|
ほんとのタイトル表記は ■「坂の上の雲」と日本人 だ。 あとがきでも書かれているように、筆者には ■司馬遼太郎の「かたち」 という著書があって、それも以前に読んだはずだが、内容はあまりよく覚えてはいない。 なにごともかように忘却の海底に沈んで錆びて朽ち果てていくのだ、俺の記憶よ、俺の知識よ、俺の過去よ。 ・・・と呼びかけても、どうにもならん。 ならんもんはしょうがない。 さて、この本 関川氏が文春の編集者たちに何回かにわたって行ったレクチャーを元にして「文芸界」に連載したもの。面白い手法を取ったものだ。 関川氏と言えばやはり明治ものという気がするが、「ありふれた愛に関する調査」という探偵ものの小説も書いてたりして。それを奥田瑛二が主人公役で映画になってたりして、あの映画の奥田瑛二のしょぼい感じがいいよなあ。ああいう役をもっとやればいいのに。 明治ものでは、例の谷口ジローのマンガの原作での「坊っちゃんの時代」の4部作。 あれは、好きで俺は何度も読み返したなあ。 明治歴女に育ちつつあるムスメにもそろそろ読まそうかなあ、でも、あの平塚らいてうと森田草平のねちっこいキスシーンとか、啄木の安女郎屋通いの話とか、親としては、ちと躊躇するところではあるなあ。まあ、ムスメには樋口一葉にからんでだったか、芝居(助六か?忘れた)かなんかにからんでだったか、江戸東京博物館の展示を見ながらだったか、「江戸時代の吉原というところはね」という話はすでに伝聞知識として伝えたので、まあいいんだけどねえ。 それに、啓●舎の待合室というか図書室には堂々とあれ置いてあったしなあ、別にいいのか、ま、ちょっと考え中、ムスメの母親の意見もあろうし。 司馬氏の意見であり、この本でも何度も引用・展開される世代論がある。 明治第一世代:明治政府・明治国家・明治社会創立世代 明治第二世代:第一世代に育ててもい欧米留学した人々→「坂の上の雲」の主人公たちだし、夏目 漱石とか・・・不平等条約改正とか日露戦争とかの「実務」に邁進。軍人と文人多し。 明治第三世代:明治15年以降の生まれ。三四郎や坊っちゃんの世代、そしてこの世代が昭和20年までの「奇胎の40年」(司馬)を担うことになる。 というやつだ。 この本の中でもこの世代論を「太平洋戦争後」にあてはめての論が何度もあるのだが、 俺は・・・昭和30年代後半生まれだから・・・ おお。 まさにこの「第三世代」じゃないか。 うーん。 「次の戦争への社会」 を担うとしたら嫌だなあ。 まあ、これ預言書(予言書)じゃないのでそういうこと気に病んでもしょうがないんだけど・・・。 とか、この辺は船曳建雄の「日本人論 再考」なる本にあれこれ書いてあるとかで、1回読んでみるかな。 以下、自分の興味のための覚え書き ・P42 明治19年ごろ、高等教育修了者が増え、士族からの横滑りでなった官員が整理される。その中に、一葉の父樋口則義、直哉の父志賀直温
・P44 1978年一六タルトのローカルCMに伊丹十三出演、伊予弁 ・山田風太郎「エドの舞踏会」(読まなきゃ) ・子規の妹正岡律、2度結婚離婚、子規の死後(今でいう)共立女子大に入学し卒業後そのまま母校の教師に ・司馬遼太郎「ひとびとの足音」(読まなきゃ、「足」の字が違うけど) ・P256 「弩級」の語源は1906年英国艦隊に投入された戦艦「ドレッドノート」 |
全体表示
[ リスト ]






期待の「坂の上の雲」ですね。
マンガの「日露戦争物語」もおもしろいですよ。
NHKのほうは、第4話から変になっていっています。
TBさせていただきました。
2009/12/27(日) 午後 0:33
まあ、ドラマはドラマなんで、役者と脚本がよければいいやと思って視てますがー、甘い?
まあ、「坂の上の雲」という以上は、原作との乖離を気にするというのも一つの鑑賞の仕方ですよねー。
わたし的に気になったのは、子規と鴎外の「写生」と「写実」という言葉の使い方で、どうせなら、そこらへんの違いをめぐる会話をでっちあげてくれたら楽しかったなと。
2009/12/30(水) 午後 1:37 [ 肋六 ]
本木も阿部も、いい役者になりました。
ドラマとしては楽しめますよ。
のぼさんと、さねあつの対話、「大切なものを守ってくれ」「わかった」というのは、原作にはなかったシーンですが、いいシーンでした。
2009/12/30(水) 午後 3:25
TBありがとうございました。
2009/12/30(水) 午後 3:39