弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

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株主オンブズマン10周年記念講演で、先日 ロナルド・ドーアさんに講演して貰った
日本人以上に、難しい言葉を駆使し、日本の社会、企業に詳しいのには驚いた

日本の今の企業論については、株主が絶対という思想、動きに極めて批判的であった。アングロサク
ソンの学者がアメリカの思想、動きを懐疑的に見ている点が興味深かった。

ロナルド・ドーアさんの言う『準企業共同体論』について、従前の日本の馴れ合いや、持ち合い株の問題などもあり、これらの問題をどう解決するのか、もっと聞きたかった。

それはともかく81歳とか言うのに元気に講演し、その後、終わってから私達と酒屋で飲むところま
で付き合ってくれた。ビールも結構、飲みながら質問にも答えてくれた。

私が関心を持ったのは、戦勝国のイギリス人が、当時敗戦国でであった、日本にどうして関心があったのかだった。

ロナルド・ドーアさん曰く
イギリスの軍隊で「少尉」として日本語を教えていた。
戦争が終わり、江戸時代の新井白石や寺子屋などの教育に関する古い書物を読む機会に恵まれ、江戸
時代の教育に関心を持っていた。

しばらくすると、日本は今は資本主義の国だが、いずれ社会主義国家になる、資本主義を「裏切る」
のではないか?という意見がイギリス内に起った。

そこで農地解放がどのような効果を日本にもたらしたかを調査することで、日本への留学がOKとな
り昭和50年に日本に初めて来た。

当時、山梨県の農家、あと島根(鳥取と言われたかも知れない)東北の山形県の農家に
泊まり農地解放の調査をした。イギリスの学者が日本の農家に泊まり、調査する意欲には本当にビックリした。そのあと、この山梨の農家の方とは今でも付き合いがあり、今年も泊まった。
それから日本にはまったという。

あれやこれや聞くうちに、ロナルド・ドーアさんが『イギリスにおける誇れる問題は、BBC放送とイギリスのジャナリスト達だ』言われたことを忘れることはできない。

すごい学者がいたものだと驚き、感謝し、別れた。
それにしても、この講演の姿はおよそ81歳には見えない

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