うちなあぐち日記

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前(めえ)からぬ続(ちじ)ち
 
 さてぃ、うんぬきてぃ来(ち)ゃる通(とぅう)い、『大川敵討』え、物語(むぬがたい)ぬ根末(にいすら)かたくじら、他(ふか)ぬ組踊(くみうどぅい)とお、んずらさ変(か)わとおいびいん。
 作(つく)い様(よう)ぬ変わとおしえ、当たい前ぬ事、作者くるぬ肝ぬ変わとおくとぅどぅやいびいる。
 作者あ、久手堅親雲上(くでぃきんぺえちん)んでぃ言(い)らっとおいびいしが、正名(しょうなあ)ん合(あ)あち、細(くま)さる事(くと)お、伝(ちて)えらてえ居(をぅ)らんあら、我(わん)ねえ分かやびらん。
 ただ、『大川敵討』からすう見(み)なゆる久手堅親雲上や、彼(あり)くるん、種変(たなが)あい者(むん)ぬんやい又人変わいい者ぬん、あらんがあたらんでぃ思(うむ)やびいん。

 うぬ事(くと)お、悪役(やなむんやく)ぬ谷茶按司(たんちゃあじ)ぬ口(くち)からすう見(み)する事ぬないびいん。ゆうさんでえ、谷茶ぬ性質え、久手堅くるぬ肝(ちむ)ぬ持(む)てぃ成(な)しぬゆ映(うつ)ちぇえるむのおあらんがあらんでぃ思やびいん。
 谷茶ぬ口なかい、「昔ふれ者の言ちゃること守て、浮世暮されめ」ぬあいびいしが、実(じち)え、久手堅くるぬ浮世んかい向(ん)かてぃ言(い)い欲(ぶ)しゃたる事おあらんがあいびいたら。

 組踊ぬ谷茶按司え、北谷出身(ちゃたんんじい)ぬ阿麻和利(あまわい)ゆモデルとぅそおる事お、 屬燭鵑舛磧廚「ちゃたん」ぬ逆言(さかい)いやる事、代々勝連かきとおたる望月按司から何がなぬ手段なかい城ぬ主とぅなたる事、女上戸(ゐなぐじょうぐ)やたる事から思寄(うみゆ)らりやびいしが、肝内(ちむうち)え久手堅がまる平生(ふぃいじい)、自(どぅう)が思(うみ)い又考(かんげ)とおる事、叫(あ)びらちぇえんでぃん、思(うま)ありやびいん。

 組踊ぬあひゃあやる玉城朝薫ぬ世(ゆう)から、半世紀余(あま)いん、後(あとぅ)ぬ人(ちゅ)やいびいん。久手堅ぬ思(うむ)とおたる「昔ふれ者」んでえ、玉城朝薫ぬ事、云(い)ちが居(をぅ)ら分らのおあいびいしが、いやでぃん、昔からぬ慣(な)り、風(ふう)んかい肝ふぃじえ居(をぅ)らんがあたらん分かやびらん。

 終(う)わい

【語句】
前からぬ続ち=前回からのつづき。 
さてぃ、うんぬきてぃ来ゃる通い=さて、述べてきたように、非敬語「〜言ちちゃる通い」。
『大川敵討』え、物語ぬ根末かたくじら=『大川敵討』は、物語の展開はじめ、
他ぬ組踊とお、んずらさ変わとおいびいん=他の組踊とは格段に異なっています。非丁寧文「〜変わとおん」。
作い様ぬ変わとおしえ、当たい前ぬ事=作品の展開が違うのは、当然
作者くるぬ肝ぬ変わとおくとぅどぅやいびいる=作者自身の価値観が異なるからです。非丁寧文「〜どぅやる」。
作者あ、久手堅親雲上んでぃ言らっとおいびいしが=作者は久手堅親雲上と言われていますが、非丁寧文「〜言らっとおしが」。
正名ん合あち、細さる事お、伝えらてえ居らんあら=正式な名も含め、詳細は伝承されてないのか
我ねえ分かやびらん=私は知りません。非丁寧文「〜分からん」。
ただ、『大川敵討』からすう見なゆる久手堅親雲上や=ただ『大川敵討』から垣間見える久手堅親雲上は、
彼くるん、種変あい者ぬんやい又人変わいい者ぬん=彼自身、変わり種であり、同時に非凡な人でも
あらんがあたらんでぃ思やびいん=あったろうと思われます。非丁寧文「〜思ゆん」。
うぬ事お、悪役ぬ谷茶按司ぬ口から=そのことは悪役谷茶のセリフから
すう見する事ぬないびいん=垣間見ることができます。非丁寧文「〜事ぬなゆん」。
ゆうさんでえ、谷茶ぬ性質え、久手堅くるぬ肝ぬ=ひょっとすると、谷茶の性格は久手堅自身の性格の
持てぃ成しぬゆ映ちぇえるむのお=ありようを映しているものでは、
あらんがあらんでぃ思やびいん=ないのかと思います。非丁寧文「〜思ゆん」。
谷茶ぬ口なかい=谷茶のセリフに
「昔ふれ者の言ちゃること守て、浮世暮されめ」=「昔、バカ正直の言った事を守って浮世暮らしができるものか」
ぬあいびいしが、実え、久手堅くるぬ浮世んかい=というのがありますが、実は久手堅自身が浮世世間に、非丁寧文「ぬあしが〜」。
向かてぃ言い欲しゃたる事おあらんがあいびいたら=向かって叫びたかった事なのでなかったでしょうか。非丁寧文「〜事おあらんがあたら」。
組踊ぬ谷茶按司え、北谷出身ぬ阿麻和利ゆ=(表面は)組踊の谷茶按司は北谷出身の阿麻和利を
モデルとぅそおる事お=モデルとしていることは
 屬燭鵑舛磧廚「ちゃたん」ぬ逆言いやる事= 屬燭鵑舛磧廚「ちゃたん」を逆に言ったものであること、
代々勝連かきとおたる望月按司から=代々、勝連を支配していた望月按司から
何がなぬ手段なかい城ぬ主とぅなたる事=何らかの手段で勝連城の主になった事、
女上戸やたる事から思寄らりやびいしが=女好きであったことから想像できますが、非丁寧文「〜思寄らりいしが」。
彼が肝内え久手堅がまる平生、自が思い又考とおる事=中身(こころ)は久手堅が普段自分が思い考えている事を
叫びらちぇえんでぃん、思ありやびいん=叫ばしているのだろうと、思われます。非丁寧文「〜思ゆん」。
組踊ぬあひゃあやる玉城朝薫ぬ世から=(久手堅は)組踊の創設者であった玉城朝薫時代から
半世紀余いん、後ぬ人やいびいん=半世紀以上も後の人です。非丁寧文「〜人やん」。
久手堅ぬ思とおたる「昔ふれ者」んでえ=久手堅の中にあった「昔ふれ者」とは
玉城朝薫ぬ事ん言ち居ら分からのおあいびいしが=玉城朝薫の事を言ってるのか知りませんが、非丁寧文「〜分からのおあしが」。
いやでぃん、昔からぬ慣り、風んかい=きっと、昔からのしきたり、風習(習慣)に
肝ふぃじえ居らんがあたらん分かやびらん=不満があったのかも知れません。非丁寧文「〜あたらん分からん」。

おわり

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