読聴見聞録

読書、スポーツ、アニメなど無節操に書き飛ばしています。項目別に並んでいますので、最新記事は左のメニューからどうぞ。

全体表示

[ リスト ]

「日本SF全集」刊行

 6月から出版芸術社より「日本SF全集」全6巻が刊行されるとの事。これはこれまで書かれた日本SFの名作短編を1作家1編ずつ、1957年から年代順に並べて収めるという物だ。

http://www.spng.jp/sf.html

 かなり意欲的な企画だろう。並んでいる作品名を見るだけでも楽しくなってくる。個人的には第1集の大御所たちの作品がまず嬉しい。星新一、小松左京、光瀬龍当たりの大御所はもちろんだが、平井和正「虎は目覚める」、豊田有恒「両面宿儺」、矢野徹「さまよえる騎士団の伝説」、山野浩一「X電車で行こう」などは、大昔にわくわくしながら読んだものであり、読んだ事がないという人には是非とも手に取って貰いたい作品たちだ。
 そして、第3集は、おそらく一番SFを読んでいた時期に、ほぼリアルタイムで読んでいた作品がずらりと並んでおり、大変に愛着がある作品が多い。新井素子の衝撃のデビュー作「あたしの中の……」、神林長平の名を不動にした「言葉使い師」、今なお続くダーティペアシリーズの一編である高千穂遙「そして誰もしなくなった」、リリカルでポップでちょっと切なくなる大原まり子の最高傑作「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」など、いずれも当時新刊が刊行されると同時に胸をときめかせて手に取った物である。
 最近はややSFから離れている事もあって、第5集、第6集あたりになると、あまり読んでいない作品が多くなってしまうのだが、逆に言うならまだ知らぬ傑作が新しく読めるという事にもなる。いずれにせよ大変に楽しみな叢書である。1冊2500円とのことだから、全部そろえると1万5000円になるが、この内容なら高くはないと思う。

 ただ、本音を言えば長編を集めた全集が是非とも欲しい。日本では書き下ろしのSFシリーズは何度か企画されているが、そういうベスト選集形式のSF全集が刊行された事がないのだ。どこかの出版社でやってくれないかなぁ (^^;)。

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事