うちなあぐち日記

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 なあ、前(めえ)ぬ事(くとぅ)どぅやいびいしが、アミリカ映画(ゐいが、かあがあをぅどぅい)んかい、十七、八頃(じゅうしちはちぐる)ぬ若者(わかむん)達(ちゃあ)ぬ、ダンスパーティーすし、ましさあに、週(しゅう)に一回(ちゅけん)びけえや、まあがなんじ、パーティーし楽(あぬ)しむるむんぬあいびいたん。
 やいびしが、若者ぬ親(をぅ)やとぅか、牧師(ぶくし)、うぬ他(ふか)ぬ大人(うふっちゅ)お、うんなダンスパーティや、やま切(ち)りむんやでぃち、取(とぅ)い締(し)まらんでぃそおたるむやいびいしが、後(あとぅ)ぬうんじゅみ、若者達ぬダンスパーティーや、当たい前(めえ)ぬ事(くとぅ)どぅやるんでぃち、許(ゆる)さりやびたん。

 沖縄(うちなあ)んかいや、昔(んかし)から、戦(いくさ)終(うわ)てぃ、直(ちゃあき)までえ、毛毛(もうあし)びぬあいびいたん。今(なま)ねえし、何(ぬう)ぬゐいりき事(ぐとぅ)ん無(ね)えらん世(ゆう)どぅやいびいたくとぅ、若者達や、なんくる、夜(ゆる)ないねえ、毛んかい揃(すり)てぃ、琉歌(るうか)歌(うた)たい、三味線(さんしん)弾(ふぃ)ちゃい、舞(もう)たいさびたるむんやいびいん。
 まぎい達(たあ)、ちゃあがな、うんな野遊び、やま切りむんやんでぃち、禁(ち)じらんでぃ、やっぱとおいびいたしが、戦後(いくさあとぅ)ぬ一時(いっとぅちゃ)迄(までぃ)あいびいたん。

 やいびいくとぅ、琉歌あ、シマジマ村々(むらむら)ぬ毎(かあじ)、幾百(いくばく)ん、作(つく)い、歌あらってぃ、来ゃあびたん。『シマくとぅば 旧石川市山城』(山城正夫著)から、一(てぃい)ちえ、借(か)やあに、うみかきてぃなあびら。

あきよ我肝(わがちむ)や ふやらんぷ心(ぐくる) 内(うち)や焼(や)きたんてぇ 色(いる)や見(み)らん。
 
 ゆうしいねえ、音高(うとぅだか)さる恩納(うんな)ナビイとぅか、吉屋(ゆしあ)チルウん、毛遊び於(をぅ)とおてぃ、琉歌詠むる技、くなちが来ゃらあん、分(わ)かやびらん。
 むっとぅん、毛遊びえ、1950年(にん)ぬ初(はじ)みうるみんかいないねえ、あったに、無(ね)えらんなたんでぃぬ事やいびいん。米軍(びいぐん)ぬ兵士ぬすぬ犯罪(やまちりぐとぅ)ぬ多(うほう)くなてぃ、来(ち)ゃあびたくとぅやいびいん。

注:「フヤランプ」お、芯(しん)ぬ燃(めえ)いねえ、玉(たま)ぬ内(うち)むてぃいや、煤(しいし喰(く)うてぃ、中(なか)あ見(み)いらんなやびいん。

【語句】
毛遊びや琉球文化ぬあひゃあがやら=野遊びは琉球文化の原(産み親)なのか
なあ、前ぬ事どぅやいびいしが、アミリカ映画んかい=もう、以前のことですが、非丁寧文「〜事どぅやしが」
十七、八頃ぬ若者達ぬ、ダンスパーティーすし、ましさあに=十七八頃の若者らがダンスパーティする事を好み、
週に一回びけえや、まあがなんじ=週に一回ぐらいは、どこかで、
パーティーし楽しむるむんぬあいびいたん=パーティーをして、楽しむといもの(映画)がありました。非丁寧文「〜むんぬああたん」。
やいびしが、若者ぬ親やとぅか、牧師、うぬ他ぬ大人お=ですが、若者の親とか、牧師、その他の大人は、非丁寧文「やしが〜」。
うんなダンスパーティや、やま切りむんやでぃち=そういうダンスパーティーは、風紀を乱すものだとして、
取い締まらんでぃそおたるむやいびいしが=取り締まろうとしていたのですが、非丁寧文「〜むぬやしが」。
後ぬうんじゅみ、若者達ぬダンスパーティーや=結局、若者らのダンスパーティーは
当たい前ぬ事どぅやるんでぃち、許さりやびたん=当然なものとして、認められました。非丁寧文「〜許さったん」。
沖縄んかいや、昔から、戦ぬ終てぃ直までえ、毛遊びぬあいびいたん=沖縄には昔から終戦直後まで、野遊びがありました。非丁寧文「〜毛遊びぬあたん」。
今ねえし、何ぬゐいりき事ん無えらん世どぅやいびいたくとぅ=現在のように、何の娯楽も無い時代でしたので、非丁寧文「〜世どぅやたくとぅ」。
若者達や、なんくる、夜ないねえ、毛んかい揃てぃ=若者たちは、自然に、夜なれば、野に集い、
琉歌、歌たい、三味線弾ちゃい、舞たいさびたるむんやいびいん=琉歌を読んだり、三味線を弾いたり、踊ったりしてものです。非丁寧文「〜むぬやん」。
まぎい達、ちゃあがな、うんな野遊び、やま切りむんやんでぃち=偉い人たちは、どうにか、そんな野遊びを風紀を乱すおのだとして、
禁じらんでぃ、やっぱとおいびいたしが=禁止しようと、頑張っていたのですが、非丁寧文「〜やっぱとおたしが」。
戦後ぬ一時迄あいびいたん=終戦直後までありました。非丁寧文「〜迄あたん」。
やいびいくとぅ、琉歌あ、シマジマ村々ぬ毎=ですから、琉歌は村落ごとに、
幾百ん、作い歌あらってぃ、来ゃあびたん=幾百首も作り読まれて来ました。非丁寧文「〜来ゃん」。
『シマくとぅば 旧石川市山城』(山城正夫著)から
一ちえ、借やあに、うみかきてぃなあびら=一首をお借りして、御披露させていただきます。非丁寧文「〜みしてぃ取らさ」。
あきよ我肝や ふやらんぷ心 内や焼きたんてぇ 色や見らん=ああ、私(俺?)の心はフヤランプのよう、内(恋心は)は(激しく)燃えても色(本音)は見えない(みせられない)。注:筆者の解釈。
ゆうしいねえ、音高さる恩納ナビイとぅか、吉屋チルウん=ひょっとしたら、あの有名な恩納ナベや吉屋チルも
毛遊び於とおてぃ、琉歌詠むる技=野遊びで琉歌を読む(作る)腕を
くなちが来ゃらあん、分かやびらん=磨いてきたのかもしれません。非丁寧文「〜分からん」。
むっとぅん、毛遊びえ、1950年ぬ初みうるみんかいないねえ=もっとも、野遊びは1950年代初め頃になると
あったに、無(ね)えらんなたんでぃぬ事やびいん=急に消滅したとの事です。非丁寧文「〜事やん」。
米軍ぬ兵士ぬすぬ犯罪ぬ多くなてぃ、来ゃあびたくとぅやいびいん=米軍犯罪が増えてきたからです。非丁寧文「〜くとぅやん」。
注:「フヤランプ」お、芯ぬ燃いねえ、玉ぬ内)むてぃいや=注:「フヤランプ」は、芯が燃えると、ガラスの内側は。
煤喰うてぃ、中あ見いらんなやびいん=煤けて、中は見えなくなります。非丁寧文「〜見いらんなゆん」。

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