弁護士阪口徳雄の自由発言

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【ソニーの役員の報酬個別開示】
 ソニーなど3月期決算の大手企業の株主総会が22日、相次いで開かれた。ソニーの総会では役員報酬の個別開示を求める株主提案が審議され、半数近い支持を集めたが、否決された。
 
都内のホテルで開かれたソニーの総会には、過去最多の約7250人の株主が出席。現在は総額だけが開示されている取締役の報酬額について、金額の多い順に5人の取締役の個別の報酬額も開示するよう求める株主提案があった。

 提案に対し、郵便、インターネットによる投票も含めて賛成は46・7%に上ったが、定款変更に必要な3分の2の賛成には届かず、否決された。会場からは低迷する株価の上昇策をただす質問も出ていた。
(共同通信) - 6月22日20時15分更新
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株主オンブズマンがソニーの役員の報酬の個別開示を求めて今年で丸5年
http://www1.neweb.ne.jp/wa/kabuombu/020215-1.htm

2002年6月総会 27.2%
2003年6月総会 30.2%
2004年6月総会 31.2%
2005年6月総会 38.8%
2006年6月総会 46.7%
に毎年増えてきた。この調子で進めば、来年には50%を越すだろう。

定款の変更要件は3分の2だが、この問題で50%を超えても開示しないというバカなことはまさかしないだろう。それではソニーのトップは世界の笑いものになる。

来年の総会を待たずに、ソニーが自主的に役員の個別開示をすることが期待されている

昨年、株主オンブズマンは大人の解決を期待したいと願って、東京のソニーの本社へ足を運んだ。ソニーの副社長らと報酬の開示について個別懇談した。

この際,自主的に開示してはどうか?
それが日本の企業に対してソニーのリーダー性を発揮出来る道ではないかと。

懇談したこの副社長は、青二才か大学生のような論争を我々に挑み、およそ時代錯誤の主張を繰り返した。本当に世界のソニーの副社長かと疑い、ビックリした。これではソニーの経営者は世界のトップから取り残されると悲しんだ。その数日後、この副社長は交代した。

日本の企業の多くのトップは役員の報酬の個別開示に抵抗をする。ある企業の株主代表訴訟の和解で、報酬や退職慰労金の個別開示を迫ったことがあった。
その企業は自社の役員の個別開示は良いが、経団連の親玉が抵抗するので難しいという話を聞いたことがある。

報酬の個別開示の『抵抗勢力』は経団連にあると思ったことがあった。真実は不明だが。

個人株主が多くの個人株主に呼びかけ、株主提案を繰り返した。遅々として進まない。途中でやめようとなった。しかしこれを繰り返した森岡関西大学教授をはじめ関係者の熱意が、頑固な閉鎖体質の日本の企業を少しだけだが、改革しようとしている。

【当日総会参加者からの報告と意見が入った】
ストリンガーCEOは
「ご指摘は理解できるが、イギリス生まれの私は、アメリカで企業経営を経験し、日本のソニーの経営に当たるようになって、異なる国の文化(個人報酬を開示しない習慣?)を尊重することの重要性を学んだ。アメリカのビジネスモデルは日本にとってのパーフェクトモデルではない」という主旨の発言をした。

報酬委員会のメンバーは岡田明重(三井住友)、宮内義彦(オリックス)ヨーラン・リンダール(欧州ソニー)の3氏。規制緩和の旗振り役の宮内氏は、情報開示なき村上ファンドでしこたま儲け、報酬の個別開示にはかたくなに反対する

(報酬委員へのコメント)
宮内義彦(オリックス)が報酬委員会の委員では、役員の報酬を隠したがるはずだ。
ソニーのイメージが悪くなる。彼は委員を辞任すべきだろう。

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株主総会に出席しました。正直、見苦しく感じました。いいわけになっていないのです。
それ以上の素朴な疑問ですが、お教え願います。
採決といっても、すでに、議決行使権は、提出すみですし、質疑を聞いて投票するというプロセスは最初から排除されているのです。これが商法上、違反かどうかはわかりませんが、質疑をきいてすくなくとも出席した株主が投票する、という権利が担保されていいと思います。
いかがでしょうか。
あれでは質疑が単なる、やらせ、茶番です。

2008/6/23(月) 午前 11:43 [ kmatsu ]


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