弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

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2004年1月から12月までの自民党本部が国会議員に配布した政策活動費の合計は34億円になっていることが判明した。自民党の収支報告書を毎年取り寄せ、丹念に調べている公認会計士及びボランテイァの人達がいる。その詳細はhttp://homepage2.nifty.com/~matsuyama/にアップされた。
貰った国会議員1人1人はその支出先を明らかにして欲しい。政治家とカネの不信感を無くす第1歩だ。

ところで上位2人は安倍晋三議員は 99.250万円 青木幹雄議員は 28.800万円だ。

この中でよく判らないのは同じ日に何口にも分けて支払われていることだ。例えば安倍議員には
4/8  1000万、2000万、2000万、3000万、3000万、400万=1.1億円
6/8  5000万。5000万、5000万=1.5億円
青木議員にも
6/8  5000万、5000万、5000万、5000万=2.0億円が支払われている。
これを見ると4/8、6/8前後には何か国会対策か自民党内部で重大な問題があったのだろう。

ちなみに4/8は
中川国対委員長が次のとおり記者会見をしている
『野党側の審議拒否は一昨日の与野党国対委員長会談で正常化された。本会議と委員会の審議を淡々と進めたい。年金制度改革法案は民主党の対案も併せて審議するので、政調やプロジェクトチームで民主党案をよく分析し、議論を深めたい』(自民党の安倍幹事長記者会見HPより)
この審議拒否問題の解決に対する何らかの解決金ではないかと疑いたくなるが真相は闇だ。

6/8には
中川国対委員長が『本日、民主党と国対委員長会談を持ち、事態の正常化と残る法案の成立に向けて協議する』
武部衆議院議運委員長から、「次回の本会議は6月10日を予定している」
西田参議院国対委員長から、「衆議院の野党による予期せぬ混乱があったが、瑕疵なく年金改革法案を成立させることができた』(自民党の安倍幹事長記者会見HPより)

そうすると6/8の安倍、青木両名への合計3.5億円の支払いは この国会正常化や年金改革法案の成立に関係があるのではないかと疑いたくなるが、これも真相は闇だ。

しかし、同じ日に何口にも分けて安倍、青木議員に支払ったというのは、支払い先が別々だということを示している。自民党の中のトップではその支払い先は確定しているのだろう。国会で頑張った議員への謝礼か、ハタマタ野党への支払いか?
本当に支払い先に支払うかどうかは何の担保もないのだろうか?

自民党本部が上記のとおり国会議員に政策活動費と支払うことは政治資金規正法21条の2第2項で合法だ。しかしこの安倍議員や、青木議員が他の国会議員に寄付することは政治資金規正法21条の2第1項『何人も公職の候補者の政治活動に関して寄付をしてはならない』に違反する。
寄付をした議員は政治資金規正法26条1号で『1年以下の禁固又は50万以下の罰金になる。
どうやら、貰った方を罰する法律はなさそうだ。
(#なお貰った議員を罰する条文があった。後日によく読むとあることが判明した。政治資金規正法22条の2にある。詳細は政治とカネ7を参照願いたい。)

同じ日に1億円とか2億円を貰って最終支出先を明らかにしないから疑われる。これほどの巨額の金の支出が不透明なものはない。早急に政治資金規正法21条の2第2項の廃止が必要だが自民党はもちろん野党からも議員立法などの問題提起がない。悲しい現実だ。

「政治とカネ」書庫の記事一覧

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闇に消えた34億円(平成16年度)。自民党の議員である安倍晋三氏らに金員を配布。その行方は不明。支出先が議員名とその金額、日付だけで、何に支出されたかは不明。これでも政治資金収支報告書。国民は何も監視できない。企業でいう使途不明金、使途秘匿金、渡切交際費が横行しているのとの同じ。この問題は過去から実在している。しかし、大きな問題に張っていしていない。政策活動費(組織活動費)の怪。このようなことがまかり通っている政治の世界、特に自民党はカネ塗れ。

2005/12/27(火) 午後 4:12 [ 公認会計士 ]

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消費税増税→政党助成金上昇→安倍ウマー ですかね?

2006/2/13(月) 午前 11:47 [ 消費税のないボストン市 ]


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