弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

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大阪の働く女性のための弁護団から案内が来た。

映画の背景について次のような案内があった。

≪2007年6月30日、韓国盧武鉉政権は、アメリカとの間で、韓米FTA(自由貿易協定)を結びます。
そして、翌7月1日、「非正規雇用者保護法」が施行されます。
彼女たちが、『外泊』をはじめたのは、まさに、2007年6月30日夜、だったのです!

韓国でも、経済のグローバル化、新自由主義の下で、労働市場の「規制緩和」「労働の柔軟化」が進められていました。

「非正規雇用者保護法」は、「2年以上非正規だった労働者の正規化を使用者に義務付ける」、「同一業務を行う非正規・正規間の差別を禁止する」という画期的?な内容を持ち、正規職への転換を促進するための法律というタテマエながら、どうも、「期間制」や「派遣」の対象業務の拡大とセットだったようです。つまり、経営者に、よりオイシイ抜け道を用意し、非正規労働者を、更に過酷な労働条件に追い込むものだったのです。

これを先取りしたのが、イーランドの経営者だった。

イーランドの経営者は、「非正規雇用保護法」の適用を逃れるため、非正規労働者の大量解雇に踏み切り、「外注化」すなわち、「派遣」への切り替えを強行しようとしたのです。また、どうも、「分離職群制」という、非正規と同等の低い労働条件の「正規労働者」の「分離職群」を作り出して、1000人をそっちに置き換える?ということをやろうとしたようです。「新賃金体系」というのは、このことのよう。この「分離職群制」のことは、いまいち、よくわからない。

で、これと闘ったのが、『外泊』の彼女たちの闘いだった。

そのため、経済のグローバル化、新自由主義を進め、「規制緩和」「労働の柔軟化」を進める「資本」と、これに反対する「労働」との対立の、象徴的な闘いとなり、知識人や市民も巻き込んだ、大きな闘いとなった!

また、なぜ、彼女たちが「主役」とならざるを得なかったのか。
そこには、家庭でも、職場でも「補助」とされ、「ケア労働」を強いられ、正当に支払われない(アンペイド)、女性差別、男女の伝統的な役割の強制があり、サービス業、非正規労働者の圧倒的多数が、女性だった!

予想以上に、非正規の問題、女性労働の問題をえぐりだす、タイムリーな映画のようです!

韓米FTA署名とニューコア イーランドの戦い
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/strike/2007summer/1183888701784Staff

イーランド女性労働者が戦いに立ちあがった理由
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/strike/2007summer/1186756115292Staff

政府の非正規雇用対策が裏目に 真夏の韓国の『騒然』
http://www.news.janjan.jp/world/0709/0709140318/1.php
http://www.news.janjan.jp/world/0709/0709140323/1.php

ぜひ、お越し下さい!≫
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≪韓国のドキュメンタリー映画 『外泊』≫
 監督;キム・ミレ、韓国2009、73分、日本語字幕

上映会とキム・ミレ監督の講演会を行います!
 
日   時  2010年2月22日(月) 午後6時30分〜 上映後講演
会   場  大阪市中央公会堂(中之島公会堂)地下大会議室
上映協力費  1000円
企画 ・主催   働く女性のための弁護団(WILL)有志、スウェーデン・オランダ訪問団 
連 絡 先 北本法律事務所(06−6365−0008 弁護士七堂眞紀)

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