大阪地検特捜部 存廃の議論もNHK 10月8日 4時30分
大阪地検特捜部の主任検事が、押収した証拠を改ざんしたとされる事件を受けて、柳田法務大臣の下に設置される外部の有識者を交えた検討会議は、大阪地検特捜部の存廃も含めて、検察のあり方について議論を行う方向で調整を進めています。
大阪地検特捜部の主任検事が、押収した証拠を改ざんしたとして逮捕された事件をめぐっては、当時の上司にあたる前の特捜部長と副部長も逮捕されるなど、検察庁の信頼を揺るがす異例の事態となっています。これを受けて、柳田法務大臣は6日、みずからの下に外部の有識者も交えた検討会議を設置し、再発防止に向けた具体策や今後の検察のあり方などを検討することを明らかにしました。法務省幹部によりますと、この検討会議には、弁護士や有識者、それにジャーナリストらを参加させる方向で検討が進められています。また、特捜部の複数の幹部が事件に関与した疑いがあることを重くみて、大阪地検特捜部の存廃も含め、議論を行う方向で調整を進めているということです。柳田法務大臣は記者会見で「まずは、捜査をしっかりやってもらうことが第一だが、検討会議の内容についても、スピード感を持ってやっていきたい」と述べており、法務省は、捜査の進ちょく状況などを勘案しながらメンバーの人選を急ぐことにしています。
特捜部の証拠改ざん行為などはあってはならないことだ。
しかし、その特捜部、いや検察庁全体が持つ隠ぺい体質などの原因の解明抜きに、一速飛びに大阪特捜部の廃止などを叫ぶ評論家や政治家、元東京特捜部OBなどがいるが、勇ましいように見えて、実は、これは臭いものに蓋をするだけの話。
客観的な証拠物の改ざんは前代未聞だが、しかし検察官が、松川事件の≪諏訪メモ≫から始まり、本来公判に提出すれば被告人が無罪になることが明白な客観的証拠を公判に提出せず、有罪にした事件などは再審無罪事件などで報道されている。
今回の前田主任検事はモトモト、FDの最終更新日時が6/1であることを承知して、村木さんを逮捕、起訴している。
積極的な証拠の改ざん行為と、存在する証拠を提出しないこととの間には、作為か不作為かはともなく、隠ぺいでは同じ。むしろ後者の不作為は日常茶飯事のように思う。
戦後の警察や検察などの捜査機関には外部からの批判・検証がなされなかった。
外部からの批判・検証を受け入れるガバナンスや内部統制システムがない組織は腐敗、劣化することは組織の必然。
まず、検察全体の隠ぺい体質そのものを議論し、その延長線上に東京、大阪の特捜部の問題点を解明し、その上で、今回の大阪特捜部固有の問題点などを議論するなら賛成だ。
大阪特捜部の廃止論は、検察庁全体や東京の特捜部は問題ないが、大阪固有の特捜部の問題にすり替えるだけで、「過激な改革」のようだが、世間をごまかすだけのエセ改革論でしかない。
その上、特捜部を東京に集中するようにでもなれば、これを一番歓迎するのは地方において政・業・官の癒着で儲ける連中達。
警察は地方の政・業・官と癒着しているのでないかと思うほど、これらの捜査には動きが鈍い。下手に相談すると、その情報が地方の政・業・官に情報が筒抜けになるのでないかと心配で、相談すらできないほど。
地方の検察庁の検事は覚せい剤事件や傷害、窃盗の捜査、起訴などで手が一杯。
政・業・官界の犯罪情報が入っても日常の仕事で忙しくて、それどころではない。
大阪の特捜部はその点では、問題があったとしても、関西の政・業・官の腐敗、癒着にメスをいれた役割は評価すべき。
日頃、関西の政・業・官との癒着・犯罪情報と接する弁護士から見ると、大阪の特捜部の解体ではなく、大阪特捜部を改革をして、再出発する真の改革案を提案して欲しい。
しかも、特捜部は東京中心に統合ではなく、高裁管内(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄)に積極的に作る方向で改革すべきである。
※以下、特捜部の役割についての検察庁のHPから引用する。
独自捜査( 政・財・官界に潜む巨悪との戦い) 検察庁の重要な仕事の一つに,独自捜査があります。
これは,検察庁自らが検挙摘発を行う捜査で,政治家などによる汚職事件や法律や経済についての高度な知識を必要とする企業犯罪・多額の脱税事件などで行われます。このような政治・経済の陰に隠れた巨悪を検挙摘発することは,各界の自浄作用を促し我が国の健全な発展の一助となるものです。
東京地検・大阪地検・名古屋地検には特別捜査部があります。この特別捜査部においては,ロッキード事件・ダグラスグラマン事件・リクルート事件・撚糸工連事件など多数の事件を検挙摘発し,また,最近においてもライブドア事件や前福島県知事による収賄事件などを検挙摘発しています。これら以外の庁でも必要に応じて独自捜査を展開しています。
この中で,検察事務官は銀行取引調査などの内偵捜査や捜索差押え,押収した証拠品の分析,被疑者の逮捕に当たるなどの活躍をしています。
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2010年10月08日
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