うちなあぐち日記

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 くぬ前(めえ)、ある病院(びょうい)ぬんかい、うゑえかん人(ちゅ)、見舞(みいめえ)しいが行(い)ちゃるばすぬ話どぅやいびいる。
 うゑえんかん人お、年寄(とぅす)いらあしく、物(むぬ)食(か)むしぬ、鈍(に)いさぬ、自一人(どぅうちゅい)小(ぐぁあ)、まかねえ所(どぅくる)於(をぅ)んかい、残(ぬく)てぃ、食むし、うみはまとおびいたん。
 彼(うり)がすぐ側(すば)んかい、車椅子(くるまいい)んかい、座(い)っちょおる婆前(はあめえ)ぬめんせえいびいたん。

 ゑえかん人んかい、我(わあ)が後(くさ)あから寄(ゆ)てぃ、「〇〇やっちい、来(ち)ゃんどう」んでぃち、合図(いぇえじ)さがなあ、うぬっ人ぬ肩(かた)、叩(たた)ちゃびたん。
 
 ゑえかん人お、とぅん返(けえ)てぃ、いれえやびたしが、隣(とぅない)んかい、めんせえびいたる婆前ぬ、我(わん)目詰(みいち)きやあに、「いぇえ、兄さん、いちゃんだん、人触(さあ)いぬむぬおあらんどう」んでぃ、美(ちゅ)らうちなあぐちし、みせえびたん。
「あいびらんよう、我ゑえかん人どぅやみせえるむんぬ」
 彼女(うり)が美らうちなあぐち聞(ち)ち、我ねえいしょうさぬ、うちなあぐしし、いれえやびたん。いふぃえ、かにえ、外(は)んでぃてえ、居(をぅ)らんがあらんでぃ、心配(しわ)あやいびたしが、婆前ぬ笑顔(われえがう)なやびいたくとぅ、片心(かたくくる)許(ゆる)ゆるさびたん。

 うぬ婆前とぅん話しい欲(ぶ)しゃああいびいたしが、女(ゐなぐ)看護師ぬ来(ち)ゃあに、彼女(うり)が足(ふぃさ、ひさ)、車椅子ぬ足うっちゃき所(どぅくる)から、足外(はん)すんちがやいびいたらあ、彼女が足、触(さあ)いしとぅまじゅん、婆前や、癪(しゃく)出(ん)じやあに、看護師呪(ぬれ)え懲(く)るさびん。

「何(ぬ)が汝(いゃあ)や、徒(いちゃんだ)ん、人(ちゅ)ぬ足、触いる、ひい!」
 やいびいしが、うちなあぐち分(わ)からん、若(わか)女看護師え、構(かま)あんよいう、婆前足、掴(かち)みてぃ、足うっちゃき所、畳(たく)ばびたん。諸足(むるびしゃ、むるびさ)垂(た)い提(さ)ぎらってぃ、婆前や、なあ、くさみち、
「いぇえっさ、分(わ)かいみ」んでぃ、大叫(うふあ)びいさびたん。
 肝苦(ちむぐる)しいむん、看護師え、「ワカメですか」んでぃち、けえ、いれえやびたん。あんないねえ、なあ、婆前ごう口(ぐち)ぬ止むる事お無(ね)えやびらんたん。
 一(ちゅ)てえ小(ぐぁあ)しいねえ、看護師え、なあ、婆前とぅ、問答(むんどう)すし、止みやあに、まあがらんかい去(は)やびたん。

 あんさびたれえ、うぬ婆前や、我(わん)ぬんかい、向(ん)かてぃ、あばあさあばあゆんたくしい始(はじ)みやびたん。二人(たい)居(をぅ)る男(ゐきが)ん子(ぐぁ)ぬ自慢話(じまんばなし)やっぱてぃすしぬ、でえじな、いしょうさる風儀(ふうじ)やいびいたん。「自慢のおならんしが」んでぃ言(いゃ)がしいなあ、自(どぅう)や、さむれえぬ子孫(くぁんまが)やんでぃんみせえやびたん。やいびいしが、我が大(うふ)どぅん舞(もう)いさびたせえ、うぬ自慢(じま)なあ婆前が百一(ひゃあくいち)なゆんでぃ、聞(ち)ゅあるばすやいびいたん。
 やくとぅどぅ、あんし、美(ちゅ)らうちなあぐちんするむんやんでぃ思(うむ)たるしいじやしびいん。誰(たあ)とぅん、誰とぅん、ごうぐちひゃあぐちさい、自慢話すしん、長生(まがい)ちちする力(ちから)とぅがなとおいびいらあ…。

【語句】
くぬ前、ある病院ぬんかい、うゑえかん人=この前、ある病院に親戚の人を
見舞しいが行ぢゃるばすぬ話どぅやいびいる=見舞いしに行ったときの話なのです。非丁寧文「〜話どぅやる」。「話でえびる」とも。
うゑえんかん人お、年寄いらあしく、物食むしぬ=親戚の人は年なので、食事するのが
鈍いさぬ、自一人小、まかねえ所於んかい=遅いので、自分一人食堂で
残てぃ、食むし、うみはまとおびいたん=残って食事を頑張っていました。非丁寧文「〜うみはまとおたん」。
彼がすぐ側んかい、車椅子んかい=彼の側には車いすに
座っちょおる婆前ぬめんせえいびいたん=腰かけたお婆さんがいらした。非敬語「〜婆前う居たん」。
ゑえかん人んかい、我が後あから寄てぃ=親戚の人に私が後から近寄り
「〇〇やっちい、来ゃんどう」んでぃち=「○○兄さん、来たよ」と、
合図さがなあ、うぬっ人ぬ肩、叩ちゃびたん=声をかけながら、その人の肩を叩きました。非丁寧文「〜肩叩ちゃん」。
ゑえかん人お、とぅん返てぃ、いれえやびたしが=親戚の人は振りむいて、返事をしたのですが、非丁寧文「〜いれえたしが」。
隣んかい、めんせえびいたる婆前ぬ、我目詰きやあに=隣にいらしたお婆さんが私を睨みつけて、非敬語「隣んんかい居たる〜」。
「いぇえ、兄さん、いちゃんだん、人触いぬむぬおあらんどう」=「おい、兄さん、むやみに人を触るもんじゃないよ」
んでぃ、美らうちなあぐちし、みせえびたん=と、きれいな沖縄語で話されました。非敬語「〜言ゃびたん」。
「あいびらんよう、我ゑえかん人どぅやみせえるむんぬ」=「違いますよ、私の親戚の人でいらっしゃるのに」。非敬語「〜人どぅやるむんぬ」。
彼女が美らうちなあぐち聞ち、我ねえいしょうさぬ=彼女のきれいな沖縄語を聞いて私は、嬉しくて、
うちなあぐしし、いれえやびたん=沖縄語で返事しました。非丁寧文「〜いれえたん」。
いふぃえ、かにえ、外んでぃてえ、居らんがあらんでぃ=少しボケていないかと
心配あやいびたしが、婆前ぬ笑顔なやびいたくとぅ=気にしましたが、お婆さんが笑顔になりましたので、非丁寧文「心配あやたしが〜」、「〜笑顔なたくとぅ」。
片心許ゆるさびたん=一安心しました。非丁寧文「〜ゆるちゃん」。
うぬ婆前とぅん話しい欲しゃああいびいたしが=そのお婆さんとも会話をしたかったのですが、非丁寧文「〜欲しゃあ、あたしが」。
女看護師ぬ来ゃあに、彼女が足、車椅子ぬ足うっちゃき所から=女性看護師が来て、彼女の足を車椅子の足置きから
足外すんちがやいびいたらあ、彼女が足=足を外そうとでしたのか、彼女の足を、非丁寧文「〜すんちがやたらあ」。
触いしとぅまじゅん婆前や、癪出じやあに=触る同時にお婆さんは、怒り出して、
看護師呪え懲るさびん=看護師を叱りつけました。非丁寧文「〜懲るちゃん」。
「何が汝や、徒ん、人ぬ足、触いる、ひい!」=「なぜ君は、むやみに、人の足を触るのか、ええ」
やいびいしが、うちなあぐち分からん、若女看護師え=ですが、沖縄語を解しない若い女性看護師は、非丁寧文「やしが〜」。
構あんよいう、婆前足、掴みてぃ=かまわず、お婆さんの足を掴んで、
足うっちゃき所、畳ばびたん=足を置く台を畳ました。非丁寧文「〜畳(たく)だん」。
諸足垂い提ぎらってぃ=両足をぶらさげられて、
婆前や、なあ、くさみち=お婆さんは、もう、怒って、
「いぇえっさ、分かいみ」んでぃ、大叫びいさびたん=「おいこら、分かるか」と大声で叫びました。非丁寧文「〜大叫びいさん」。
肝苦しいむん、看護師え、「ワカメですか」=可哀想に看護師は、「ワカメですか」
んでぃち、けえ、いれえやびたん=と返事してしまいました。非丁寧文「〜いれえたん」。
あんないねえ、なあ、婆前ごう口ぬ=そうなると、もう、お婆さんの文句は、
止むる事お無えやびらんたん=とどまるところを知りませんでした。非丁寧文「〜無えらんたん」。
一てえ小しいねえ、看護師え、なあ、婆前とぅ=しばらくしたら、看護師はもうお婆さんと
問答すし、止みやあに、まあがらんかい去やびたん=問答するのを止め、どこかに行ってしまいました。非丁寧文「〜去(は)ちゃん」。
あんさびたれえ、うぬ婆前や、我ぬんかい、向かてぃ=そうしましたら、そのお婆さんは私に向かって、非丁寧文「あんされえ、〜」。
あばあさあばあゆんたくしい始みやびたん=ぺちゃくちゃお喋りを始めました。非丁寧文「〜始みたん」。
二人居る男ん子ぬ自慢話やっぱてぃすゆしぬ=二人いる息子の自慢話を頑張ってすることが、
でえじな、いしょうさる風儀やいびいたん=大変うれしい様子でした。非丁寧文「〜風儀やたん」。
「自慢のおならんしが」んでぃ言がしいなあ=「自慢はできないけど」と言いながらも、
自や、さむれえぬ子孫やんでぃん、みせえやびたん=自分は士族の子孫であるともおっしゃいました。非尊敬文「〜言(ゆ)たん」。
やいびいしが、我が大どぅん舞いさびたせえ=ですが、私が、仰天したのは、非丁寧文「やしが〜」、「〜させえ」。
うぬ自慢なあ婆前が百一なゆんでぃ=その自慢好きのお婆さんが百一歳なると、
聞ちゃるばすやいびいたん=聞いたときでした。非丁寧文「〜すやたん」。
やくとぅどぅ、あんし、美らうちなあぐちんするむんやんでぃ=だからこそ、こんなにもきれいな沖縄語をするのだろうと、
思たるしいじやしびいん=思った次第です。非丁寧文「〜しいじやん」。
誰とぅん、誰とぅん、ごうぐちひゃあぐちさい=誰彼となく、文句を言ったり、
自慢話すしん、長生ちちする力とぅがなとおいびいらあ…=自慢話をするのも、長生きするエネルギーとなるのでしょうか…。非丁寧文「〜なとおらあ」。

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 毛遊(もうあし)びや、唄(うた)・踊(をぅどぅ)い、くしゃてぃとぅしち、切(ち)り離(はな)さらんむぬおやいびいしが、ただ、唄たい、舞(も)おたいするびけんやれえ、はねえかんあい、味(みい)ぬ無(ね)えん汁(しる)飲(ぬ)どおる如(ぐとぅ)どぅあいびいる。
 唄・舞おいんかい無えらんでえならんしえ、何(ぬう)んでぃちん、三味線(さんしん)どぅやいびいたる。三味線や、毛遊びぬ中柱(なあばあや)やたんでぃ言(い)ちん、言(い)いっ過(くぁ)やあいびらんたん。

 琉球(るうちゅう)三味線や、蛇皮(じゃび)張(ば)いぬばあやれえ、遊(あし)びしんか前(めえ)なち、弾(ふぃ)ちん、何(ぬう)ん、ゆん姦(が)しまさあ無(ね)えんくとぅ、気(ち)にしかん筈(はじ)やいびいしが、実(じち)え、かあま遠(とぅう)さ迄(までぃ)、響(ふぃび)ちゃびいたん。昔(んかし)え、今(なま)ぬ世(ゆう)ねえし、うゎあばな万(ゆるし)音(うとぅ)ん無えやびらんたくとぅ、上等(じょうとう)三味線やれえ、金属(かに)鳴(な)いんさびいくとぅ、澄(し)ん切(ち)りとおる空気(かじ)通(とぅう)てぃ、なあふぃん遠く迄、鳴(な)い響ちゃびいる筈やいびいん。

 今(なま)あ、動物(いちむし)愛(かな)さしかげえゆる法律(ふりい)ん成やあに、ニシキヘビぬ皮(かあ)買(こ)おい寄(ゆ)しゆる事(くと)お、儘(まま)ならんなとおる事んあい、三味線ぬ皮ん人口皮(つくいがあ)けえなやあに、なんぞお、響かんなとおいびいん。やいびいしが、うりん又、また、今前(いまめえ)ぬ人(ちゅ)ん達(ちゃあ)にとぅてえ、いいばすな事でえびる。三味線や家(やあ)ぬ中(なあか)びけんじ響ちいねえ、十分(じゅうぶん)やい、何ん村中(むらじゅう)迄響かち、迷惑(みいわく)しみらんてぃん、済むくとぅやいびいん。

 うちなあんかいや元々(むとぅむとぅ)、色(いる)んな鳴物(ないむん)ぬあいびいたいしが、かわてぃ今ちきてぃ、三味線ぬましさってぃ、広(ふぃる)まてぃ、20万世帯(ちねえ)余(まい)んかい、通(とぅう)とおしえ、毛遊びましそおたる昔ん人からぬ譲(ゆじ)い物(む)のおあらがやあんでぃ思(うみ)やびいん。

続ちゅん。

【語句】
毛遊びや、唄・踊い、くしゃてぃとぅしち=毛遊びは唄・踊りを根底にして
切り離さらんむぬおやいびいしが=切り離す事はできませんでしたが、非丁寧文「〜やたしが」。
ただ、唄たい、舞おたいするびけんやれえ=単に歌ったり踊ったりするだけでは、
はねえかんあい、味ぬ無えん汁飲どおる如どぅあいびいる=盛り上がらないし、味のない汁物を飲んでいるようなものです。非丁寧文「〜どぅある」。
唄・舞おいんかい無えらんでえならんしえ、何んでぃちん=唄踊りに欠かせないものと言えば、何といっても、
三味線どぅやいびいたる=三味線なのでした。非丁寧文「〜どぅやたる」。
三味線や、毛遊びぬ中柱やたんでぃ言ちん=三味線は毛遊びの中心だったといっても
言っ過やあいびらんたん=過言ではありませんでした。非丁寧文「〜あらんたん」。
琉球三味線や、蛇皮張いぬばあやれえ=琉球三味線は蛇皮張りの場合なら、
遊びしんか前なち、弾ちん、何ん=毛遊びに参加している者達を前にして弾いても、何も
ゆん姦しまさあ無えんくとぅ、気にしかん筈やいびいしが=煩くないので、気付かないかもしれませんが、非丁寧文「〜筈やしが」。
実え、かあま遠さ迄、響ちゃびいたん=実はかなり遠くまで響きました。非丁寧文「〜響ちゃびたん」。
昔え、今ぬ世ねえし、うゎあばな万音ん無えやびらんたくとぅ=昔は現代のように騒音がありませんでしたので、非丁寧文「〜無えらんたくとぅ」。
上等三味線やれえ、金属鳴いんさびいくとぅ=上等の三味線なら金属音もしますので、非丁寧文「〜鳴いすくとぅ」。
澄ん切りとおる空気通てぃ、なあふぃん遠く迄=澄み切った空気を伝って、もっと遠くまで
鳴い響ちゃびいる筈やいびいん=鳴り響いたに違いありません。
今あ、動物愛さしかげえゆる法律ん成やあに=現代は動物愛護の法律もできて、
ニシキヘビぬ皮、買おい=寄しゆる事お=ニシキヘビの皮を輸入する事は
儘ならんななやあに、三味線ぬ皮ん=自由にならなくなり、三味線の皮も
人口皮けえなやあに、なんぞお、響かんなとおいびいん=人口皮になってしまい、それほど響かなくなっています。非丁寧文「〜響かんなとおん」。
やいびいしが、うりん又、また、今前ぬ人ん達にとぅてえ=ところが、それも又現代人にとっては
いいばすな事でえびる=都合の良い事なのです。
三味線や家ぬ中びけんじ響ちいねえ、十分やい=三味線は家の中だけで響けばよいのであり
何ん村中迄響かち、迷惑しみらんてぃん、済むくとぅやいびいん=何も村中に響かせて迷惑させなくても、良いからです。非丁寧文「〜済むくとぅやん」。
うちなあんかいや元々、色んな鳴物ぬあいびいたいしが=沖縄には元々、様々な楽器がありましたが、非丁寧文「〜あたしが」。
かわてぃ今ちきてぃ、三味線ぬましさってぃ=とりわけ、いまだに、三味線が愛好され、
広まてぃ、20万世帯余んかい、通とおしえ=普及し20万世帯以上に行き渡っているのは
毛遊びましそおたる昔ん人からぬ=毛遊びを好んでいた祖先からの
譲い物のおあらがやあんでぃ思やびいん=遺産ではないかと思います。非丁寧文「〜思ゆん」。
続ちゅん=つづく。

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shitholeとぅ東司ぬ穴

 トランプ大領領ぬ叫(あ)びたる「shithole」んでぃぬ言葉(くとぅば)ぬ事(くとぅ)なかい、世界(しけ)中ぬむさげえとおいびいん。

 んちゃ、あぬっ人(ちゅ)ぬ言(い)いぎる言葉んやいやさびいしが、うぬshitholeんかい似(に)ちょおる言葉ぬうちなあぐちんかいんあいびいん。
 
 「東司(とぅうし)ぬ穴(みい、目)」やいびいん。「ふるぬ通しぬ穴」んでぃぬちむええやいびいん。大和口(やまとぅぐち)んかいや似ちょおる言葉あ、とぅめえいゆさびらんたん。今(なま)あ、水洗(しいしん)トイレどぅけえなとおいびいくとぅ、若者建(わかむんちゃあ)があ、なんぞお、勘(か)のお取(とぅ)いゆさんん筈(はじ)やいびいしが、1950年(にん)頃迄(ぐるまで)えあたる汲(く)み出(ん)じゃしいすぬふるぬ事、思(うみ)い寄(ゆ)ゆる事おないびらんがやあさい。
 やいびいさ、糞(くす)落(う)とぅする穴(みい、あな)ぬ事やいびいん。

 童(わらび)ぬばすお、いいくる、うぬよく歌迄(うたまでぃ)歌とおいびいたん。
 遊(あし)どおるばす、誰(たあ)がなぬ屁(ひい、ふぃい)放(ひ、ふぃい)ゆる音(うとぅ)ぬ聞(ち)かりいねえ、いいくる、ちゃあき、誰がなぬ歌い始(はじ)みやびたん。一人(ちゅい)なあ一人なあ、指差しさがなあ。
♪「今日(ちゅう)ぬ屁(ひい、ふぃい)や誰(たあ)が放(ひ、ふぃ)ちゃが、ふるぬ東司ぬ穴小(みいぐぁあ)、ゆう小、放っちゃる屁(人)」♪。

 我(わん)ねえ、うぬ歌、今やてぃん、歌いゆさびん。

【語句】
トランプ大領領ぬ叫びたる「shithole」んでぃぬ=トランプ大領領が発言した「shithole」という
言葉ぬ事なかい、世界中ぬむさげえとおいびいん=言葉に世界中が騒いでいます。非丁寧文「〜むさげえとおん」。
んちゃ、あぬっ人ぬ言いぎる言葉んやいやさびいしが=なるほど、彼が言いそうな言葉であるが、
うぬshitholeんかい似ちょおる言葉ぬ=そのshitholeに似た言葉が
うちなあぐちんかいんあいびいん=うちなあぐちにもあります。非丁寧文「〜あん」。
「東司ぬ穴、目)」やいびいん=「東司ぬ穴、目」です。非丁寧文「〜やん」。
「ふるぬ通しぬ穴」んでぃぬちむええやいびいん=「便所の通し穴」という意味です。非丁寧文「〜ちゅむええやん」。なぜか「通し」が「東司」になっていますが…。
大和口んかいや似ちょおる言葉あ、とぅめえいゆさびらんたん=日本語には似た言葉は探されませんでした。非丁寧文「〜とぅめいゆさんたん」。
今あ、水洗トイレどぅけえなとおいびいくとぅ=今は水洗トイレになってしまっていますので、非丁寧文「〜けえなとおくとぅ」。
若者建があ、なんぞお、勘のお取いゆさんん筈やいびいしが若者達にはピンと来ないかもしれませんが、非丁寧文「〜筈やしが」。
1950年頃迄えあたる汲み出じゃしいすぬふるぬ事=1950年代迄あった汲み出し式の便所こ事を
思い寄ゆる事おないびらんがやあさい=思い浮かべることはできませんかね。
やいびいさ、糞落とぅする穴ぬ事やいびいん=そうですよ、糞を落とす穴の事です。非丁寧文「やさ〜」やさ、「〜事やさ」。
童ぬばすお、いいくる、うぬ歌迄歌とおいびいたん=子供の頃はよくその歌迄歌っていました。
遊どおるばす、誰がなぬ屁放ゆる音ぬ聞かりいねえ=遊んでいる時、誰かがオナラヲする音がしたら、
いいくる、ちゃあき、誰がなぬ歌い始みやびたん=だいたい、すぐに誰かが歌い始めました。
一人なあ一人なあ、指差しさがなあ=一人一人、指さしながら。
♪「今日ぬ屁や誰が放ちゃが=♪「今日(さっき)のオナラは誰がしたのか、
ふるぬ東司ぬ穴小、ゆう小、放っちゃる屁(人)」♪=便所の通し小穴、放った人」♪。註:「ゆう小」は語呂合わせの文句あるいは指差しを続けたい場合に付け足す意味のない語句。最後の「屁」は文語の「人(ふぃとぅ)」に引っ掛けたもの。
我ねえ、うぬ歌、今やてぃん歌いゆさびん=私は今でもその歌を歌えます
 

 

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 沖縄(うちなあ)んかいや、宮古(なあく、みゃあく)、八重山(いぇえま、ええま)、与那国(ゆなぐに)ん合(あ)あち、実(じゅん)に、いちゃっさきいぬ民謡(しまうた)ぬあいびいん。
 昔(んかし)からぬ民謡んまんどおいびいしが、今(なま)ん、唄(うた)さあ達(たあ)にゆてぃ、詩(うた)ん節(ふし)ん、ちゃあ作(つく)らりいそおいびいん。
 うんな沖縄民謡ぬ節(ふし)んまた西洋(ウランダ)物(むん)、大和物(やまとぅむん)とお変(か)わてぃ、琉球(るうちゅう)くぬるぬ音階なかいなとおるむぬやる事(くとぅ)、言(い)ちょおかんでえないびらん。

 昔(んかし)からうんあ民謡ぬ中山国王府(ちゅうざんくく)なかい「おもろ御さうし」(うむるうすうし)とぅしち、纏(まとぅ)みらったる事ん、うぬあたい又いちゃっさ、ちなあんちゅぬ民謡、ましそおたがんでぃ言るしるしえあいびらに。八重山古謡ん「おもろ」んかい纏みゆる企(くぬみ)ぬあいびいたしが、大和なかい、けえ滅(ふる)ぶさったる為(たみ)なかい、ならんなたんでぃぬ話、喜舎場永┐漫愴重山古謡』んかい書ちぇえいびいん。『八重山古謡』(上下あん)ん、しむるけえなたる「八重山おもろ」んかい、肝倒(ちむどお)りさる喜舎場あ、うみはまてぃ、『八重山古謡(上下)』ゆ作たんでぃぬ事やいびいん。

 実に、うふぃ小(ぐぁあ)ぬシマんかい、うさきいぬシマ詩ぬあしえ、似ちょおる例(りい)ん、とぅめえららな、ふぃるましむぬんやいびいん。鹿児島(かぐしま)県ぬ奄美ん、大概(てえげえ)や似や似ちょおいびいしが、島津ぬ戦(いくさ)寄(ゆ)しゆる前(めえ)や、琉球国(るうちゅうくく)とぅ一(てぃい)ちやたくとぅどぅやいびいる。

 あり言ちゃい、くり言ちゃいそおびいびいしが、毛遊(もうあし)びぬむとぅうち来(ち)ゃる事ぬくさてぃんかいや、まも毛遊びを引ち上ぎてぃ来(ち)ゃしえ、てうんな昔からぬ歌・節ぬあたくとぅどぅやいびいる。

続ちゅん。

【語句】
沖縄んかいや、宮古、八重山、与那国ん合あち=沖縄には宮古、八重山、与那国も合わせて
実に、いちゃっさきいぬ民謡ぬあいびいん=実におびただしい民謡があります。非丁寧文「〜民謡ぬあん」。
昔からぬ民謡んまんどおいびいしが、今ん、唄さあ達にゆてぃ=昔からの民謡もあるが、今も唄者によって
詩ん節ん、ちゃあ作らりいそおいびいん=詩も曲も作られ続けられています。非丁寧文「〜作らりいそおん」。
うんな沖縄民謡ぬ節んまた西洋、大和物とお変わてぃ=そんな沖縄音楽」の曲もまた西洋・日本のものと異なり、
琉球くるぬ音階なかいなとおるむぬやる事=琉球独自の音階から成る事を
言ちょおかんでえないびいん=述べておかねばならりません。非丁寧文「〜言ちょおかんでえならん」。
昔からうんな民謡ぬ中山国王府なかい=古からそのような音楽が中山国王府によって
「おもろ御さうし」とぅしち、纏みらったる事ん=「おもろ御さうし」として編纂されたことも
うぬあたい又いちゃっさ、ちなあんちゅぬ民謡=それほどまでにまたどれほど沖お縄人が自らの音楽を(
ましそおたがんでぃ言るしるしえあいびらに=愛していたかという証拠ではなでしょうか。非丁寧文「〜あらに」。
八重山古謡ん「おもろ」んかい纏みゆる企ぬあいびいたしが=八重山民謡も「おもろ」として編纂される計画がありましたが、非丁寧文「〜企ぬあたしが」。
大和なかい、けえ滅ぶさったる為なかい=琉球が日本に滅ぼされたことにより
ならんなたんでぃぬ話、喜舎場永┐冥颪舛Г┐襦ボツのになった話が喜舎場永著の
『八重山古謡』んかい書ちぇえいびいん=『八重山古謡』の記述されています。非丁寧文「〜書ちぇえん」。
『八重山古謡』(上下あん)ん、しむるけえなたる=『八重山古謡』(上下有)も日の目を見なかった
八重山おもろ」んかい、肝倒りさる喜舎場あ=『八重山版おもろ』に落胆した喜舎場は
うみはまてぃ、『八重山古謡(上下)』ゆ=懸命の努力で『八重山古謡(上下)』を
作たんでぃぬ事やいびいん=編纂したとのことです。非丁寧文「〜事やん」。
実に、うふぃ小ぬシマんかい=本当にこれだけのちっぽけな島に
うさきいぬシマ詩ぬあしえ、似ちょおる例ん=これほどの数の詩歌があるのは、他例も
とぅめえららな、ふぃるましむぬんやいびいん=確認できず、珍しいものです。非丁寧文「〜ふるまむんやん」。
鹿児島県ぬ奄美ん、大概や似や似ちょおいびいしが=鹿児島県の奄美大島もだいたい似ていますが、非丁寧文「〜似ちょおしが」。
島津ぬ戦寄しゆる前や、琉球国とぅ一ちどぅやたくとぅどぅやいびいる=薩摩が侵攻する以前までは琉球国お一地方だったからなのです。非丁寧文「〜やたくとぅやたる」。
あり言ちゃい、くり言ちゃいそおびいびいしが=いろんな事を言いましたが、非丁寧文「〜そおしが」。
毛遊びぬむとぅうち来ゃる事ぬくさてぃんかいや=毛遊びが持続してきた背景には
また、毛遊び、引ち上ぎてぃ来ゃしえ=そして毛遊びを支えてきたのは、
うんな昔からぬ歌・節ぬあたくとぅどぅやいびいる=そのような古からの詩歌・曲からあったればこそなのです。非丁寧文「〜くとぅどぅやある」。
続ちゅん=続く。

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 ぐすうよう!
 あきま年(どぅし)、迎(んけえ)えてぃ、う喜(ゆるく)びうんぬきやびら。
 去年(くず)お、実(じゅん)に、色(いる)んな事(くとう)ぬあいびいたしが、今年(くとぅし)え、肝心(しむぐくる)ん、なだやしく、さあいびらに。

 ちゃあ此(く)ぬブログ、思愛(うみがな)さし、うたびみそうち、いっぺえ、にふぇえでえびる。
 うんじゅなあうんじゅなあ達(たあ)ぬ体勝(からたまさ)いとぅ百果報(むむがふう)念(にん)じやびら。
 今年(くとぅし)、ゆたさるぐとぅ、御願(うにげ)えうんぬきやびら。

【語句】
ぐすうよう!=みなさま。
あきま年、迎えてぃ、う喜びうんぬきやびら=新年をお迎えし、お喜び申し上げます。
去年お、実に、色んな事ぬあいびいたしが=昨年は、ほんとうにいろいろな事がありましたが、
今年え、肝心ん、なだやしく、さあいびらに=今年は心を穏やかに持ちましょう。
ちゃあ此ぬブログ、思愛さし、うたびみそうち=いつも、このブルグをご愛読いただき、
いっぺえ、にふぇえでえびる=まことにありがとうございます。
うんじゅなあうんじゅなあ達ぬ体勝いとぅ百果報念じやびら=皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
今年、ゆたさるぐとぅ、御願えうんぬきやびら=本年もよろしくお願い申し上げます。

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