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この著者は「嫌われ松子」と呼ばれることを目指しているのか、
といいたくなるほどに中学受験業界の嫌がりそうなネタを繰り出してくる。
その第2弾(なのか?他に3冊4冊と著書があるのを俺が知らないだけかもしれないが)。
またもや、このようなタイトルの本である。

今回、もっとも大きい変化、と私が思ったのが、プロフィール。

「一九七七年東京生まれ」

で、始まる。

前作(「中学受験の失敗学」)では、

「東京生まれ」ということで、生まれ年がわからなかったので、私は勝手にこんなことを書いた。


年齢不明(コンテンツの引用方法やその語り口などから推定して34〜43ぐらいではないかと私は勝手に想定。ま、どうでもいいことだが)。


はずれだ。
早熟な人間(または上に兄姉がいる人間)は、おおむね、その文化的背景や同時代性が「上ぶれ」しているものだが、この人もそうなんだろうか。

1977年生まれは、2009年現在、32歳だ(誕生日が来ていれば)。
ちっ、2歳外した。
著者が尊敬する(と、プロフィールの末に書いてある)正岡子規だと、「歌詠みに与ふる書」の連載をしていたころの年齢だ(たぶん)。
子規が、病床から「下手な歌詠み」の跋扈する歌壇に明るい喧嘩を挑んでいったようにセガマツ(著者のブログでそのように自称している)氏も、相変わらず「中学受験業界」にまっすぐに斬りかかっている。

「月にかわっておしおきよ」である(そんな言葉を著者は使っていないが)。

子規は、その後、35歳で死ぬわけで、そのへんは、あと何回か「坂の上の雲」でも視れば出てくるシーンだろうが、セガマツ氏には、そんな数年で燃え尽きずに、がんがんぶんぶん妖刀・蛮刀を振るってほしいものである。


なんせ、こういう本は「ありがたい」のだ。
誰にとって?
はい、中学受験を前にした(ってあと2年以上あるが)コドモを持つ親にとって、です。
私?
はい、そうです。

「あまりにも偏っている」膨大な中学受験情報の物量に大して、「こういう視点」でものを言う著者も著書も数少ない。

そういった意味では、セガマツ氏にも、光文社(塾も私立校もスポンサーにいないのねきっと、この出版社のどの媒体にも)にも、じわじわとレジスタンス(なのか?)を続けて欲しいのであります。

(その2に続く)

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