弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

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明日(7/27)午前10時半から12時、原告上脇教授の尋問が大阪地裁の法廷で行われる。
 
大阪地裁民事2部
事件番号・平成19年(行ウ)第92号安倍内閣官房報償費情報公開請求訴訟
原告 上脇博之
被告 国
 
原告上脇さんは今までの官房報償費の実態並びにその非公開事由が不存在であることを証言する予定。千代幹也証人への反論となろう。
 
官房報償費が一部国会議員や官僚の飲み食いの為に使った資料も共産党の塩川議員が昨年国会で追及した資料も頂いた。ある飲み屋に1カ月で111万3千円も支払っている。このような飲み屋への支払いなどを国民に知らせたくないから、官房長官らはは支払日時、金額、相手先などを開示しない。
 
公開すれば≪国家の安全などが害される≫という。
 
このような銀行への一括送金依頼書が開示されたからと言って、どこの飲み屋にいくら払ったか判るだけで、その飲み屋で誰と誰が飲んだか判るものではない。まして≪国家の安全≫などと無関係。 
官僚、政治家がどこで、どれだけ飲んだかを知られたくないから、必死に隠しているだけ。
 
政権交代したら、少しは改善されと期待したが、平野、仙谷、枝野官房長官は自民党と同じ。いや野党時代に官房報償費を公開すべきとなまじっか政府を追及していたが故に悪質。

 
イメージ 1
 
明日の証言内容を記載した陳述書が上脇さんのHPにアップされた。参照されたい
 
 
橋下知事への賠償命令取り消し=光市事件弁護士の敗訴確定―最高裁
20117152011

 弁護士資格を持つ橋下徹大阪府知事が就任前、山口県光市母子殺害事件の弁護団への懲戒請求をテレビ番組で呼び掛けたことで、業務に支障が出たとして、弁護士4人が橋下氏に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は15日、橋下氏に賠償を命じた一、二審判決を取り消し、請求を棄却した。原告弁護士側の逆転敗訴が確定した。 


極めて遺憾な判決。この最高裁判決は将来判例変更されるべき。
 
この最高裁判決は世間に迎合した判決と後世では批判されるだろう。
この裁判の裁判長である竹内行夫の最高裁判事就任では×をと呼びかけた。このような行政官僚は最高裁裁判官としては不適格であると。
 
国民審査で、竹内行夫に×を!(司法・裁判45)
 
この中でタカ派の麻生内閣がタカ派の最高裁判事を選んだと指摘した。 
多くの弁護士の不安が的中した。
 
刑事弁護人は殺人、強姦など≪社会から見れば抹殺すべき人間≫の弁護を担当する。その弁護は世間からみれば社会的に受け入れないし、誰からも歓迎もされない。その弁護士の妻・子供からも歓迎されない。
 
それでも刑事弁護人は≪極悪非道≫と世間から非難されても弁護をする使命を持って弁護する。
 
戦前に戦争に反対する被告人を弁護したことでその弁護士が社会から轟々と非難され、世間に迎合した当局は、その弁護人を治安維持法違反で逮捕、投獄した。世間から「弁護士よ!正業につけ!」と非難され、弁護士達もその後口を詰むんだ。戦争にまっしぐらに国家、社会、国民も走った。
 
村木さんが逮捕されたときの報道では村木さんが≪極悪非道≫の高級官僚と世間では報道された。この村木さんを弁護した弘中弁護士達が橋下弁護士のようなタレント弁護士から≪高級官僚が有罪であるに、無罪の弁護をするとはケシカラン≫と言って多数の市民から懲戒請求されては、弁護する弁護士達も必ずひるむことは間違いがない。もしそうなっていたら村木さんの無罪はなかったかも知れない。
 
私は、刑事事件の経験が殆どない。
 
弁護士の社会では≪報道でどれほど極悪非道≫と非難されても、その被告人を弁護する弁護士がいることが民主主義の最低限の要求。その存在を否定してはいけない。逆にそれらの弁護士が攻撃されると擁護する側に立つ。
 
小沢国会議員の政治とカネ問題を私は厳しく批判する。しかし、弁護人が小沢の事件を弁護することを一切批判はしない。世間から非難される国会議員であっても、刑事事件では弁護人が法的に弁護できなくては、これは民主主義社会ではないからだ。
 
今回の最高裁判決は、光市事件の被告人を許さないあまり、その弁護人までゴッチャにして非難した橋下弁護士の行為を≪表現の自由≫で擁護した。
 
橋下弁護士の懲戒請求の呼びかけが許されるなら、今後≪極悪非道≫と世間から批判される被告人の弁護人が三流タレントから≪ケシカラン。このような弁護士を懲戒請求をしよう≫とテレビで呼びかけられその都度、多くの市民から懲戒請求を受けるなら、これらの被告人を弁護する弁護人がいなくなる危険性すら感じる。
 
この最高裁判決は裁判長である竹内行夫を始め、古田裁判官は検察官僚、千葉裁判官は司法官僚、須藤裁判官が唯一弁護士出身では最初から結論が見えている。
 
最高裁の判決だからと言って、民主主義的社会から見て全てが相当・妥当ということにはならない。この判例もいつかは変更される運命にある。
 
 以前に最高裁が、変更された事例を述べた。
最高裁判例変更(司法・裁判43)
 
今回の最高裁判例が変更されないようでは、今後の日本の社会で≪極悪非道の被告人≫の刑事弁護人がいなくなる危険性すら感じる。
 
≪災害弔慰金を兄弟姉妹に支給する改正法が衆議院を通過≫
 
昨日(/14)の衆議院災害対策特別委員会で≪災害弔慰金支給等に関する法律のうち遺族範囲を同居し又は生計を同じくする兄弟姉妹にも拡張する法律改正案≫が上程され全員一致で可決された。
そのあと衆議院本会議でも可決された
 
可決された内容は、国会で読み上げている内容だと配偶者、子、父母、孫及び祖父母がいない場合に≪その者と同居又は生計を同じくしていた兄弟姉妹と改正された。
 
この改正法は平成23年3月11日以降の自然災害による死亡に【遡及】することとなった。参議院に送付されるが、おそらく可決されるであろう。
 
岩手の亀山元弁護士の訴えに弁護士416名が賛同し、被災地自治体や、政府、各党に要請した成果と言える。
 
阪神大震災の時にも同じ問題が生じ、一部マスコミには報道されたが、多くの次々と新たに起こる震災の報道にかき消された。この声を聞いた弁護士達も、今回のように運動が出来なかった。阪神大震災の生計を同じくする兄弟姉妹達は泣き寝入りした。
 
東日本大震災で、岩手の亀山元弁護士の被災地での相談事例が、瞬時に全国の弁護士にメールで知らされた。
 
すると、別の弁護士が同じ被災地自治体でも生計を一にする兄弟姉妹に支給する条例のあることが報告される。別の弁護士が他の法律における弔慰金の支給に≪兄弟姉妹≫が含まれていること、他の弁護士が犯罪被害者法における兄弟姉妹に支給された割合は13%であると警察庁に聞き、その結果を報告する。
阪神大震災において災害弔慰金の支給等に関する法律に【一部欠陥】があることを知っていた≪後方支援≫弁護士達からこの法律の欠陥が指摘される。
 
この被災地の声をブログに紹介すると、ブログを読んだ被災地の新聞記者が亀山弁護士に取材し報道してくれた。
 
阪神大震災当時と違い、情報入手の早さ、情報の蓄積、情報の発信がネットのおかげであっと言う間に多くの人に共有化できる。ネットの威力がこの運動の成果の基本にあるとも言える。
 
何よりこの運動の一応の成果は弁護士有志の声をアチコチで取り上げてくれた記者、論説委員、解説委員の方の報道が、国会議員を動かし、法改正につながった。報道関係者に感謝、感謝、感謝。
 
 
≪角栄になれなかった男 小沢一郎全研究≫講談社・松田賢弥著1,785円。
 
『小沢一郎全研究』というだけあって小沢一郎議員の生い立ちから、最近の民主党の巨額の組織活動費の「使途」の闇・・・・・に至るまで小沢一郎議員の≪カネこそわが力≫と言う著者の訴えが、当時の秘書や関係者への熱心な取材により明らかにされている。
 
イメージ 1自民党の最大派閥の旧竹下派である経世会の分裂によって、当時金庫にあったとされる13億円を小沢の自宅に持ち込み取り込む当時の関係者の証言などはを読んでいると面白く、降りるべき電車の駅を乗りすごしたほどの迫力ある描写。
 
政党を作っては潰し、その政党の解散劇による政党の残ったカネの「支配」など小沢の「裏」の顔が厳しく告発されている。
 
取材対象者の話が小沢議員と対立した元秘書などの話で割り引いて読むとしても、迫力ある政治の裏面史である。小沢議員を評価するしないに関わらず、一読の価値あり。
 
それにしても、この本に出てくる大半の人達は殆ど過去の政治家であるにも関わらず、小沢議員だけが今なお≪政策でなく政局≫の一翼を担っている点では≪特異な政治家≫かも知れない。


【著者紹介】
松田賢弥(まつだ・けんや)
1954年、岩手県生まれ。故・小渕恵三首相のNTTドコモ株疑惑をはじめ、政界を抉るスクープ記事を多数執筆。「週刊現代」や「文藝春秋」、「SAPIO」誌上を中心に、小沢一郎の金脈に迫り、その後の「政治とカネ」疑惑追及の先鞭をつける。
著書に『闇将軍‐野中広務と小沢一郎の正体』『無情の宰相 小泉純一郎』『逆臣 青木幹雄』『虚飾の支配者 小沢一郎』がある
 
混迷する政局を紐解くための必読書——。「小沢研究」の決定版!

地元・岩手すら見捨てた許されざる冷血——。
三陸沖沿岸の被災地を訪れようともしない「豪腕」政治家に日本の未来を委ねることができるのか。

田中角栄以後の政界で、つねに圧倒的な存在感を放ってきた政治家・小沢一郎。
その実態は、角栄をはじめとする政界の「恩師」を次々と裏切り、野中広務ら「政敵」を屠るものでしかなかった。そんな小沢に数多くの有権者は「豪腕」「壊し屋」「乱世の小沢」という異名を与え、過剰なまでの「幻想」を抱いてきた。だが、彼が政治家として成し遂げたことはあまりに小さい。
東日本が大震災と大津波で壊滅的な打撃を受けた最中に、「菅下ろし」の政局を仕掛け、被災地に足を向けることがなかったことからも小沢という人間の“冷血”がよくわかる。このような人物が「政界再編のキーマン」と呼ばれる存在でいいのだろうか。
小沢一郎という「危険な政治家」を20年にわたって追い続けてきたジャーナリストが、その生い立ちから血脈のすべてを描く。ついに法廷に引きずり出される小沢金脈の“黒い霧”。そして、20年来、秘書として小沢に仕えてきた“懐刀”高橋嘉信が初めて明かす小沢の素顔とは——。
目次
第一章 非情のルーツ
第二章 田中角栄の秘蔵っ子
第三章 裏切り、そしてまた裏切り
第四章 権力の源泉——使途不明金
第五章 元秘書・高橋嘉信 衝撃の告白
最終章 カネこそわが力——小沢事件の本質
非常に興味深いシンポが開催される。
裁判員裁判の量刑は職業裁判官時代と変わったのか、変わっていないのか。
変わったのはどのような点か、それはどのような理由か。
特に、パネラーが現裁判官や元裁判官達からみての意見、感想が聞ける企画であるが故に貴重なシンポ。
 
記者、市民も参加可能。
 
後日、地方の弁護士、記者、感心ある市民の為に、ぜひシンポの内容をネットで公表して欲しい。
主催は裁判官ネットワーク
 
(追加)本日(6/29)に主催者から当日のシンポの内容を≪裁判官ネットワークのHP≫で公開する旨の連絡を頂いた。当日の議事のテープを文書にするのも費用が必要だろう。このような貴重なシンポを行う主催者にカンパをしよう。1000円でも2000円でもお願いしたい。
三井住友銀行 岡山支店 普通 6523456 日本裁判官ネットワーク名義


 
日本裁判官ネットワーク主催
シンポジウム「裁判員裁判の量刑」
   
 日時 7月2日(土)13時から17時
 場所 「スター研修センター神田 C401号会議室」
    東京都千代田区神田美土代町3−2 神田アベビル(03−5217ー5577)
        アクセスは末尾のとおり
 
 制度施行から今日までに行われた裁判員裁判(有罪判決)の「量刑」について、従来の裁判官裁判の量刑と比較するなどして,討論します。
 
司会
 虎井寧夫(東京簡裁判事・当ネット・サポーター)
  これまでの裁判員裁判の量刑の統計的分析を報告
パネリストとその報告概要
 青木孝之さん(元裁判官、現駿河台大学法科大学院教授)
  量刑についての基本的な考え方
 田口真義さん(裁判員経験者)
  評議の実際について
 神山啓史さん(弁護士、日弁連裁判員本部事務局次長)
  量刑審理における主張と立証
 原田國男さん(元東京高裁刑事部総括裁判官、現慶応大学法科大学院教授・弁護士)
  量刑についての考え方の変化の兆し
 
 丸の内線「淡路町駅」,同千代田線「新御茶ノ水駅B6出口」,都営新宿線「小川町駅」からいずれも徒歩3分,JR山手線「神田駅」から徒歩8分
 
参加費用 会場費カンパ1000円
 
17時30分からC502号室でパーティを開きます。その参加には実費(4000円程度)の負担をお願いします。
ベテラン法曹には,会場費・パーティ参加費込みで1万円のカンパをお願いします。
 
連絡先 当ネットワーク・コーディネーター小林克美(090-6061-0830

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