弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

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NHKが昨日(5/15)未契約者に対しても、訴訟をすると記者会見をしている。
≪放送受信契約の締結と受信料の支払いを求める民事訴訟を提訴します≫
http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/070515.html

法律的にどう解するべきかの質問がある記者から、本日あった。

≪放送受信契約の締結を求める訴訟≫とは、
昨年の記者会見のときは、意思表示を求める訴訟と言っていたが同じだろう。

これに対する法的解説は『未契約者への裁判はどうなるか(NHK13』で書いた。
http://blogs.yahoo.co.jp/abc5def6/43100249.html

≪受信料の支払いを求める民事訴訟≫
となると少し法的構成が違う。

テレビを設置した段階で、契約したのだから、その時から受信料の支払を求める訴訟という内容
か、又は、NHKが訴状を出した時点から、受信料を払えというのかは不明。

おそらく、『テレビを設置した5年前から払え』とはならない。何故ならNHKとの受信契約
は契約によって発生し、その結果、受信料を払う義務が生じる。受信者側の意思表示がない段階で、過去に遡って払えをとは言えない。義務化法案だとこれが5年前に遡れる。

そうすると、今回のNHKの未契約者への訴訟は、訴状を送達された日から払えとなるだろう。
よって、この段階で、NHKと訴訟したくない人は払えば良い。

全国で未契約者は1000万人=世帯がいると言う。
このような法的手段で、払えと言うことは、言われた人=世帯だけが払えば良い
NHKから請求されない人=世帯は今までどおりとなる。

未契約者が1000人とか2000人ならこのNHKの手段で良い。
しかし1000万世帯となると、これは訴訟では不可能である。

年間1万人に訴訟を順次しても、1000年かかる。
年間10万人にしても100年がかかる。これではNHKの弁護士が悲鳴をあげるし、
裁判所もパンクする。およそ不可能な訴訟である。

NHKのニュース、番組はどうして政府、与党の政党・政治家に迎合するのか?

従軍慰安婦の番組改編問題についてNHKは反省せず、最高裁に上告した。
普通なら、どうして、政治家に迎合したのか【検証番組】をするはずだ

これを改善するなら、もっと多くの人=世帯が払うようになるだろう。
私も、NHKがこの問題に自己反省をするなら、NHKを批判しない。

NHKは安倍、中川の権力を持つ政治家への迎合問題を反省しなかった。それどころか、それに抵抗した
法的に弱者の市民を、NHKが、受信料で弁護士に依頼し、保留者や、未契約者に法的手段で、受信料の支払を請求し、未契約者に契約を迫った。

私はNHKに受信料を払っているが、このような強権的な方法に我慢がならない。
NHKは市民に訴訟する前に、なすべき反省があるはずだ。

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