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・・・というわけで、ムスメの中学受験の対策として、まず親から勉強をはじめている日本史であります。 勉強・・・・といっても、まあ、関係ありそうな本を読むとか、TV番組をみるだけですけどねえ。 まずは、とっつきの良さそうなこんな俗っぽい本から。 著者は「田安家」のひと。 えーと、「田安」といえば、御三卿。 御三卿といえば、田安、一橋、清水。 吉宗の長男は家重(大河ドラマ「吉宗」で「ひひうえしゃまあ」とやってたあれだ)だが、他の息子と、9代家重の子の一人からこの「御三卿」の家ができたと。 御三家は、開成、麻布、武蔵、じゃなくて、尾張、紀伊、水戸。これは、家康の子ども、まあこの辺は一般常識。 徳川宗家以外に将軍が出た、という意味では、 御三家では、紀伊。8代吉宗(頼方)と、 14代家茂(慶福)・・・「篤姫」に 出てきますね。あの好青年。 水戸も出しているか・・・というと、違いますね。15代慶喜は水戸から一橋に行って、そこで将軍になっている。 なので、御三卿では、一橋が将軍を出している、と言える。 あとの、尾張、清水、田安、からは出てませんね。 著者の先祖の田安からは誰が出たかというと、 松平定信:寛政の改革だ。この人は奥州白河の松平の養子になり、そんで老中。 松平春嶽:越前福井。「幕末の四賢侯」か。「篤姫」では安政の大獄でやられ中 ですな。 この著者自身、いろんな文献からの話を集めて、この本に書いてるので、そういう意味では、一次情報ではないが(当たり前だ。300年間生きてるわけもなし)、そのぶん15人の将軍のことが、ざくっとコンパクトにわかるという、ま、入門というか気楽に読むにはよい本。 上の方に書いたのは、まあ、受験対策方面だが、以下は個人的に面白かったところ。 1)清水門、田安門、一橋門 江戸城の門ですね。今でもありますが。 これは、「田安のお屋敷があったから田安門」というわけではないそうな。 逆に「田安門のところに住んだので、田安家」 ということだそうで。 たしかに、名字はこの著者も「徳川」だもんな。 なんつうか、「吉祥寺のおじちゃんの葬式で」とか「尼崎のおばあちゃんちに遊びにいったとき」とか、そういう親戚の呼び方と同じなのか。 当たり前といえば当たり前だが、なるほどね、勘違いしがち。 2)大奥「宇治の間」 という開かずの間があったらしい。 大奥は火事で何度か建て替えてるが、同じ場所になぜか同じように「開かずの間」として作られる。 そんで、そのたびに開かずの間になる。 なんで開かずの間、かというと、昔、5代綱吉を正室が刺し殺したんだか、その正室が自殺した部屋だかで、正室付の老女も殉死(というのか?)したとかで、その老女が出るとか。 あれ?綱吉って、そんな死に方? って思うのは正しくて、正式な記録にはそんな話はなくて、2つくらいの本に 「噂」として載ってる話らしい。 で、この老女の霊が出ると、世に不吉の前触れ、とかで、これを12代の家慶が見た。家定のお父さんですな。 見た直後に、黒船が来ちゃったり、家慶自身が死んじゃったり。「篤姫」で言えば、まだ最初のほう、 「父上のねじを巻けばよいのだ」 と家定が言ってたあのあたりですな。 ま、大河ではそんなシーンはなかったけどね(おゆらの生霊は出てたがな。ムスメがそこだけ目をつぶってた)。 ところで、この「宇治の間」。いまの皇居ではどこにあたるんだろうか・・・ちょっと気になる。 |
個別課題と各教科にはこうする
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しつこく書いてきたこのテーマも、さすがにいったん終わりにせねば。 というわけで 「完結!」篇であります。 前回書いたように、これを小学3年の娘に 「覚えさせよう」 とか 「勉強させよう」 などというのは 無理 なので、まずは、親である私が流れを掴むなりしておこうという次第。 具体的に言えば、これに関係する新書を読むとか映画をみるとか、新聞記事をス クラップしておくとか、ま、その程度ではあるんだが。 1)「日米関係(特に戦後の)」 太平洋戦争→占領→安保&冷戦体制→ナショナリズムや「テロとの戦い」(多国籍軍) ※沖縄返還や$ショックもからむ ※JFKとオバマ(当選したら)にからめて、人種や宗教と人権(公民権運動)というテーマに 持って行くのもあり 2)「環境省」 2−1)ストレートに環境関連の話題 ただし、地球温暖化とかだけではなく、公害の歴史とかも 2−2)省庁再編の歴史 そこから国の重要アジェンダの変遷をみる問題にするか・・・(その場合、小泉 内閣の郵政民営化もからむか?) 3)「郵政と情報通信」 完全デジタル化と中央郵便局、小泉とのからみでこの分野の歴史を・・・という のは、でも中学受験には難しいかなあ。でも、明治の郵便制度とかを下の4)と からめて扱うと面白い問題にはなりそうだが。 4)「東京駅と丸の内(交通と財閥)」 2010年の大河ドラマが「龍馬と弥太郎」関連であることも考えあわせて、明治期 の交通機関や送電設備などの産業基盤(軍事基盤)の発達と財閥をからめた問題 も面白そうだ。 ・・・とか、テーマ絞りつつも、 最初に読んでるのが 「謎とき日本近現代史」野島博之(講談社現代新書) ・・・と、ここまでの作業がムナシクなるような包括的なテーマの本。 ま、いいっす。 まずは、「概観」してみるということで。 先は長いし(長いのか?本当に)。 =========== 【戦後】 0年:2011年 ▲完全デジタル化 ▲新東京タワー完成(旧タワーは1958年完成) ▲東京駅復元(旧は1914)・東京中央郵便局新ビル(旧は1931)完成 10年前:2001年 ■同時多発テロ(いわゆる911) ▲小泉内閣(自民党圧勝) ▲(911を受けて)日銀公定歩合過去最低更新(0.1%) ▲環境省設置(環境庁発足から30年後に省に) 20年前:1991年 ■湾岸戦争(前年にクゥエート侵攻したイラクに対し多国籍軍が攻撃) ■ソ連解体→CISへ(ワルシャワ条約機構も解体) 30年前:1981年 ▲スペースシャトル打ち上げ開始 40年前:1971年 ▲ドルショック(ニクソンショック)→変動相場制へ ▲沖縄返還協定調印(佐藤栄作、実際の変換は翌1972年5月で田中角栄) ▲環境庁発足(この30年後に省に) ▲バングラディシュ独立(パキスタンから) 50年前:1961年 ▲ベルリンの壁が出来る(1989年に崩壊) ▲農業基本法交付(池田勇人) ▲JFK米大統領就任 60年前:1951年 ■サンフランシスコ平和条約(吉田茂) ■日米安全保障条約(いわゆる安保→10年ごとに更新) ▲児童憲章制定 70年前:1941年 ■日ソ中立条約(独ソ開戦も) ■太平洋戦争始まる(真珠湾攻撃) ▲国民学校令交付 =========== 【戦前〜大正〜明治】 80年前:1931年 ■満州事変 ▲東京中央郵便局竣工(2011年に新ビル完成予定) 90年前:1921年 ▲ワシントン会議(→日英同盟廃棄) 100年前:1911年 ■関税自主権回復 ▲辛亥革命(翌1912年中華民国成立) ▲大逆事件判決・処刑(事件は前1910年) ▲アムンゼンが南極点到達 ▲小村寿太郎没(ポーツマス条約は1905年) ▲明治天皇崩御、乃木希典殉死、石川啄木没、タイタニック沈没 110年前:1901年 ■八幡製鉄所操業開始 ▲与謝野晶子「みだれ髪」 120年前:1891年 ▲大津事件 130年前:1881年 ▲自由党結成(板垣退助) 140年前:1871年 ■廃藩置県 =========== 【明治維新以前】 150年前:1861年▲米南北戦争 160年前:1851年 170年前:1841年■天保の改革(水野忠邦) 180年前:1831年 190年前:1821年■伊能地図完成 200年前:1811年 =========== |
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前回までに |
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(前回のつづき) まず、2011年が「n周年」になっている年を拾ってみよう。 「25周年」とか「88周年」とかもあるわけだが、まあ、キリがないので、キリのいい10年単位にした。 すなわち 「n周年」(n=10の倍数) である。 いや 「2011年のn年前」という方がわかりやすいな。 【戦後】 10年前:2001年■同時多発テロ(いわゆる911) 20年前:1991年■湾岸戦争、ソ連崩壊 30年前:1981年 40年前:1971年 50年前:1961年 60年前:1951年■サンフランシスコ平和条約、日米安全保障条約(いわゆる安保) 70年前:1941年■日ソ中立条約、太平洋戦争始まる(真珠湾攻撃) 【戦前〜大正〜明治】 80年前:1931年■満州事変 90年前:1921年 100年前:1911年■関税自主権回復 【明治維新以前】 150年前:1861年 200年前:1811年 300年前:1711年 400年前:1611年 500年前:1511年 1000年前:1011年 1500年前:511年 2000年前:11年 こんな感じだ。 ちなみに、横に入れておいたのは、いわゆる「重要歴史年号150」とかそういう 教材に載ってる出来事。 ちなみに、同教材に載ってる年号で、上記以外で「一桁目が1になってる」のは以下の通り。 110年前:1901年■八幡製鉄所操業開始 140年前:1871年■廃藩置県 170年前:1841年■天保の改革(水野忠邦) 190年前:1821年■伊能地図完成 370年前:1641年■オランダ商館を出島移転 730年前:1281年■弘安の役 790年前:1221年■承久の乱 960年前:1051年■前九年の役 あと、国分寺令とか大宝律令とかあるが、まあよかろう。 「時事問題」にからむ可能性があるのは、まあ、200年以内 の近現代史だろうと踏んで、上記を整理すると以下の通り。 【戦後】 10年前:2001年■同時多発テロ(いわゆる911) 20年前:1991年■湾岸戦争、ソ連崩壊 30年前:1981年 40年前:1971年 50年前:1961年 60年前:1951年■サンフランシスコ平和条約、日米安全保障条約(いわゆる安保) 70年前:1941年■日ソ中立条約、太平洋戦争始まる(真珠湾攻撃) 【戦前〜大正〜明治】 80年前:1931年■満州事変 90年前:1921年 100年前:1911年■関税自主権回復 110年前:1901年■八幡製鉄所操業開始 120年前:1891年 130年前:1881年 140年前:1871年■廃藩置県 【明治維新以前】 150年前:1861年 160年前:1851年 170年前:1841年■天保の改革(水野忠邦) 180年前:1831年 190年前:1821年■伊能地図完成 200年前:1811年 ここからあぶりだすと、「国」を巡る話題が多い。まあ、歴史とはそういうもの とも言えるが。 キーワードで書くとこんな感じ。 1)国境と統一国家、国体 2)植民地と帝国主義 3)富国強兵と貿易(関税) 4)独立と主権 5)戦争と平和(条約による平和) 6)冷戦体制とその崩壊、民族主義(民族自決) 「人権宣言」とか「憲法」とか「選挙制度と民主主義」とか、そういう理念系・ 制度系の話題よりも、現実的な、血と金と民族の匂いがする話題が妙に多い。 これが、2012年入試で話題になり得る「時事」と「近現代史」の「骨」だ。 では、この骨に肉付けを・・・というのは次回。 「日本史」以外の要素ももう少し入れ込んでみます。 |
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ちょっと前のことですが、某塾の開催した入試説明会で、「社会科」、中でも時事問題の分野についての話を聞いた。 |






