弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

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五洋建設の取締役に対する株主代表訴訟の証人尋問が12/6(木)午前11時から午後4時半、東京地裁の713号法廷で行なわれる。

談合株主代表訴訟で、会社の役員等が法廷で証言する。初めてであろう。
傍聴は誰でも出来る。事前に申し込む必要はない。

この裁判の争点は次の2点。

1 五洋建設が長崎県の港湾工事において、何十年と談合をしていた。公取委から2003年2月14日、課徴金が合計1.6億円が命じられた。
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/03.february/03022002.pdf

この談合で五洋建設の役員に対して、その課徴金相当の損害を会社に支払えとする株主代表訴訟である。

この裁判の内容は、株主オンブズマンのHPを参照
http://kabuombu.sakura.ne.jp/archives/danngou.htm

2 五洋建設が自民党長崎県連に10年間に3300万円の献金をしていた。

この献金は地方自治体の公共工事を妨害する献金だから違法であり、この献金相当額である3300万円を会社に返還せよという株主代表訴訟である。

この準備書面は政治資金オンブズマンのHPを参照
http://homepage2.nifty.com/~matsuyama/0051.html

談合の実行行為者は、

「私は会社に、こっそり隠れて談合を行なった。よって会社の上司である、役員達は全く知らない。全て談合は私の責任。よって会社の役員には何の責任もない。株主代表訴訟は棄却して欲しい」

という証言をする予定らしい。

同じ日に、この従業員の上司の役員も

「まさか部下が談合をしているとは知らなかった。全て談合の責任はこの従業員の責任
ふとどきな従業員だった。よって私には何の責任もない。この代表訴訟は棄却されたい」

という証言をする予定らしい。

船場吉兆と同じような弁明をする。

この日は終わってから次々回は
2008年1/24、午後1時半から午後4時に、別の役員を尋問する。同じ法廷

この裁判が終わってから、裁判官の和解勧告があるかも知れないが、もし和解が出来なければ、最終準備書面をお互いに書き、5月前後には判決となる。

談合事件で、会社の役員はどのような場合に会社に対する損害賠償を負うかが初めての判決となろう。


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