弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

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渡邊社長は第一生命に【特定の国会議員に対するパーテイ券、接待費、選挙応援費用合計4200万円余を返還せよ】という株主代表訴訟を本日(6/27)に東京地裁に提訴。
 
訴状はこちら
株主権利弁護団HP
株主オンブズマンHP
特定の国会議員に対する接待費、パーテイ券、選挙応援などは政治家と企業の癒着の温床。とりわけ、第一生命や業界の保険金不払い問題を国会で追及させないとか、金融庁の処分を軽減して貰うとなれば立派なワイロ。
 
本日の提訴についてのメデイアの報道。

パーティー券購入で損害…株主が第一生命を提訴(TBS) 
 
 いわゆる保険金の不払い問題をめぐって、第一生命保険が行政処分を軽くしてもらおうと特定の政治家と癒着していたとして、株主の男性が社長に4220万円の賠償を求める訴えを起こしました。

 訴えを起こしたのは第一生命保険の株主で、東京・板橋区に住む男性(33)です。

 訴状などによりますと、男性は生命保険会社10社が金融庁から業務改善命令を受けたいわゆる保険金の不払い問題をめぐり、「第一生命保険の渡辺光一郎社長が行政処分を軽くしてもらおうと、会社の資金を使って特定の政治家のパーティー券を購入したり接待をしていた」と指摘。「本来の職務とは関係のない違法な支出で会社に損害を与えた」として、渡辺社長を相手取り4220万円の返還を求めています。

 「一サラリーマンが大会社の社長を訴えることは、非常に勇気のいることでしたが、国民の皆様のご支援をいただきながら、頑張っていきたいと思います」(訴えを起こした株主の男性)

 男性の弁護士によりますと、企業と特定の政治家との癒着関係を問う株主代表訴訟は、初めてだということです。(27日17:14)


共同ニュース(記者会見の様子を報じる動画あり)
http://www.47news.jp/movie/general_national/post_4322/

産経新聞

「第一生命社長が特定の国会議員のパーティー券購入繰り返した」 4220万円返還求め株主が提訴

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第一生命保険(東京)の渡辺光一郎社長が、会社や生命保険業界に有利な政治活動をしてもらおうと特定の国会議員のパーティー券購入などを繰り返したとして、東京都板橋区に住む会社員の男性(33)が27日、渡辺社長に約4220万円の返還を求める株主代表訴訟を東京地裁に起こした。
 男性の弁護団は記者会見し「企業と特定の政治家との癒着関係が法的に許されるのかどうかを問う全国初めての株主代表訴訟」と位置付けた。
 男性は「本来の職務とは無関係の違法な支出。取締役の裁量の範囲を大幅に逸脱し、会社に損害を与えた」と指摘。2008年に第一生命など10社が金融庁から業務改善命令を受けた保険金不払い問題に顕著に表れているとし、軽い処分にしてもらおうと政界工作をしたと主張している。


政界工作疑惑巡り第一生命株主が提訴 損害賠償求める

2011年6月27日15時1分(朝日新聞)
 保険金の不払い問題をめぐって、第一生命が特定の政治家から便宜を受ける目的でパーティー券購入や接待、選挙応援の形で多額の会社資金を支出していたとして、株主の一人が27日、同社の渡辺光一郎社長を相手取り、約4200万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
 生命保険業界の保険金不払いをめぐる政界工作疑惑は昨年7〜8月、朝日新聞の報道で明らかになった。株主の弁護団によると、企業と政治家の癒着関係を問う初めての株主代表訴訟だという。
 訴えた株主は、東京都在住の会社員男性(33)。訴状によると、渡辺社長は第一生命や生保業界のために協力してくれるとみた一部の国会議員から、大量のパーティー券を購入。また、議員を料亭などで接待し、生保業界に対する協力を要請していた。


パーティー券購入で損害…株主が第一生命を提訴
特定の国会議員のパーティー券を購入するなどして会社に損害を与えたとして、第一生命保険(東京都千代田区)の株主1人が27日、同社の渡辺光一郎社長を相手取り、約4200万円の損害賠償を求める株主代表訴訟を東京地裁に起こした。

 提訴したのは、同社株1株を保有する東京都の男性会社員(33)。訴状では、同社は2007年7月〜08年3月、生命保険業界に協力的だった与野党の国会議員のパーティー券計約670万円分を購入したほか、渡辺社長が09年8月の衆院選で候補者28人の応援に駆けつけ、会社に交通費などを不当に支出させたと指摘。男性は「05年に表面化した保険金不払い問題での行政処分を軽くしてもらうための支出で、許されない」などと主張している。
 同社は「訴状を見ていないのでコメントは差し控える」としている。
2011年6月27日13時08分  読売新聞)

第一生命:パーティー券大量購入 株主が社長相手取り提訴

 第一生命保険の渡辺光一郎社長が会社資金で特定の国会議員数十人のパーティー券を大量購入したなどとして、株主の男性(33)が27日、渡辺社長を相手取り、同社に約4220万円を支払うよう求める株主代表訴訟を東京地裁に起こした。
 訴状で男性側は、09年衆院選での応援のため渡辺社長らが17都道府県を回ったなどと指摘。05年2月以降に生保・損保各社で発覚した保険金不払い問題では、金融庁の処分を軽くしようと業界擁護を特定の議員に働きかけた、としている。
 男性側は「特定議員との癒着関係を築くための違法支出」として、07年7月以降のパーティー券代(約3670万円)や料亭などでの接待費(約300万円)などを会社に戻すよう求めている。
 渡辺社長は生命保険協会会長でもある。【和田武士】
 第一生命保険の話 訴状を見ていないのでコメントは差し控える。
毎日新聞 2011年6月27日 13時01分(最終更新 6月27日 13時16分)


赤旗新聞

「政界工作 社に損害」

第一生命社長を株主提訴


 第一生命保険(本社、東京都千代田区)の渡辺光一郎社長による特定の国会議員への政界工作が同社に損害を与えたとして、東京都内在住の株主(33)が27日、渡辺社長に4220万円の賠償を求める株主代表訴訟を東京地裁に起こしました。
 訴状によると、渡辺社長は役員になった2007年7月以降、生命保険業界に協力的な民主、自民両党の国会議員のパーティー券購入や接待のほか、09年8月の総選挙では、これら28議員を応援するため全国行脚し(本紙1月4日付既報)、職務を怠ったと指摘。こうした利益供与の対価として、保険金不払い問題での同社に有利な取り計らいがあったとしています。
 同日、原告と弁護団は東京地裁内で会見。阪口徳雄弁護団長は「企業側が特定政治家に便宜供与し、その議員から企業が便宜供与を受けるという癒着関係が許されるのかを問う裁判だ」とのべました。
 同席した株主の男性は「一会社員が大企業を訴えるのは勇気がいるが、17人の弁護士がおり、頼もしく思う。がんばりたい。第一生命にはきちんとした会社になってほしい」と語りました。渡辺社長は、業界団体の生命保険協会の会長です。

解説

問われる特定議員との癒着

 第一生命で長年、政界工作を取り仕切る調査部の責任者だった渡辺光一郎社長を相手どった今回の訴訟は、政治家と企業の癒着を鋭く問うものです。
 これまでも大手生保による自民党本部への献金の違法性が法廷で争われたことはあります。今回は、大手生保の特定政治家への利益供与の違法性を問う初の株主代表訴訟です。
 第一生命は国会議員を格付けし、自社に協力的な高ランクの者ほど、経済的人的支援を厚くしていました。その先頭に立っていたのが、渡辺社長です。
 企業による特定議員への利益供与は、そのワイロ性が濃厚で悪質です。
 自民党の山本明彦衆院議員(当時、後に金融担当副大臣に就任)は、第一生命などの保険金不払いが問題となった2007年に「数字的に比較的少ない」などと、国会で業界擁護の発言。同党の金子一義元国土交通相も国会で同社に有利な言動をしたことが関係者の証言でわかっています。
 2人とも同社からパー券購入や渡辺社長の選挙応援を受けています。本紙の取材に政治資金規正法などの法令を順守しているとする同社。しかし実態はとても「適法」とはいえないものです。
 同社には、多様な政治信条と政党を支持する800万人もの契約者がいます。こうした公益性の高い企業のトップが、特定議員と癒着することは健全な企業活動といえるのか、審理の行方が注目されます。 (矢野昌弘)

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