪。
 
坂道を下っていくと、煤けた青看板と古色蒼然とした八丈橋がお出迎え。
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欄干の低さが時代を物語る。
右上の誇らしげな新八丈橋や輝く青看板とは実に対照的だ。
昭和と平成。
栄枯盛衰を一目で見られる絶好のビューポイント。
 
では、突き当たるT字の左右。
右折は、金峰・錫山方面。
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新八丈橋
を潜り、小道が続く。
この道は現在、錫山自然遊歩道として現役。
しかし、それはまた別の話。
 
そして左折が、皆々様お待ちかね、旧道で川辺方面。
だが、
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この有様・・・。
先程、「自走可能な〜」と言ったのはこういう事。
この先行き止まり。
そして、通行止め。
ガードレールが車両の進入を完全にシャットアウト。
 
しかしながら、進入禁止ではないという所がポイント。
つまり、徒歩で進入。
もはやツーリングではなくなったが、川辺町の看板がこっちにおいで楽しいよ、
と呼んでいるし、行き止まりというこの道の結末を見てみたいから、しょうがない。
行きます。
 
県道19号鹿児島川辺線、旧道散策スタート。
足を踏み入れた途端、ガードレールや白線が姿を消す。
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アスファルトで舗装された路面のおかげで、どうにか元々車道であった事がわかる。
 
奥に進むと草木の侵食が一段と激しくなり、覆い被さってくる。
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既に道としての機能を失いつつある。
 
林の中へ入ると草木の隆盛は衰えるが、シダ植物や落ち葉等の堆積物が路面を覆う。
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白線がかろうじて見てとれる。
歩き心地は遊歩道の様でもあるが、2車線程の道幅にかなり違和感を覚える。
 
かつてはカーブミラーと呼ばれていたであろう構造物が死に体を晒していた。
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アスファルトの路面が消えかけてきた。
日に当たっている場所でさえも苔が生えている。
 
廃道。
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ガードレールがある事で、往時の車道の面影を残す。
硬い路面の上のぬかるみのせいで、非常に歩きにくい。
 
もはや道なのか何なのかすらもわからなくなってきた。
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が、ここは以前の県道19号鹿児島川辺線
行き先は川辺市街地。
ところが現在の行き着く先は・・・?
 
左手に視界の開ける所があった。
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そう、今現在は川辺ダムのダム湖、さつま川辺湖へと水没する見捨てられた道だ。
 
やがて分岐が現れた。
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右手はもう殆ど獣道の様な状態。
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左手はすぐそこにダム湖の水面が。
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どうやら、ここが行き止まりの様だ。
ハイ、撤収。
 

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