弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

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大手ゼネコン=熊谷組の役員が自民党長崎県連(政党支部)へ毎年献金していた。1993年から1999年の合計2500万である。この献金を株主代表訴訟で争う判決が8/30午後1時10分福井地裁で言い渡される。

政党支部への献金が許されるのかどうかの初めての判決となる

この訴訟の経過は(政治献金17)で述べた
http://blogs.yahoo.co.jp/abc5def6/33641147.html

4月26日に原告は以下の最終準備書面を提出して終結した。
http://homepage2.nifty.com/~matsuyama/0065.pdf

同じ大手ゼネコンは自民党長崎県連に献金をしている理由は、献金の多寡で長崎県が発注する公共工事の受注が支配されるので、献金を継続したと述べている。これは刑事記録の供述調書で明らか。しかし、この刑事事件に熊谷組は連座しなかった。

その結果、熊谷組だけが、『会社は自民党を支持していたから、支部も同じ』とか『長崎県の産業の育成には自民党政党県連が実績がある・・・』などの主張を述べ、その旨、担当者が法廷で証言している。

他企業の献金理由と熊谷組の献金理由の齟齬、乖離を裁判官がどのような認定するかが、最大の争点である。最高裁の八幡献金事件論理ですらも、『献金の相手方』について献金の合理的な理由を求めている。

これらを福井地裁の裁判官がどう判断するか注目される。

(同種の長崎県連への献金訴訟を問う株主代表訴訟は五洋建設について東京地裁で継続している。
若築建設の福岡地裁への事件は、原告株主の都合により、取り下げした)

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